ポイントは鉢の選び方!ガジュマルの育て方をご紹介

ポイントは鉢の選び方!ガジュマルの育て方をご紹介

2022.10.18

精霊が住むとも言われ、縁起の良い木としてギフトでも人気のガジュマルをご存知の方は多いでしょう。室内でも育てることができ、丈夫で栽培しやすい観葉植物として人気が高い常緑樹です。この記事では観葉植物としてのガジュマルの育て方についてご紹介をしていきます。

ガジュマルの基本情報

ガジュマルの基本情報

ガジュマルはクワ科イチジク属の樹木です。沖縄や東南アジア、ミクロネシアなど熱帯から亜熱帯に生息する常緑樹になります。気根と呼ばれる根を地上に伸ばし、他の植物に絡ませながら本体を支えるのが大きな特徴です。大きく枝葉を広げた先から地面に向かって根が伸びている様子は暑い地方で見られる独特の姿です。根は太くなるとアスファルトを突き破るほどの威力があり、地面に到達してからは幹と見分けがつかないほどの立派な姿になります。自然に生えているガジュマルは高さ20mにも達するほど大きくなるものもあります。

精霊が宿る、神聖な木

沖縄では古くから、ガジュマルの大木にはキジムナーという子供の精霊が宿ると住んでいると言い伝えられてきました。大きく育った気根の間を通った2人は幸せになれるという言い伝えもあり、大切に育てられてきました。中国や台湾、ベトナムなどの地域では、ガジュマルを植え大きく育てることでできた日陰に店舗を構えたり、休憩場所にしたりと生活と暮らしに密着した役割を担っています。

ガジュマルの花はどんな花?

意外と知られていないことですが、ガジュマルも花を咲かせます。ガジュマルは春頃に花を咲かせることが多いですが、毎年ではなく不定期に咲くため、存在を知らない方も多いのではないでしょうか。咲くといっても花びらが開くのではなく、花嚢(かのう)という赤い実のようなものの中に咲かせるので実際には、花が咲いているようには見えないのも特徴と言えます。

ガジュマルの育て方

ガジュマルの育て方

ガジュマルは観葉植物としてとても人気が高い植物です。自然界では大木になるガジュマルですが、観葉植物用に販売されているのは、10cm程度の小さなものから1mほどのものまで、好みでえらべるように仕立てられています。置く場所に合わせて、ちょうど良い大きさのものを選ぶのが良いでしょう。この章では観葉植物としてのガジュマルを適切に管理する方法を解説していきます。

日当たり・温度

ガジュマルは日当たりの良い場所を好む植物です。基本的には直射日光クラスの強い日差しでも良く育つ植物ですが、観葉植物として仕立てられているものを急激に直射日光に当てると、葉焼けを起こしやすくなります。また暑さには強いとはいえ暑すぎると葉焼けを起こし、冬の寒さには弱く葉が黄ばんで枯れてしまうという特徴もあります。このような特性から、冬は5℃以下にならないよう、日中は室内の日当たりの良い場所で管理し、夜は窓から離れた場所に移すことが好ましいです。そして春になったら、徐々に日光に慣れるように外にだせば、気温が上がってからは直射日光にも耐えられるようになります。夏になったら暑すぎる場合は日陰に置くなどの管理をしましょう。

水やり・肥料

水やりは他の植物と同じように、土が乾いたらたっぷりと与えることが基本となります。ガジュマルは春から秋によく育ち、冬になると成長が止まります。良く成長する春から秋は水やりを毎日おこない、気温が下がってきたら水やりの頻度を少なくします。冬は土が乾いてから数日後に与えるようにしましょう。肥料も同じように成長期である春から秋にかけて、月に2回ぐらい液体肥料を施します。冬は肥料を吸収する力も弱くなるので施しません。冬に肥料をやり過ぎると根が腐って枯れる原因にもなるので注意が必要です。

剪定・挿し木

ガジュマルの剪定は5~6月におこないます。ガジュマルは生命力が強く、適切な管理をしているとどんどん成長をします。観葉植物の場合、あまり大きくなるのも管理が大変になりますので、剪定をしっかりとおこなう方がよいでしょう。剪定は、イメージよりも一回り小さくなるように枝を切ることがポイントです。剪定をすることで葉に日光がよく当たるようになり、木全体に水や栄養が行き渡るようになります。夏になるとすぐに成長しますので、思い切って剪定をしても大丈夫です。ガジュマルを増やしたいと考えた場合は、このとき剪定した枝を挿し木にすることで増やせます。ただし、挿し木で増やした株は根元が膨らむことはありません。根元が膨らんだ独特の形の株が欲しい場合は、種から育てるか、新たな株を購入する必要があります。

植え替え

ガジュマルは枝葉と共に根もよく成長する植物です。鉢植えの場合、2年に1回程度の植え替えが必要となります。植え替えは5~6月のうちに一回り大きい鉢へ植え替えるようにします。植え替えの際は生きている根を傷つけないように注意しましょう。もし枯れている黒い根や髪の毛のように細すぎる根があった場合は、根元からカットしておきましょう。

病害虫について

暖かい場所で管理しているにもかかわらず葉が落ちる場合は、害虫の可能性があります。ガジュマルに多い害虫はアブラムシやハダニ、カイガラムシなどがあります。害虫はウィルスの感染源になることがあるうえ、葉の汁を吸うことで木を弱らせる原因にもなりますので見つけ次第、駆除しましょう。

ガジュマル栽培のポイント!鉢の選び方

ガジュマル栽培のポイント!鉢の選び方

ガジュマルの栽培のポイントは植え替えにあります。植え替え時に鉢を選ぶ時、インテリア性に気を取られがちですが、重要なのは大きさと鉢の素材です。

鉢の大きさ

大きさはそれまで育てていた鉢より一回り大きいものを選びます。大きすぎる鉢は根が分散してしまうことで不安定な株になる可能性があります。また、土に含まれる水分が多くなりすぎることによって、根腐れがおきやすい状態になりますので、大きさには気をつけましょう。ガジュマル全体の大きさに対して土より上に出ている部分と根の部分のバランスが3:1になるように植え付けるのがちょうど良い大きさになります。植え替える予定の株の大きさを確認してから、鉢を用意するのもよいでしょう。

鉢の素材

鉢は根の周りを囲む重要な要素になります。通気性の悪い素材の鉢だと、土の水分を適切に調整することができず、根腐れの原因にもなります。鉢を選ぶ時は、テラコッタ製や素焼きの鉢、陶器などの素材を選ぶと安心です。

丈夫なガジュマルの活力に!HB-101

天然植物活力液HB-101
天然植物活力液HB-101

ガジュマルは基本的に多くの肥料は必要としません。春から秋の成長期に月に2回ほど、液体肥料を施す程度でよく育ちます。成長期には毎日水やりが必要な植物ですので、水やりの時に同時に肥料を施せるのが手軽で便利です。天然由来の成分で、ペットや子供がいる家の中で管理する観葉植物にも安心して施せるのがHB-101です。使い方は、原液を1000倍から1万倍程度に薄めた液を水やりの時に与えるだけです。土壌が活性化することで木に活力をもたらすので、少しの量で長く効果を実感することができます。

まとめ

太い幹と丸みがある葉が生命力を感じさせる、ガジュマルの育て方をご紹介しました。四季ごとに管理の方法が変わり、少し手間に感じる部分があるかもしれませんが、基本的には丈夫で栽培しやすい観葉植物です。精霊が住むとも言われる縁起の良い木なので、ギフトでいただく機会も多いかもしれません。インテリアにも良く馴染み、幸せを呼ぶとも言われるガジュマル。ぜひお部屋のアクセントに取り入れてみてはいかがでしょうか。

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