ミントの注意したい育て方とは!?知っておくべきポイントをご紹介
2019.01.05
ハーブの代表格であるミント。爽やかな香りが特徴で、口に入れるとスーッとした清涼感を楽しむことができるのも魅力ですよね!利用方法はさまざまで、ハーブティーにしたり、料理やデザートに使用したり、中には虫除けにミントを育てているという方もいます。今回はミントの育て方をご紹介し、育てる上で特に注意しなければいけないポイントをじっくり解説していきます!
ミントの特徴
ハーブの代表格であるミント。爽やかな香りが特徴で、口に入れるとスーッとした清涼感を楽しむことができるのも魅力ですよね!利用方法はさまざまで、ハーブティーにしたり、料理やデザートに使用したり、中には虫除けにミントを育てているという方もいます。今回はミントの育て方をご紹介し、育てる上で特に注意しなければいけないポイントをじっくり解説していきます!
ミントを育てる環境と土
【日差し】
ミントは耐寒性と耐暑性がある植物です。しかし、夏場の特に日差しが暑い時期には、葉焼けして茶色くなってしまうことがあります。鉢植えで育てている場合には、半日陰の場所に移動させるといいでしょう。地植えの場合は移動は厳しいので、日よけになるような植物を隣に置いてあげるといいですよ。年間を通して日当たり〜半日陰の場所で育てましょう。
【冬】
冬の時期になると、ミントはまるで枯れてしまったかのように、葉を落として全体が茶色くなります。でもご安心ください。根はしっかり生きているんです!寒くなると地上部を枯らして、根で越冬する植物のことを宿根草と言います。宿根草は春の暖かい時期になると、新芽を出して再び芽吹いてくるので、翌年もミントを庭で鑑賞することができますよ。
【土作り】
ミントの土作りは、特にこだわる必要はありません。赤玉土7:腐葉土3の基本的な割合で十分でしょう。ミントは乾燥に弱い傾向にあるので、ある程度保水性がある土作りをされる方もいます。水やりをしっかりしていれば問題ないので、あまり気にしなくても大丈夫でしょう。
【ハーブ専用の土がおすすめ】
土作りが面倒であれば、市販のハーブ専用の土がおすすめです。そのまま植え付けることができるので、初心者の方でも簡単に植え付けることができますよ。
ミントの水やりと肥料、植え付け方
水やりについて
鉢植えで育てているのであれば、土の表面が乾いてから水やりをします。鉢の底から水がたっぷり流れ出るまであげるようにしましょう。地植えは根が地中に根付いたら降雨だけで問題なく育つので、水やりはしなくて構いません。
ミントは乾燥に弱い傾向にあります。夏場の高温期には特に水やりに注意しましょう。鉢植えはすぐに水が乾いてしまうので、朝に一度、夕方に一度の2回を目安に水やりをするように心掛けてください。地植えは雨が降らない日が続いてしまった場合に、ホースを使って散水してあげましょう。
肥料はあげなくてOK
ミントは肥料をほとんど必要としません。大体のハーブ類に言えることですが、肥料をあげすぎてしまうと、ハーブ独特の香りが薄れていってしまいます。基本的にハーブを育てる時には、肥料は少なめで育てるということを念頭に置いておきましょう。
植え付け場所に注意!
ミントを育てる上で最も注意したいポイントは植え付ける場所です!ミントは驚くべき繁殖力で、地下茎を伸ばし、ぐんぐん成長
していきます。ミントをよく知らずに地植えしてしまうと、あまりの広がりように取り返しがつかなくなるような事態に陥ってしまいます。私が中学生のころ、鉢植えのミントがいっぱいになってしまったので、庭の片隅に植えてみたことがあります。1年後には、庭の広範囲の場所からミントが顔を出し、両親が一生懸命雑草のようにミントを引き抜いていました…。ミントの植え付けは、なるべく地植えは避けて、鉢植えで育てること
を強くおすすめします。
【鉢植えは混植を避ける!】
鉢植えで他の植物と混植するのもおすすめしません。ミントの強い繁殖力により、他の植物がうまく育たず、枯れてしまいます。一度実験的にハーブの寄せ植えをしてみたところ、見事に他のハーブ達はミントに駆逐されました。鉢植えは混植を避け、ミントのみで植え付ける方がいいでしょう。
【植え替えは必ず!】
地下茎をどんどん伸ばしていくミント。私はしばらく植え替えをしないで放置していたら、植え替えの時に根が周り過ぎていてガチガチの状態に!固まった根をほぐすのに苦労した思い出があります…。ミントが根詰まりを起こさないように、植え替えは必須です。鉢底から根が飛び出てきたら、早めに植え替えをすることをおすすめします。
ミントの管理方法
【切り戻す時期】
特に時期は問いませんが、ミントは6〜9月ごろにかけて花を咲かせます。花を鑑賞したい方は、この時期の切り戻しは、避けた方がいいでしょう。
【株姿を整える】
ミントの株姿を整えることができるので、ある程度伸びてきたらバッサリと切り戻しをしましょう。思い切って1/3くらい剪定してしまって構いません。生育旺盛なので、すぐ元どおり茂ってくれます。切り戻すと脇芽を出して、葉を多くつけるメリットもあります。葉をたくさん収穫したい方は、適度に剪定してあげるといいですよ。
【冬場の剪定】
冬場に地上部を枯らす多年草や宿根草は、休眠させるために地際で剪定します。ミントも同様、寒さが厳しくなってきたら地際で剪定してください。春には新芽がしっかり芽吹くので、心配しなくても大丈夫ですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ミントの育て方には、注意点がいくつかありました。
・真夏の直射日光による葉焼けに気をつける
・乾燥に注意する
・繁殖力旺盛
・できるだけ鉢植えで育てる
・鉢植えの混植はしない
・適宜植え替えをする
これらのポイントに注意し、ミントを上手に育ててみてくださいね!