サザンカはどんな植物?花の咲く時期や育て方もご紹介!

サザンカはどんな植物?花の咲く時期や育て方もご紹介!

2022.08.02

サザンカがどんな花かご存じですか?「サザンカ」と聞いて、いつ咲く、どんな花か、イメージがわく方はかなりの植物ツウと言えるのではないでしょうか。サザンカはツバキとよく似ているので、咲く時期や花のイメージも混同している方も多いと思います。この記事では、サザンカの花の咲く時期や育て方、剪定時期、ツバキとの違いもあわせて、くわしくご紹介していきます。

サザンカってこんな花。種類による違いは何?

サザンカってこんな花。種類による違いは何?

サザンカはツバキ科ツバキ属で、日本の固有種になります。元々は、四国、九州、沖縄と本州では山口県に分布していました。耐暑性は強く、逆に耐寒性が弱いので、冬の乾燥した冷たい風が当たらないような場所に生息します。木の高さは中高木になり2~6mほどです。花色は白やピンク、赤などがメインですが、中には複色の品種もあります。常緑性で日陰でも育つので、生け垣などにもよく使われています。たき火の歌でもおなじみですね。サザンカは花の少ない寒い冬に開花することから、その花言葉は「ひたむきさ」や「困難に打ち勝つ」というものになっています。

種類

サザンカは主に以下の3種類に分類されています。
・サザンカから作られた園芸品種・・・10~12月に開花します。主に一重咲きで野生のサザンカからできた、一番原種に近い品種です。
・カンツバキを中心に作られた品種・・・11~3月に咲き、八重咲きや獅子崎で華やかな花が多いのが特徴の品種です。サザンカの園芸品種は、この種類が多くなっています。
・ハルサザンカから作られた品種・・・これは、ツバキとサザンカの交雑種で12~4月に開花します。

ツバキとの違い

サザンカは、ツバキとよく似ているため、見ただけでは見分けが難しいという方もいらっしゃると思います。その大きな違いは花の散り方にあります。ツバキは花の根元部分がつながっているため、花首ごとボトっと落ちますが、サザンカは花びらが一枚ずつハラハラと散ります。また、花がない時の見分け方は、葉の裏を見ることです。ツバキは裏返しても、つるっとしていて毛がほとんどありません。それに対してサザンカは、裏返すと、葉脈に沿ってうっすらと毛が生えています。花の咲く時期も本来は、サザンカが10~12月、ツバキが12~4月と、ツバキの方が遅く咲いていました。しかし、最近ではサザンカも12月以降に咲く品種が出来ていますので、花の咲く時期で見分けるのは難しいかもしれません。

サザンカの育て方をご紹介。肥料や剪定時期のポイントは?

サザンカの育て方をご紹介。肥料や剪定時期のポイントは?

ここではサザンカの育て方をご紹介していきます。サザンカは、種からも挿し木からも育てることができるので、初めての方でも育てるのに、難易度はどれほど高くないと言われています。育て方によっては樹高が高くなるので、剪定などで工夫をする必要があります。

植え付け

サザンカは種から育てることもできます。種は乾燥すると発芽しにくくなりますので、10月以降に採取したらできるだけ早く、遅くとも11月上旬までには蒔くようにします。ただ、種から育てる場合、花が咲くまでに4~7年ほどと、時間がかかります。そのため、すぐに花を見たい場合は苗から育てるのが一般的です。苗は、3~4月、もしくは9~10月の、気候が穏やかな時期に植え付けをします。赤玉土中粒、鹿沼土中粒、腐葉土またはバーク堆肥を1:1:1の割合で混ぜた土を使います。

肥料

サザンカは肥料が不足すると、下の方の葉から枯れてきます。そのため、適宜、追肥が必要になります。地植えの場合は、2月に有機質の肥料を寒肥として株元に埋めます。まだ花が咲いている場合は、花が咲き終わってから追肥をします。鉢植えの場合は3月になってから、化成肥料を根元に追肥します。サザンカは、土壌がアルカリ性に傾くと、葉が黄色くなって生育が悪くなります。そのような症状が出た場合は、硫酸アンモニウムなどの酸性肥料を施すと、回復が期待できます。

水やり

鉢植えや、地植えにしてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。花が咲く時期は、花びらを広げるのに水を必要としますので、特にたっぷりと水やりをしましょう。地植えで2年以上が経つ株は、特に水やりの必要はありませんが、雨が少なく、土の表面が乾くような時期は同じようにたっぷりと水やりをしてください。

手入れ、剪定時期

サザンカの手入れで必要なのは、花がら摘みという作業です。咲き終わった花を子房ごと摘み取ります。これは摘み取ることで、果実に養分を取られないようにし、次回の花付きを良くするためです。剪定は、3月から4月に行います。枝が密生しやすいので、この時期に必要に応じて刈り込みも行います。開花前、開花中の株については、花が咲き終わるのを待ってから剪定をします。ただし、毎年のように短く切り戻す強剪定を行ってしまうと、花が咲かなくなってしまうので、強剪定を行うのは数年に1度程度におさえます。通常は、枝の間引きなどの弱い剪定や切り戻しにとどめた方が毎年、花を楽しむことができます。また、9月ごろ、花芽が膨らんできたころに、残したい花芽以外の不要な枝を切り戻すこともできます。切り戻すときには、最終的な形をイメージしながら、枝の先端に葉が残るように、葉のすぐ上を切り戻すようにしましょう。

サザンカはいつの花?季語から読み解く本当の季節。

サザンカはいつの花?季語から読み解く本当の季節。

サザンカは園芸用の品種が増えたことにより、花期が10月から4月までと長くなりました。ですが、本来は寒い季節の始まりに咲く初冬の花です。今でも、原種にちかい品種群は、花の時期が10月から12月となっています。それは冬の季語として使われていることからもよく分かります。 サザンカが季語として使われている俳句を2つ、ご紹介します。初冬の情景が浮かんでくる味わい深い句になっています。

・山茶花を雀のこぼす日和かな/正岡子規
サザンカの花びらが1枚ずつ散っていく様子を、雀がこぼしていると表現したものと言われています。寒い冬の日だまりの中で、サザンカの木の間を雀が飛び交っている情景が浮かびます。

・山茶花の花や葉の上に散り映えり/高浜虚子
サザンカの花びらが一枚ずつ落ちるように散ることから、落ちた花びらが絨毯のように映えることを表現したと言われています。花びらが地面に残るのも寒い冬ならではの光景です。

寒い冬の花期を乗り切る力に!HB-101

天然植物活力液HB-101
天然植物活力液HB-101

サザンカは垣根に利用するなど、地植えにすることも多い樹木です。長い花期にはたくさんの栄養と水分を必要としますが、何本も植えている場合は追肥や手入れも大変なものです。そんな時、手軽に活力を与えられるのが、HB-101です。HB-101は、スギ、ヒノキ、マツの抽出エキスを使用した、植物用の活力剤です。樹木以外にも野菜は花、果実などにも利用できる、安心で無害な液体です。このHB-101を1000~10万倍に薄めた液を周りの土にかけるだけ。または、1000~1万倍に薄めた液を葉の表裏に散布するだけで、木の持つ活力を引き出し、葉のつやが良くなり、美しい花が咲くようになります。

まとめ

この記事では、花の少ない初冬に、可憐にさくサザンカの魅力をご紹介しました。園芸品種も増えたことで、花の時期が10月から4月までと、品種によって違う時期に咲く楽しみもあります。地植えでも鉢植えでも育てることができ、必要な手入れもそれほど多くなく育てやすい樹木と言えるのではないでしょうか。

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