ネペタ(キャットミント)の育て方は簡単?育てる時の注意点もご紹介

ネペタ(キャットミント)の育て方は簡単?育てる時の注意点もご紹介

2024.05.21

ネペタは、ラベンダーのような薄い青紫色の花が美しい種類です。イングリッシュガーデンに欠かせない花で、育てやすさから日本でも人気があります。丈夫で初心者でも育てやすいネペタは多年草なので、毎年季節になると花を楽しむことができるでしょう。 今回は、気になる人も多いネペタについてご紹介します。

ネペタはどんな花?

ネペタはどんな花?

ネペタは、「キャットミント」とも呼ばれるシソ科イヌハッカ属の植物です。イングリッシュガーデンの定番であり、夏になるとラベンダーに似た花を楽しむことができます。ミントという名前がつきますが、ハーブではなく鑑賞花に分類されます。
キャットミントは、本来猫が好むキャット・ネペタというハーブを意味しています。しかし日本でのキャットミントは、ネペタ・ファーセニーという植物の名前として広く知られている植物です。ネペタは種類が多く、実はキャット・ネペタもキャットミントの仲間に分類されます。
ラベンダーのような美しい紫色の花を咲かすネペタの花言葉は、「自由な愛」「無邪気」です。花の色は、薄紫以外にピンクや白もあります。

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ネペタの育て方は初心者でも育てやすい?

ネペタの育て方は初心者でも育てやすい?

日本でも人気が高まりつつあるため園芸店に並べられることが多くなったネペタの育て方は、ガーデニング初心者でも育てやすいとされる花です。ネペタの開花時期は、4〜10月。春を彩るバラやクレマチスと同じ時期に咲きます。草丈は20〜80cmと高さがあるので、庭を華やかにしてくれるでしょう。

ネペタに適した環境

ネペタに適した環境

ネペタは、寒さに強い植物です。痩せた土でも十分育ちますが、日光が好きなので日当たりと水はけが良い場所が適しています。
一方で高温多湿な場所は苦手なので、風通しが良い場所で育てましょう。午前中や午後のみ日差しが当たる場所でも十分育ちます。冬の防寒対策も必要ありません。

ネペタの育て方

ネペタの育て方

存在感があるネペタを植えることで、庭が華やかになります。ネペタの育て方をご紹介します。

プランターの場合

プランターでのネペタの育て方は、苗の大きさよりも2回りほど大きなプランターを用意する必要があります。植え付けは、8号ポット(24cm)がおすすめです。使用する土は、植物を育てるための培養土か腐葉、鹿沼土、赤玉土小粒を3:3:4の割合で配合した土がおすすめです。
一方で、プランターでの育て方をする時は根が張りすぎないように様子を見てください。

地植えの場合

地植えでのネペタの育て方は、土を酸性にしないように土壌の状態を整えておくことが大切です。植え付けの3週間ほどまでに苦土石灰を撒き、よく耕して馴染ませておきます。さらに植え付けの2週間前になったら、堆肥や腐葉土、素肥として緩効性有機肥料を混ぜ込むことで、根付きを良くすることができます。苗を植える時は、苗よりも一回りほど大きな穴に植えます。

ネペタを育てる時の注意点

ネペタを育てる時の注意点

育てやすく庭に彩りを与えてくれるネペタですが、育て方に注意すべきポイントがあります。注意点を守ることで、ネペタの成長を促し、花をより長く楽しむことができます。どのような注意点があるのでしょうか?

顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に
顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に

株を蒸らさないように水やりをする

丈夫なネペタですが、水切れを起こさないように注意が必要です。地植えは連日晴れで雨が降らない時にあげます。プランターの場合は、表面の土が乾いたら鉢の底まで水が滲み出るくらいたっぷりと水やりをします。
冬に水やりをする場合は、地中内で水が凍らないように気温が上がった時間帯にしましょう。こまめに水やりをすると、蒸れてネペタが弱ってしまう原因になるため気をつける必要があります。

肥料の量はほどほどに

痩せた土でも成長し毎年のように花を咲かせるネペタは、地植えの場合はそこまで肥料を上げる必要はありません。反対に肥料を与えすぎると、ネペタはつぼみをつけなくなります。
最初植え替えた時にネペタを植えた時に元肥を施している場合は追肥はせずに、2年目から肥料を与えましょう。地植えなら新芽が出る前に株下に撒き、プランターなら3〜4月と9〜10月の年2回、肥料を土に馴染ませます。

風通しを良くするために定期的な剪定が必要

ネペタは非常に繫殖力があるため、風通しを良くするために定期的な剪定が不可欠になります。また多年草なので、成長した後の大きさも考慮して庭のデザインを決めることがおすすめです。
ネペタの剪定は、湿気が溜まりやすい梅雨時期と休眠期に入る冬の年2回です。梅雨時期は地面から10〜20cm程度の高さにカットし、冬は落ち葉を綺麗にしてから新芽以外の枝を地面ギリギリに切り戻すことで病害虫からネペタを守ることができます。

ネペタに多い病害虫

ネペタに多い病害虫

ネペタは病害虫の心配をする必要はほとんどありませんが、完全に被害を防げるわけではありません。ネペタに多い害虫は、アブラムシです。アブラムシが茎や葉についている場合、少しの量ならティッシュなどで拭き取ってもOKです。大量にいる場合は、殺菌殺虫剤の散布を検討しましょう。病気は、葉が込み合って蒸れると灰色かび病がかかりやすくなるので注意が必要です。

ネペタの増やし方

ネペタの増やし方

ネペタの増やし方には、挿し木や株分けがあります。時期的に5〜6月もしくは9〜10月がおすすめです。2節以上ある新しく伸びた茎を斜めに切ります。
切った茎は1時間ほど水上げさせ、培養土に差しましょう。発根するまで乾燥させないようにすることが大切です。
またネペタが数年経つと株分けができるようになります。株を若返らせるために大きくなった株を分けましょう。少しずつ分けた株を植え直すことで、ネペタを増やすことができます。

ネペタの栽培におすすめHB-101

顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に
顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に

頑強なネペタにおすすめの肥料は、株式会社フローラが販売するHB-101です。枯れかけの植物も復活するHB-101は、さまざまな花に使うことができます。ガーデニング好きな人にとっておすすめの肥料と言えます。100%植物由来なので、植物はもちろん野菜にも安心して使うことができるでしょう。
HB-101の価格を下記の表にまとめたので、チェックしてみましょう。

HB-101
35cc 1,000円
100㏄ 2,400円
500㏄ 10,500円
1ℓ 19,000円
5ℓ 90,000円
10ℓ 175,000円
20ℓ 340,000円

株式会社フローラ 公式サイト

まとめ

まとめ

ネペタを庭に植えることで、初夏から秋にかけて薄紫色の花を楽しむことができます。寒さや暑さに強く、病害虫の被害にも遭いにくいので初心者にも育てやすい花です。育て方の注意点としては、蒸した場所は苦手としているため日当たりと水はけ、風通しが良い場所で育てることが大切です。
地植えでもプランターでも栽培は可能です。夏になると庭を華やかに彩ってくれるでしょう

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