プランターでも果物を育てることができる? 育て方をご紹介。

プランターでも果物を育てることができる? 育て方をご紹介。

2019.01.06

庭や畑が小さい、またはベランダしかないけれど、自宅で果物を育ててみたいと思っている方も多いことでしょう。自分で育てた果物を食べる、憧れますよね。そこで、この記事ではプランターでも育てることができる果物とその育てる方法、そしてプランターで果物を育てる際の注意点についてご紹介していきます。場所がなく、自宅で果物を育てることを諦めていたという方は、ぜひ参考にしてみてください。

プランターでも育てられる果物と育て方

プランターでも育てられる果物と育て方

庭や畑ではなく、プランターでも育てることができる、育てやすい果物を6種類ご紹介していきます。

【イチゴ】

イチゴはケーキなどのデザートでもよく使われ、またイチゴ狩りも人気ですよね。みなさんの中にも、いちごが大好きという方も多いのではないでしょうか。そんなイチゴも、自宅で簡単にプランターで育てることができます。イチゴの植え付け時期は9月から10月、そして収穫期は春が過ぎた5月から6月となります。イチゴを植え付ける際には、茎から根の間にあるクラウンと呼ばれている部分を土に埋め込まないように注意してください。クラウンからイチゴの茎が生長するため、土に埋めると生長せず枯れてしまう原因となります。またイチゴは生長するにつれて根がどんどんと伸びていきますので、イチゴを育てるためのプランターは、購入した苗のポットよりも深いものを選びましょう。

【ラズベリー】

ラズベリーは色鮮やかな真っ赤な実をつけ、少し酸っぱさがある果物です。デザートやジャム、果実酒などによく使われ、人気があります。ラズベリーの植え付け時期は9月から3月、そして収穫時期は初夏の6月から7月頃となります。ラズベリーは日当たりのいい所を好みますが、風が強く当たると弱ってしまうので、プランターで育てる際には防風対策が必要です。またラズベリーは生長スピードが速いため、収穫が終わったら枝を剪定し、整えるようにしましょう。枝が全体的に伸びてしまうと、病気や害虫の発生の原因になりかねませんので注意が必要です。

【ブルーベリー】

ブルーベリーは目にいいと言われ、普段から摂取しているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。ブルーベリーは健康のためだけでなく、デザートやジャムなどにもよく使われ、馴染みのある果物の一つです。ブルーベリーの植え付け時期は3月または11月中旬から12月中旬、そして収穫時期は5月から8月となります。日当たりのいい場所で育てるようにし、またラズベリーと同じく強い風に弱いので、風通しのいい場所では防風対策を行いましょう。そしてブルーベリーは乾燥に弱いため、土が乾燥しないように水やりをしっかりと行わなければなりませんが、水のやり過ぎも根腐れの原因となりますので、水の量に注意しましょう。

顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に
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【キウイ】

栄養が豊富なキウイは、女性にも人気の高い果物ですよね。キウイと言えば、スーパーなどで買うものと思いがちですが、実は自宅でもプランターで育てることができます。キウイの植え付け時期は11月から3月、そして収穫期は秋の10月から11月となります。またキウイは丈夫で害虫にも強いので、初心者でも育てやすい果物の一つです。キウイは生長するとつるが伸びて場所を取ってしまうので、添え木をするなどし、つるを整えるようにしましょう。

【イチジク】

収穫時期となったイチジクは、甘くて柔らかいため食べやすく、またジャムにして楽しむこともできます。植え付け時期は11月から3月、そして収穫時期は6月から10月となります。イチジクは暑さには強いですが寒さに弱いため、冬はプランターを室内に移してから育てるようにしましょう。またイチジクは生長すると根がどんどんと伸びてきますので、植え付けるプランターは深目のものを選ぶようにしましょう。そして、2~3年に一度は生長具合に合わせてプランターのサイズを換え、植え替えるようにしましょう。

【レモン】

ジュースにしたり料理に添えたりと大活躍のレモンは、初心者でも育てやすく、プランターでの栽培に適した果物です。レモンの植え付け時期は3月から4月、そして収穫時期は冬の10月から2月となります。レモンは寒さに強いため、冬でも安心して戸外で育てることができます。ただし、マイナス5℃以下になると落葉し枯れてしまうこともありますので、寒さ対策を施しましょう。レモンが美味しく育つためには、多くの栄養を必要とします。そこで、植え付けてから収穫するまでは、定期的に追肥を行うようにしましょう。

プランターで果物を育てる際の注意点とは

プランターで果物を育てる際の注意点とは

プランターでも多くの種類の果物を育てることができます。そこで、プランターで果物を育てる際の注意点をご紹介します。

苗の選び方

果物をプランターで育てる場合、種からではなく苗から育てると育てやすく、また収穫もすぐに楽しむことができます。そこで、ホームセンターや園芸店で果物の苗を購入する際には、苗の状態をよく確認し、いい苗を選ぶようにしましょう。丈夫でいい苗とは、枝や茎がしっかりと太く、葉の色が鮮やかな緑色のものです。いい苗を選ぶことで、しっかりと生長し、美味しい実をつけてくれることでしょう。

プランターを置く場所

果物の多くは。日当たりのいい場所を好みます。そこで、プランターで育てる際には日当たりのいい場所を選んで置くようにしましょう。また、湿気を防ぐためにも風通しのいい場所を選びましょう。

防鳥対策を行う

鳥は甘い果物の果実を好みますので、せっかく実った実を食べてしまいます。そこで、戸外で果物を育てる際には、プランターに植え付けた果物をネットで囲むなどし、防鳥対策を行うと安心です。ネットを張って防鳥対策を行う際には、風でネットが飛ばされないようしっかりと固定するようにしましょう。

まとめ

プランターでもさまざまな果物を育てることができるということが分かりましたね。プランターや鉢植えの場合、土の密度が狭い場所で育てることになりますので、栄養が果物の実に集まりやすく、甘くて美味しい果物ができやすいです。プランターで育てるからこそ美味しくなる果樹栽培を、自宅でもぜひ楽しんでくださいね。

顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に
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