育てやすい果物 ランキング5選

育てやすい果物 ランキング5選

2024.07.09

みなさんは果物というと何を思い浮かべますか? イチゴやメロン、ブドウなどのお馴染みの果物から遠い南国のパッションフルーツまで、多種多様な果物がありますよね。 例えばブドウは世界的にみると数万種類もあるそうです。全種類となると数えきれませんね。 果物と聞くと、お店で売られている収穫済みの果物イメージされる方が多いかと思います。 しかし、一見敷居の高そうな果物達も種類によってはご自宅の栽培が可能です。 愛情いっぱいに育てた果物を食べることができるってすごく素敵ですよね。 観葉植物にはない魅力だと思います。 本記事では、多種多様な果物から厳選して「育てやすい果物5選」をランキング形式で紹介いたします!

果物とは

果物とは

果物とは、食用可能な果実の総称です
栄養価が高く、日本でも古くから食されてきた食品であり、みなさまにも馴染みのあるものかと思います。
そんな果物ですが、実は「野菜」と「果物」の間に明確な区分けがないことをご存知でしょうか。
強いていうならば、「野菜」なのか「果物」なのか、というのは消費者側の感覚で決まっているのです。

一般的には「甘い」ものは果物に分類されていると思いますが、糖度が高いことで有名な「フルーツトマト」は「野菜である」と考える方がほとんどであるように、分類が非常に難しい分野でもあります。

本記事のテーマは「育てやすい果物ランキング5選」であります。
そのため本記事では「野菜」と「果物」の要件を定義しなければなりません。
本記事では、下記の要件を満たした果実に限定し解説いたします。

・果実が収穫できること  (例:果実が収穫できない「ほうれん草」は果物ではない)
・一般的に「果物売り場」で販売されている (例:野菜売り場に並んでいる「トマト」は果物ではない)
※賛否あるかと思いますが、解説をするための仮の定義です。

果物の育成環境

果物の育成環境

果物は世界中に分布しています。
日本で栽培されている果物だけでも、ミカン・イチゴ・スイカ・ブドウ・モモ等、挙げればキリがないほどです。
それでは、日本の一般的なご家庭で果物を栽培する場合、どのような環境を整備する必要があるか考えてみましょう。
注目すべき3点をピックアップし解説いたします。
※種から育てる実生(みしょう)ではなく、苗から育てる場合を想定しています。

① 温度 / 湿度
② スペースの確保
③ 日当たり

上記3点です。

①温湿度

まず、温度湿度については、日本で一般的に栽培されている果物であれば比較的シビアにならなくとも良いと言えます。
しかし、冬を越すことのできる品種であっても、お住まいのエリアによっては真冬の気温に耐えられない場合があります。寒さが本格的になる前にビニールを被せるなどの工夫が必要な場合もあるため要注意です。
湿度に関しても屋外管理であれば特段気にする必要はないかと思います。
強いて言えば、真夏などは葉水(はみず)をしてあげることで葉の表面が過度に乾燥することを防いであげると健康に育つでしょう。
この葉水をすることにより、害虫被害を抑えることにも繋がるため推奨いたします。

②スペースの確保

次はスペースの確保についてです。
果物には、イチゴのように幹ではなく地面から直接茎が出るものもあれば、柿のように大きな幹になるものもあります。
例えば柿の木であれば、最高では3m以上の樹高となることもあります。
そうなると、せっかくお部屋に差し込んでくる日差しを遮ってしまう可能性もあるため、お庭に植える際は要注意です。
また、落葉樹ではなくとも少なからず葉は落ちます。お隣のお庭にたくさん落ちてトラブルにならないよう、樹高や葉張り(枝葉が展開する横幅です)にも注意しましょう。

③日当たり

最後に日当たりです。
基本的に果物はたくさんの光量を必要とする品種が多いです。そのため、室内の照明だけで育てるには不向きと言えるでしょう。
逆にいうと、強い日差しにも耐えてくれるため、屋外で管理する場合は遮光(光量を調整することです)が必要ない品種が多く、管理は容易であると言えます。

天然植物活力液HB-101

越冬をするために

越冬をするために

日本の寒さは厳しいです。
屋外での越冬は、お庭に植物を植えることを検討したことがある方にとっては頭を悩ませるテーマではないでしょうか。
果物は大きな木となる品種も多いため、屋外管理となることも多いでしょう。
そのため、越冬については本記事にとっても重要なコンテンツです。

このテーマの結論としては「品種によっては可能」となります。
例えばスイカなど、冬の屋外管理では必ず枯れてしまう植物を除けば工夫次第で充分対応できると言えるでしょう。

屋外管理で越冬させる場合の代表的な手法の中から、ご自宅でもできるものを厳選して3つ紹介いたします。

① ビニール袋で覆う
② ダンボールで覆う
③ マルチングする
④ 事前準備

以上4つとなります。

①から③までは、いずれも雪や冷気を遮断することで効果を発揮します。
この際、背の低い品種や樹高の低い品種であれば、全体を覆ってしまいましょう。
大型化している場合は、可能な範囲で段ボールを幹に巻きつけるだけでも充分効果がありますのでぜひお試しください。

事前準備

4つ目については、春から秋にかけて行う事前準備です。
前述の通り、冬場に冷気を遮断するのに加えて、この事前準備をしておくことでより安全に越冬ができるようになります。
とは言っても、特別なことをするわけではありません。
私の場合、活力剤を使用して植物の生育を早めておくことで植物が充分に体力を持った状態で冬に臨めるように対策しています。
植物自体がより大きくなっているということは、それだけ寒さに耐える力も持っていると言えるため、事前準備は非常に重要です。

また、肥料ではなく活力剤を使用している理由は、肥料は規定量を厳密に守る必要があるのに対して、活力剤は比較的おおらかに使用できるためです。
特に小さな苗は肥料焼けが致命的なダメージになることもあり得るため、私は活力剤をメインに使用しています。
特に植物栽培の初心者さんや、肥料の使い方がよくわからない方には心強い味方となってくれるでしょう。

参考までに私が使用している活力剤のリンクを下記に貼り付けておきます。
ぜひご参照くださいませ。

株式会社フローラ 「HB-101」

尚、屋外管理を前提としているため上記では挙げませんでしたが、比較的樹高が低く移動できる状態なのであれば、「冬の間だけ屋内に取り込んでしまう」のが最も安全といえます。

顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に
顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に

育てやすい果物 おすすめの品種5選

ここまで、ご家庭で果物を栽培するための方法を紹介してまいりました。最後に、数ある果物の中から厳選して、「育てやすい果物 おすすめ品種5選」をランキング形式でご紹介いたします。
 

・1位 ブルーベリー

ブルーベリー

堂々の第1位はブルーベリーです。
ツツジ科スノキ属の植物で原産地は北アメリカです。
暑さや乾燥に強い品種が多く、比較的コンパクトなため、鉢植えにして冬場は屋外に取り込むことも可能でしょう。
収穫時期は6月から9月頃で採取した果実はそのまま食べておも美味しく、ジャムなどにも利用可能です。
尚、果実を実らせるためには受粉が必要なため、異なる品種を2本以上植えましょう。

・2位 温州みかん

温州みかん

続いて第2位は温州みかんです。
ミカン科ミカン属の植物で原産地は日本全域と中国南部です。日本原産であるため環境に適応しやすく、樹高も概ね2m程度までに収まるため比較的コンパクトといえます。
収穫時期は9月中旬から12月までで、糖度が高くジューシーな果実が魅力的です。
また、みかんは自家受粉できるため1本植えれば果実を採取できる点もおすすめポイントです。

・3位 ブドウ

ブドウ

第3位はブドウです。
ブドウ科ブドウ属のつる性植物で原産地は北アメリカや中央アジアや地中海沿岸など幅広く分布しています。広域にツルを伸ばすため柵やフェンスなどの設置が必要ですが、樹高は高くならないため管理はしやすいでしょう。収穫時期は8月から9月です。
自家受粉できるため、1本植えれば果実を採取できます。

・4位 レモン

レモン

第4位はレモンです。
ミカン科ミカン属の植物で原産地はインドです。レモンも樹高が高くなりますので剪定してコンパクトなサイズで管理するのが良いでしょう。収穫時期は10月下旬から3月です。寒さに弱いため、鉢栽培で冬場は屋内に取り込んだ方が無難です。自家受粉できるため、1本植えれば果実を採取できます。

・5位 梨

梨

第5位は梨です。
バラ科ナシ属の植物で原産地は日本です。樹高は3mを超えるため、剪定してコンパクトな状態に留めると管理がしやすいかと思います。また、比較的寒さに弱いため、地植えの場合は寒さ対策が必須と言えるでしょう。
収穫時期は9月から10月です。
自家受粉はできないため、2本以上植えて人工授粉をしましょう。

顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に
顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に

まとめ

いかがでしたでしょうか。
本記事では「育てやすい果物」をテーマにご紹介いたしました。
今回ランキングで紹介した品種以外にも多種多様な果物が存在します。
寒さに弱い品種も多くありますが、工夫次第で地植えでの栽培も可能でしょう。

奥が深い果物の栽培にぜひ挑戦してみてくださいね。

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