ベランダでハーブを育てよう! 簡単に育てられるハーブの紹介
2019.01.02
大きな庭はないけれど、ベランダでもぜひ家庭菜園を楽しんでみたいという方は多いことでしょう。はじめての家庭菜園でしたら、お手入れが簡単なハーブから育ててみてはいかがでしょうか。しかし、どのような種類のハーブがベランダで育てることができるのか、気になりますよね。そこで、この記事ではベランダでも簡単に育てることができるハーブをご紹介していきます。ハーブを育てて、日常生活にハーブを取り入れたいという方はぜひ参考にしてみてください。
ベランダでも育てられるハーブのご紹介
それでは、ベランダでも簡単に育てることができるハーブを6種類ご紹介していきます。
【ローズマリー】
ローズマリーは丈夫なので初心者でも育てやすく、また1年を通して収穫ができるので、長期間楽しむことができるハーブです。日光がよく当たる乾燥した土地を好むので、日中は適度に日が当たりやすく風通しのいい場所に置き、水のやり過ぎには注意しましょう。ローズマリーは生育スピードが速く、茎がどんどんと生えてきますので、定期的に剪定するようにしましょう。筆者も1年以上ローズマリーを自宅のベランダで育てています。普段のお手入れもとても簡単なのに、枯れることなく元気に育ってくれています。近付くとふわっと香る匂いも良く、またお肉料理などにも使うことができるので、大変重宝しています。
【バジル】
バジルはパスタやサラダなどの料理にもよく使われ、口にしたことがある方も多いことでしょう。そんなバジルも、バランダで育てることができるハーブの一つです。しかし、バジルは冬の寒さに弱いので、収穫期は春から秋にかけての暖かい時期となります。また、バジルは日光を好みますが、強い日差しが葉に当たると色が変色してしまうので、真夏日などの日差しが強い日には、バジルを置く場所に注意しましょう。
【パセリ】
パセリは料理を盛り付ける際の飾りとしてよく目にしますが、ビタミンやカルシウムなど、豊富な栄養素を含んでいることでも知られています。そんなパセリも、ベランダで育てることができ、また夏に植えたら翌年の夏まで収穫することができます。パセリは日当たりのいい場所を好みますが、直射日光に当たり過ぎると葉が枯れてしまうので、半日陰で育てるようにしましょう。またパセリは育てやすい半面、害虫に食われやすいので、食用の野菜などに散布できる殺虫剤を使用して害虫対策をしましょう。
【タイム】
さわやかな香りを持つタイムは、魚や肉のグリル料理によく使われるほか、殺菌作用があるため、うがい薬や消毒薬としても使われる万能なハーブです。タイムは日光を好みますが、日陰でもよく育ちます。ただし、暑さや多湿に弱いので、真夏日には強い日差しに注意し、水のやりすぎに注意しましょう。また、タイムは生長すると株がどんどんと増え、茎や葉が生い茂るようになります。風通しをよくするため、株が増えたら全体の量と高さを1/3ほど剪定するようにしましょう。
【ミント】
ミントはハーブティーやデザートの飾りなど、さまざまな場面で見ることができます。また、清涼感のある香りが気分をスッキリとさせてくれるので、ミント味のガムやキャンディーも人気ですよね。そんなミントは丈夫で育ちやすく、繁殖力も強いので、ベランダでも大変育てやすいハーブです。ただし、寒さに弱いため、戸外で育てていると冬には枯れてしまいますが、根は生きているので春になるとまた生長します。またミントをベランダのプランターで育てる場合、同じプランターに別の植物は植えないようにしましょう。ミントは成長力が強いため、プランター内の水分や栄養を奪い、別の植物を枯らしてしまいます。
【ラベンダー】
ラベンダーと聞くと、北海道などでの広大なラベンダー畑を想像しますよね。アロマでも人気の優しい香りがするラベンダーは、実は自宅のベランダでも育てることができるんです。ラベンダーはハーブとしての効能が高いだけでなく、鮮やかな紫色の花がベランダを彩ってくれます。ただし、ラベンダーは暑さや湿気に弱いので、夏は直射日光の当たる場所を避け、風通しのいい場所で育てましょう。またラベンダーは乾燥した土地を好むので、水のやり過ぎに注意しておきます。
ベランダでハーブを育てる際の注意点とは
ベランダでも、さまざまな種類のハーブを簡単に育てることができます。しかし、ベランダでハーブを育てる際に注意しておいてもらいたい点がいくつかありますので、注意点についてご紹介していきます。
まずは苗から育てる
ハーブは種からでも育てることができますが、種から芽を出すまでに期間を要しますし、お手入れも難しい場合があります。ベランダでハーブを育ててみる場合、まずはホームセンターや園芸店で販売されている苗から育てる方が簡単に育てやすく、収穫もすぐに楽しむことができます。
日当たりに注意する
ベランダでハーブを育てる際には、日当たりの強さに注意しましょう。ハーブは日当たりのいい場所を好みますが、庭や畑に植えるのとは違い、ベランダでは日差しの照り返しが強くなり、ハーブ周辺の気温が上昇してしまいます。ハーブの多くは夏でも元気に育ちますが、気温が30度を超えるような真夏日にベランダで強い日差しのもと置いておくと、枯れてしまいます。そのため、真夏日の日中にはハーブを日陰の場所に置き、日差しが弱まってきたら日光が当たる場所に置いてあげるといいでしょう。
室外機の風に注意する
ベランダにエアコンの室外機を設置しているというお家も多いのではないでしょうか。ベランダに室外機を置いている場合、室外機の風がハーブに直接当たらないように注意しておきましょう。
まとめ
自宅のベランダにハーブがあると、ワクワクしますよね。ハーブはお手入れが難しくなく、また収穫期が長いものも多いので、長期間ベランダ栽培を楽しむこともでき、大変おすすめです。ぜひベランダでハーブを育て、ハーブティーやアロマ、そしてお料理のアクセントなど、さまざまな方法でハーブを楽しんでくださいね。