地植えのアジサイの剪定方法とは?旧枝咲きと新枝咲きの違いについて解説!
2025.01.21
地植えにしたアジサイを剪定したら、次の年に花が少なくなったという経験がある人もいるのではないでしょうか?地植えのアジサイは手間が少なく育てやすい反面、四方八方に枝を伸ばすため剪定を怠ると樹形が崩れたり病気にかかりやすくなったりします。 地植えのアジサイを楽しむためには、剪定が大切です。アジサイの花を毎年楽しむためには、アジサイに適した剪定をすることも重要になります。 今回は、地植えのアジサイの剪定方法と剪定をする時の注意についてご紹介します。
アジサイの基本情報
日本の梅雨時期を美しく彩るアジサイは、雨がよく似合う花です。日本を原産とするガクアジサイをはじめ、園芸品種である西洋アジサイや墨田の花火など、さまざまなスタイルのアジサイが流通しています。
特に地植えのアジサイは土中のph値によって花の色が変化するため、時にはマーブルやグラデーションのような色合いにもなることがあります。日本を含む東アジアを原産地とするアジサイの花言葉は、「辛抱強さ」「寛容」「一途な愛」「移り気」などです。
一見花に見える部分は、実はアジサイのがくであり、中心の小さな粒々が花になります。開花時期は5月から7月にかけてであるため、近年では開花時期が重なる母の日の贈り物にも選ばれることも増えているようです。
地植えのアジサイに剪定が必要な理由
地植えで栽培することができるアジサイは、非常に成長が旺盛な花です。1年で30cm以上枝が伸びることも多く、特に新枝咲きのアジサイは成長スピードが早い品種も多い傾向にあります。
地植えの場合鉢植え栽培とは違って株の移動が難しいため、剪定をすることでサイズの調整を行うことが大切です
放置することで樹形が崩れて見目が悪くなったり、台風などの強風で枝が折れて株にダメージが及んだりする恐れもあります。花付きも悪くなる恐れがあるため、バランスが取れた美しくアジサイを楽しむためには、剪定が不可欠と言えるのです。
地植えのアジサイの剪定方法
アジサイは、旧枝咲きと新枝咲きの2種類があり、種類によって剪定方法が変わってきます。翌年も雨の季節に美しい花を楽しむためには、それぞれどのように剪定すれば良いのでしょうか?ここでは旧枝咲きと新枝咲きの剪定方法についてそれぞれ詳しく解説します。
旧枝咲きの場合
ガクアジサイなどの品種がある旧枝咲きは、翌年も前年に花が咲いた枝から花芽が出て花を咲かせる種類になります。花が終わってすぐに剪定する必要があり、7月が終わるまでに剪定を終わらせておくことが大切です。
旧枝咲きの場合、花から2節から3節下でハサミを入れます。もし夏が終わっても地植えのアジサイの剪定が終わっていない場合、翌年の花を諦めて剪定をするか、もしくは花が減ることを承知で全体の1/2ほど剪定しても良いでしょう。
新枝咲きの場合
アナベルなどの品種がある新枝咲きは、翌年の春に伸ばした枝に花芽をつけて花が咲くタイプのアジサイです。旧枝咲きのように剪定時期を選ばずに剪定することができます。
開花後はもちろん、12月から翌年の2月頃まで剪定ができ、樹形もコンパクトになるまで強気で枝を切り落とすことができます。切り過ぎてしまったと思っても心配はいりません。
地植えのアジサイを剪定する時のポイント
地植えのアジサイの剪定は、剪定の時期を逃さないことが大切です。また地植えのアジサイが病気にならないように、混み合った枝や細い枝、枯れている枝は剪定をして株全体の風通しを良くすることも大切です。
剪定後は、株元に肥料を撒くことで、アジサイの健やかな成長を助けることができます。剪定をするときに使うハサミは、必ず消毒をしてから枝を切ることで切断面からの病原菌の侵入を防ぐことができるでしょう。
地植えのアジサイの花付きを良くするためにHB-101がおすすめ!
アジサイは比較的丈夫ですが、定期的に肥料を与えることで花付きが良くなります。地植えのアジサイの場合、植え替えをする際に元肥として肥料を混ぜ込むこともおすすめです。中でもおすすめの肥料が、株式会社フローラが販売する顆粒タイプのHB-101です!
小粒で土にも馴染みやすく、みずみずしい花を咲かせるのを助けてくれるでしょう。100%食袋由来であるため、安心して使うことができることも魅力です。自然に優しい肥料を使いたいという方にもおすすめのHB-101の詳細については、ぜひ公式サイトをチェックしましょう!
植物の土づくり、土壌改良に「顆粒HB-101」 | |
130g | 1,000円 |
300g | 2,000円 |
1kg | 6,000円 |
まとめ
近年地植えをしても剪定を必要としないアジサイも流通している一方で、まだまだアジサイの剪定は必要不可欠と言えます。地植えのアジサイは剪定を始めて行う人が大胆にハサミを入れたとしても、花芽がつかない恐れがあるだけで枯れることは滅多にありません。
適した剪定時期に枝を切ることでたくさん咲いたアジサイの花は、切り花として楽しむこともできます。水揚げのみではすぐに萎れてしまうため、切り口を焼く、もしくは熱湯に10秒ほどつけて変色した茎をカットしたり、切り口にたっぷりとミョウバンを塗ったりすることで長く楽しむことができるでしょう。