観葉植物の葉っぱに白い斑点!原因と予防法はある?
2022.03.08
いつも通りに育てている観葉植物を見たら、なにやら葉っぱに白い斑点があるのに気が付いたことはありませんか? 葉っぱに出る白い斑点の多くは病害虫によるものです。白い斑点が出てしまった時の対処法を知っておけば安心。 しかし原因と予防法を知ることで、白い斑点は未然に防ぐことが出来るんです。 今回は、そんな観葉植物の葉っぱに出る白い斑点の原因と予防法をご紹介します。
観葉植物の白い斑点は、病害虫かも
家の中を彩ってくれる観葉植物。いつもは健康的で美しい緑が目を和ませてくれる存在です。しかし、そんな観葉植物の葉っぱに白い斑点がついてしまったらびっくり。病害虫かと心配になりますよね。
実は家の中に置いてある観葉植物も害虫の被害や病気にかかるリスクがあります。しかも白い斑点の原因は、1つではありません。観葉植物の葉っぱに白い斑点が出来る代表的な病害虫が以下の3種類です。
●うどんこ病
●ハダニ
●カイガラムシ
どれも観葉植物だけでなく、園芸品種や野菜などにも被害を及ぼします。効果的な対処法もそれぞれ違います。もし白い斑点が出てしまった際は、早めに対処しないと被害が拡大し取り返しのつかないことになりかねません。早期発見には、毎日のこまめなチェックが不可欠です。
うどんこ病の原因は?
観葉植物にも多いうどんこ病は、植物の葉の表面にうどん粉のような白い粉がまぶされているように白くなる病気です。白くなった葉っぱは光合成が出来なくなり、放置していると徐々に茎やつぼみなどに広がっていきます。発生時期は、室内ならほぼ一年中です。基本的にどんな観葉植物でもかかる病気として知られています。
うどんこ病の原因は、糸状菌というカビの一種によるもの。本来土や枯葉の中にいる菌が外からの風などに運ばれて葉っぱにつき、広がるとされています。カビが活性化する室温は、20℃~25℃。人間も過ごしやすい室温です。高い湿度の環境下よりも比較的乾燥している環境を好むカビで、特に梅雨や昼夜の温度の差が激しいとさらに活発に広がります。
うどんこ病の予防法
葉っぱに白い斑点が出ることで、光合成が出来なくなってしまううどんこ病。比較的メジャーな病気ですが、予防するにはどんな方法があるのでしょうか?
窒素肥料を減らす
うどんこ病の予防法は、まず観葉植物を育成している土に窒素を多く含む肥料を与えすぎないことです。窒素肥料を多くすると、うどんこ病に罹る可能性がグンと高まります。植物の生育にとって欠かせない窒素肥料ですが、与えすぎると植物が弱くなってしまう原因にもなります。ほどほどの量を与えるようにしましょう。
風通しや日当たりの良い場所に移動させる
うどんこ病は、他の病害虫と同じく風通しや日当たりの悪い環境で発生しやすくなります。生育環境が整っていないと、どんなに丈夫な観葉植物でも病気に罹りやすくなってしまいます。窓際など、なるべく風通しが良く日当たりが良い環境に移動させましょう。
また葉っぱが茂りすぎていると、葉っぱと葉っぱの間の風通しが悪くなったりまんべんなく日光が当たらなかったりします。密植を避ける、余分な葉っぱを落とすなどしてください。
ハダニの原因は?
ハダニとは、体長0.3㎜~0.5㎜程のダニの仲間です。足が8本あり、糸を吐くのでクモによく似ています。繁殖能力が非常に早く増殖サイクルも非常に早いため、放っておくとあっという間に広がっていきます。クモのように糸を吐いて、ふわりと飛んで来てはくっついた植物の葉っぱの裏に寄生し、葉緑素を吸い取るのが特徴です。短期間で増えるので、ハダニの数が少ないうちに駆除しなければなりません。
様々な植物につくハダニは、気温が比較的高い20~30℃の乾燥した環境を好みます。外出した人間の服にくっついてきたり、新しく買ってきた植物とともに室内に入ってきたりします。最も活発にある時期は、梅雨が明けた夏です。もし1つの観葉植物にハダニを発見したら、他の植物にもうつる可能性があるので、必ずチェックしてから避難させましょう。
ハダニの予防法
発見時に少数だったら、すぐに駆除すれば問題ありません。では、ハダニを寄せ付けないようにする予防策には、どんなものがあるのでしょうか?
散水する習慣をつける
ハダニは、湿気に弱い虫です。ハダニ除けの農薬を月1回のペースで葉っぱの裏に散布するだけでもかなり違います。けれど、室内に置く植物だし農薬に抵抗のある方もいるでしょう。ハダニは水に弱いため、葉っぱ全体に霧吹きで水を吹きかけるだけでハダニの予防・駆除が出来ます。
特にハダニは、弱っている観葉植物を狙って寄生する虫です。日当たりや風通しの良さなどカビが生えにくい環境を整えながら、葉っぱにも水を散布するだけで大切な観葉植物たちを守ることに繋がります。
ケシハネカクシを駆除しない
ケシハネカクシは、ハダニの天敵です。ハダニと同じく外から来る虫なのですが、ケシハネカクシがいるとハダニが寄生しても退治してくれます。室内に置く観葉植物に虫がついているのは嫌、と感じる方は、散水を習慣づけ、出来れば定期的なハダニに効果のある農薬などを散布するように心がけましょう。
カイガラムシの原因は?
国内で400種類以上いると言われているカイガラムシ。観葉植物の葉っぱに噛みつき樹液を吸う害虫です。樹液を吸われた葉っぱは、白や茶色に変色し光合成を阻害してしまいます。カイガラムシが出す蜜はべたべたしているだけでなく、アリやアブラムシ、すす病なども引き起こす原因になります。
繁殖が盛んなのは、5~7月の温かくなる時期。外出した人間の服にくっついたり、換気の際の明けた窓から風に乗って入ってきたりします。とにかく繁殖力が強いのが特徴。室内でも暖房が聞いていれば休眠をしません。カイガラムシは体全体を繭や殻で覆われているため薬剤が効きにくいのが最も厄介でしょう。カイガラムシは風通しが悪い環境を好みます。特に、葉っぱや枝が密集している場所に好んで寄生します。室内で育てる観葉植物は、屋外と違ってカイガラムシが繁殖しやすいのでマメなチェックと予防が欠かせません
カイガラムシの予防法
一度発症したら厄介そのもののカイガラムシ。カイガラムシの予防法とはどんなものなのでしょ?
散水と剪定を施す
カイガラムシは、葉っぱや枝が集中している場所を好んで繁殖します。風通しが悪くなってしまう枝や葉っぱを剪定しましょう。またカイガラムシは水に弱い性質を持ちます。葉っぱが埃っぽくなってきたら、表面や裏を水で洗い流してあげましょう。カイガラムシが付きにくくなります。またいつも鉢を同じ向きにせず、定期的に様々な角度から観葉植物の状態をチェックしてください。
風通しの良い場所に置く
室内に置いている観葉植物は雨に当たらないため、屋外に置いてある植物よりもカイガラムシの被害を受けやすい傾向にあります。観葉植物の枝や葉っぱを落とたら、風通しの良い場所に置きましょう。窓際などに置くと日光も当たって、健康的に成長を促してくれます。
観葉植物の健康的な成長に!HB-101
病害虫知らずの観葉植物を育てるには、病害虫を寄せ付けないような育て方が重要です。世界中の農家や園芸家に愛されてきたHB-101は、植物を元気に健康的に成長させる活性剤として50年にわたり愛されてきました。
特に精油成分によって免疫力だけでなく、抗菌・防虫効果も発揮。気持ち悪い害虫や厄介な病気から観葉植物たちを守ってくれます。病害虫にかかると、パニックになってしまう方も少なくないでしょう。日頃から丈夫な植物を育てるのは、病害虫を防ぐことに唾がります。
野菜作りや園芸に。プロご用達「HB-101」
35cc ¥1,000~
まとめ
大切に育てている観葉植物に、ある日突然白い斑点がついていたらびっくりしますよね。対処に慣れた方ならともかく、全く知らない方はどうすれば良いのかわからないことも少なくありません。しかし日頃からきちんと正しい予防法を講じていれば、被害が拡大しやすい病害虫も防ぐことが出来ます。大切に育てている観葉植物の健やかな成長を見守るためにも、しっかりと原因と予防法を学ぶのが大切です。