ベランダ菜園の初心者がよく起こすトラブル
2021.11.16
これからベランダ菜園をしたいと考えている初心者はさまざまなトラブルを起こす可能性があります。そのようなトラブルは事前に理解しておけば、初心者であっても回避可能です。そこで、ベランダ菜園の初心者がよく起こすトラブルと対策について紹介しましょう。
マンションでベランダ菜園を初心者が行うときによくあるトラブル
これからマンションでベランダ菜園をする際に初心者が起こすことの多いトラブルについて紹介しましょう。
避難経路を塞いでしまう
マンションでベランダ菜園を初心者が行う際には他の入居者に迷惑をかけないようにすることが大切です。初心者がよく起こすトラブルとして避難経路を塞ぐことがあるため注意しましょう。
マンションのベランダは火災などの際に避難経路として設計されています。また、そもそもベランダはマンションにおける共有空間という扱いになっているのです。そのため、ベランダ菜園の際にベランダのスペースを塞がないように注意してください。初心者はそこまで深く考えずにベランダ菜園をするケースがあります。
避難経路を塞がないようにするためには、必ず人が通れるスペースをあけましょう。たとえば、棚を設置して上下の空間を利用してプランターを設置すれば、ベランダ菜園で人が通るスペースをきちんと確保できます。
排水溝を詰まらせない
ベランダ菜園では水やりを行うのですが、その水が床にこぼれてしまうことがあります。また、ベランダ菜園では枝や枯れはなどがベランダに溜まることもあるでしょう。それらを水で洗い流そうとすると排水溝を詰まらせるケースがあるため注意してください。初心者はベランダ菜園で排水溝のことまで考えないケースがあります。たとえちょっとしたゴミであっても排水溝を簡単に詰まらせるケースがあるため注意しましょう。ベランダ菜園では初心者はこまめに掃除をするようにして、常にベランダをキレイにしておいてください。枝や葉などは洗い流すのではなくゴミとして処分しましょう。
管理会社やオーナーの許可をもらわない
ベランダ菜園をそもそもマンションのベランダで行うことができるかどうか初心者は確認しておきましょう。ベランダ菜園を認めていないケースもあるからです。初心者は必ずマンションの管理会社やオーナーなどに問い合わせをしてベランダ菜園をできるか確認して許可をもらいましょう。その際には初心者はベランダ菜園をする際に気をつけるべき点やルールなどについても聞いておくと良いです。マンションは規約を守ることが大切です。ベランダ菜園が安全上、あるいは景観上の理由から問題視されるケースもあるため初心者は気をつけてください。事前にオーナーや管理会社の許可を得ておけば、安心してベランダ菜園をできます。
損害賠償を請求される
ベランダ菜園をしていて初心者がマンションの住民から損害賠償を請求されるようなケースもあります。たとえば、ベランダに設置していたプランターが台風の日に風で飛ばされて隣室に被害を与えるといったケースです。あるいはベランダからプランターが地面に落下して、通行人が怪我をするといった事態もあります。水やりなどで隣室の洗濯物を汚すといったケースも考えられるでしょう。ベランダ菜園でこのようなトラブルが生じると住民に訴えられる恐れもあるのです。たとえば、台風が来るとわかっていてベランダ菜園しているプランターなどの安全対策を怠った場合は過失があると判断されて損害賠償請求が認められるケースもあります。住民とトラブルが起きないように安全対策をしっかりと行いましょう。
ベランダ菜園のトラブルを予防する方法
これからベランダ菜園をする際にトラブルを予防するための方法を解説します。
保険に加入しておく
ベランダ菜園をする際には初心者に限らず保険に加入することをおすすめします。マンションであれば管理組合で加入できる保険が用意されていることがあります。保険に加入しておくともしも損害賠償を請求されたとしても安心できるのです。もちろんトラブルを起こさないことが大前提なのですが、どれだけ対策をしていたとしてもベランダ菜園をきっかけにトラブルが起きるケースはあるのです。特に初心者の人は対策が不足することがあるため、万が一のことを考えて保険への加入を検討しておきましょう。
隣人の了解を得る
特にマンションで初心者がベランダ菜園を始めるのであれば、あらかじめ隣人の許可を得ておくことをおすすめします。マンションの管理会社やオーナーなどに許可を得る初心者は多いでしょうが、隣人にまで許可を得ておく人は少ないはずです。ベランダ菜園をする前に隣人に話しておけば理解を示してくれるでしょう。初心者がベランダ菜園をすると説明する際には、きちんとした対策を取り、ベランダ菜園をして迷惑をかけることはないと伝えて納得してもらうのです。そうすれば隣人への心象は良くなり、トラブルを避けられます。
たとえば、ベランダ菜園で収穫できた野菜をおすそ分けするのもおすすめです。積極的にコミュニケーションを取り仲良くなれば、多少迷惑をかけたとしても許してもらえる可能性は高くなります。特に集合住宅の場合には、隣人とのコミュニケーションを大切にしてトラブルのリスクを下げるようにするのは効果的です。
においにも注意する
ベランダ菜園を初心者がする際には、害虫やゴミ、スペースの問題について対策を取る人は多いでしょう。それだけではなく、ベランダ菜園によるにおいにも注意してください。初心者はベランダ菜園におけるにおいに無頓着な人が多いです。しかし、育てる野菜によってはにおいがするものがあります。また、野菜そのもののにおいだけではなく肥料のにおいにも気をつけましょう。
まとめ
ベランダ菜園は初心者が行う際にはトラブルに注意することが大切です。排水溝やにおい、避難経路、落下など気をつけるべきトラブルはたくさんあります。この記事の内容を参考にしてしっかりとベランダ菜園のトラブルを予防しておきましょう。