ラナンキュラスを地植えで育てたい!育て方を解説します
2021.12.21
ラナンキュラスをこれから育てたいと考えている人は育て方について知りたいのではないでしょうか。具体的な育て方がわかれば、正しい育て方を選んで元気なラナンキュラスを育てることができます。そこで、ラナンキュラスの育て方について、特に地植えでの育て方に注目して解説します。トラブルの防ぎ方も含めて説明しましょう。
ラナンキュラスの地植えの育て方
ラナンキュラスを地植えで育てるための育て方について解説しましょう。
用土を整える
ラナンキュラスの地植えでの育て方として特に重要な点は用土を整えることです。ラナンキュラスに適した用土は水はけが良いものです。また、弱酸性から弱アルカリ性の土壌が適しています。地植えでラナンキュラスを育てるのであれば、元肥は緩行性化成肥料を使いましょう。さらに有機石灰、あるいは苔土石灰を混ぜます。そうすることで酸性土を中和できるからです。また、最初だけではなく定期的に追肥をすることも育て方として重要です。
10月から11月頃に植える
ラナンキュラスを地植えする時期としては10月から11月が適切です。ラナンキュラスの育て方で大切なことは日中で気温が20℃を下回るような時期に植えることです。そのため、住んでいる場所によっては植えるべき時期が微妙に変わってくることもあります。天気予報も確認して気温に注意をして植えましょう。
ラナンキュラスの地植えの際には15~20cm程度の間隔をあけながらラナンキュラスを植えていきましょう。それぞれの穴には苗を一株ずつ植えてください。苗は多少盛り上がっている状態で植えることによって水はけを良くできます。また、植える際にはラナンキュラスの根を傷つけないように注意してください。ポットからラナンキュラスの苗を引き抜く際には根鉢には触れないようにしましょう。
水や肥料をたっぷりと与える
ラナンキュラスの育て方で水やりや肥料はとても大切です。基本的には水や肥料はたっぷりと与えるという育て方で問題ありません。用土の表面が乾いたタイミングでたくさん水を与えましょう。肥料については2週間に1回程度のペースで追肥すると良いです。ただし、水や肥料を与えすぎると腐りやすくなるため気をつけましょう。ラナンキュラスの育て方として水や肥料の与え方を意識してください。
花が咲き終わったら選定をする
ラナンキュラスを育てていると4月から5月にかけて開花します。花が咲いたならば、切り花などにしてラナンキュラスの花を楽しめるでしょう。花が終わってしまったものはしっかりと摘み取ってください。花びらが散ってしまい葉についたままの状態を放置すると病気の原因になります。開花の時期を終えたあとは花柄や枯れ葉をしっかりと摘み取り剪定をします。次の花芽手前で剪定をすることでラナンキュラスをいつまでも元気に育てることができるのです。ラナンキュラスの育て方として重要なポイントといえます。
植えっぱなしにしないならば梅雨の前に球根を掘る
ラナンキュラスは土の中にそのまま植えっぱなしにすると球根が腐ることがあります。ラナンキュラスの球根が腐るのを避けたいのであれば、開花を終えたあとで茎の根元を切り取ってしまうと良いでしょう。そうすればラナンキュラスの球根を土の中から簡単に出すことができます。ラナンキュラスの球根を掘り出した後は、球根の茎や葉をすべて取り除いて洗い流すと良いです。その後で球根を天日干しにすると後で再びその球根を使うことができます。ラナンキュラスを再び育てる予定があるのであれば球根は大切に保管しておきましょう。たとえば、次は別の場所にラナンキュラスを植えて楽しむという育て方もできます。
ラナンキュラスを育てる上で知っておきたいトラブルを防ぐ方法
これからラナンキュラスを育てる際に知っておきたいよくあるトラブルを防ぐ方法を紹介しましょう。
灰色かび病に注意する
ラナンキュラスがよくかかりやすい病気の一つとして灰色かび病があります。灰色かび病とは多くの植物の地上部において発生することが多い病気であり、ラナンキュラスでもよく生じるものです。正しい育て方を心がけていたとしても灰色かび病になることがあります。淡褐色の病斑ができるのが特徴であり、だんだん病斑が拡大していって、やがてその部分が枯れて腐敗するようになります。最終的には灰色のカビによって覆われることから灰色かび病と呼ばれているのです。
ラナンキュラスが灰色かび病になるのを避けるための育て方として植物が混み合うのを避けましょう。湿度が高い状態を避けることも大切です。日当たりが良くて風通しの良い場所を選びましょう。また、枯れた葉や花がらは定期的に取り除いてください。育て方の注意点を守ることによって、ラナンキュラスの病気を避けられます。
アブラムシとハモグリバエに注意する
ラナンキュラスの育て方としてアブラムシやハモグリバエへの対策をしておくことは大切です。アブラムシは春から秋にかけて発生しやすいです。対処としては規制しているアブラムシを見つけて物理的に取り除くことです。大量にいる場合には薬剤を散布しましょう。ハモグリバエについても同様の対処法で問題ありません。ラナンキュラスの育て方として害虫への対策についても意識しましょう。毎日、しっかりとラナンキュラスを観察することが大切です。
まとめ
ラナンキュラスの育て方について解説しました。用土の整え方や植える時期、肥料や水やりなどのポイントをチェックしましょう。また、病気や害虫への対策をきちんと行うことによって、トラブルを避けることができます。この記事で紹介した育て方を参考にすることでキレイなラナンキュラスを育てられるでしょう。