観葉植物(パキラ・ポトス)が伸びない理由と元気に育てるコツ
2025.10.28
観葉植物がお部屋にあると雰囲気が明るくなり、癒し効果もありますよね。なかでもパキラやポトスは「丈夫で育てやすい」とされ、初心者にも人気があります。 ですが、実際に育ててみると「思ったように伸びない」「葉が小さくて元気がない」と感じることはないでしょうか。 観葉植物がうまく育たないと感じたときには、環境や水やりの仕方、肥料の与え方などを見直してみましょう。 少しの改善で、観葉植物が生き生きしてくれますよ。 この記事では、観葉植物が伸びない原因と、パキラ・ポトスを健康に育てるためのコツをわかりやすく解説します。
観葉植物が伸びない主な理由

育てている観葉植物の元気がない、葉が伸びない状態だと心配になりますよね。
なぜ、生育不良が起きるのか原因を1つ1つ確認してみましょう。
観葉植物が育たない原因 6つ
• 光不足
観葉植物にとって光合成は欠かせません。窓から離れた場所やカーテンで遮られた環境では、光が足りずに徒長したり、葉の色が薄くなったりします。
• 水やりの過不足
水を与えすぎると根が腐り、少なすぎると枯れてしまいます。特に初心者は「心配で毎日水やりしてしまう」ことで水分過多になりやすいので要注意です。
• 肥料不足または肥料過多
肥料を与えなければ成長に必要な栄養が不足してしまいますが、反対に多すぎると根を痛めてしまうことも。適切な量を知りましょう。
• 根詰まり・鉢サイズの問題
長期間植え替えをしていないと、鉢の中で根がいっぱいになり水や養分を吸えなくなってしまいます。
• 温度や湿度の環境不良
冷暖房の風が直接当たる、冬の寒さにさらされるなど環境が合わないと、植物は生育を止めてしまいます。
• 病害虫やカビ
カイガラムシやハダニがつくと葉が弱り、カビや菌が発生すると根や幹にも影響が出てしまいます。
これらの原因に心当たりがあれば、改善していきましょう。
生育不良の原因は1つだけではなく、いくつかの原因が重なることもあります。
次の章では、観葉植物が弱っているときに原因を探るためのチェックポイントをまとめてみました。
観葉植物が弱っているときのチェックリストとケア方法

リビングやお庭の観葉植物が「元気がないかも」と思ったら、次のサインが出ていないか確認しましょう。
観葉植物が弱っているときのチェックポイント
植物弱っているときに見られる変化をまとめました。
チェックポイントの症状が出たときには次にあげるケア方法を試してあげましょう。
• 葉の色が黄変している:光不足や栄養不足のサインです。
• 斑入りの模様が消えている:日照不足の影響で斑がなくなることがあります。
• 葉先が枯れ込む:乾燥や肥料過多が考えられます。
• 葉が落ちる:急激な温度変化や過湿が原因のことが多いです。
• 幹が細くひょろ長い:典型的な徒長で、光不足を示しています。
• 土の臭いが強い:腐敗臭がする場合は根腐れを疑いましょう。
これらのサインをいち早く見つけ、原因を特定することが立て直しの第一歩です。
元気に育てるためのケア方法5選
植物が弱っているとき、具体的にどのようなケアをすればよいのか悩みますよね。
基本のケア方法を押さえておけば、安心ですよ。
今回はケア方法を5つ厳選してご紹介します。
• ケア方法1 光を確保する
元気がないなと思ったら、植物に十分光が当たるようにしましょう。
プランターを窓際の明るい場所に置き、直射日光はレースカーテンでやわらげます。光が不足する冬や北向きの部屋では、植物用LEDライトを活用するのも良いですね。
• ケア方法2 水やりの調整する
ガーデニングでは土の表面が乾いてから水を与えるのが基本です。
季節によって頻度を変え、夏は多め、冬は控えめにしましょう。
プランターの受け皿に溜まった水は必ず捨ててください。
• ケア方法3 肥料の与え方を見直す
生育期(春~秋)には緩効性肥料を少量だけ与えるようにしましょう。冬は休眠期に入るので肥料は控えます。肥料のあげすぎは成長を阻害するので気をつけましょう。
• ケア方法4 鉢替えを行い、根を整理する
プランターでは1~2年に1回は植え替えを行います。根がぎっしり詰まっている状態は根詰まりといって成長を阻害します。植え替えの際に、根を整理しましょう。
• ケア方法5 剪定で形を整える
徒長している枝や弱った葉を切ることで、新しい芽が出やすくなります。形を整えることで見た目も美しくなりますよ。
この基本的なケアを丁寧に続けることで、観葉植物はぐんと元気になります。
ぜひ試してみてくださいね。
パキラ・ポトスの特徴と育て方のポイント

観葉植物と一口に言っても種類によって性質は異なります。特に人気の高いパキラとポトスについて、それぞれの育て方を見てみましょう。
• パキラ
比較的日当たりを好みますが、直射日光では葉焼けしてしまいます。窓際からは話す、カーテン越しに日が当たるようにするなど工夫してあげましょう。
水は土が乾いてから与え、過湿を避けましょう。肥料は成長期に少しずつ与えます。
• ポトス
半日陰でも育ちますが、光が不足すると葉が小さくなり斑が消えてしまいます。水やりは控えめにし、冬場はさらに少なくして過湿を防ぎましょう。
初心者が失敗しやすいのは「水を与えすぎる」「暗い場所に置きすぎる」といった点です。植物ごとの特性を理解して管理してあげましょうね。
【おすすめ】観葉植物に植物活力剤を取り入れてみよう
「光や水やりを工夫しても元気が出ない」というときは、植物活力剤を試してみるのも有効ですよ。
活力剤は肥料とは異なり、土壌の微生物を活性化させたり、根の吸収力を高めたりして植物をサポートします。
• 根のダメージ回復
• 光合成の促進
• 葉色をよくする効果
• 新芽の発生を助ける
特にパキラやポトスのような観葉植物に適した活力剤も多く販売されています。定期的に取り入れることで、植物が本来持つ力を引き出すことができます。
おすすめの植物活性剤【野菜作りや園芸に。植物活力液 HB-101】
まとめ

観葉植物が伸びない理由には、光不足・水の過不足・肥料の与え方・根詰まり・環境不良など、さまざまな要因があります。弱ったサインを見逃さずに確認し、原因ごとに適切なケアを行いましょう。
パキラやポトスは育てやすい植物ですが、特性を理解して管理することが元気に育てるポイントです。正しい管理で成長を後押しし、観葉植物を長く楽しみましょうね。








