咲かせる花もかわいい!あると便利なニンニクの育て方

咲かせる花もかわいい!あると便利なニンニクの育て方

2023.09.12

ニンニクを育てるのは意外と簡単で咲く花も可愛いと言う事をご存知でしたか?ニンニクは暑さが和らいだ秋ごろに植え付けて、冬を超え夏前頃に収穫ができます。ニンニクは長期間の栽培期間が必要になりますが、ずっと育てる作業が必要というわけではないので、意外と手間がかからず初めて栽培する方にもおすすめです。そんなニンニクの育て方をご紹介します。

ニンニクの基本情報などについて

ニンニクの基本情報などについて

ニンニクの基本情報

野菜などを育てる時に、年間を通して何度か収穫できる物がありますが、ニンニクは植え付けてから収穫までに8カ月ほどかかり、年に一度しか収穫する事が出来ません。生育温度は15℃から20℃で9月から10月頃に植え付けて5月下旬から6月頃に収穫時期を迎えます。栽培時期が長く手間がかかるような感じがしますが、植え付けてから収穫までの手入れはさほどありません。収穫時期には草丈50センチほどに成長します。そんなニンニクはヒガンバナ科のネギ属に属する植物です。原産は中央アジアになり日本には奈良時代頃に入ってきたと言われています。ニンニクに含まれるアリシンが豊富で、それによりビタミンB1の吸収率が上がり疲労回復に役立つと言われています。強力な殺菌効果もありそれによって風邪やウイルスにも効くと言われています。

ニンニクの花について

ニンニクの花は球体のような丸み帯びた形をしていて意外と綺麗です。色は紫色でガーデニングでも花を楽しむ事も出来るぐらいかわいい花です。ニンニクは収穫近くになるとトウ(花の茎)が伸びてきます。ニンニクを食用として栽培している場合は花が咲く前にトウを取り除きますが、その先に花を咲かせます。ニンニクの花の花言葉として「勇気と力」「息災」があり、ニンニクが持つパワーに由来してつけられたようです。ちなみに、ニンニクのトウの部分はスーパーなどで良く見かけるニンニクの芽のことを言います。切り取ったトウを炒め物などにして食べると、とても美味しく食べられます。

天然植物活力液HB-101

ニンニクの栽培方法などについて

ニンニクの栽培方法などについて

栽培時期

ニンニクの栽培時期は地域にもよりますが、9月から10月頃に植え付けて5月下旬から6月頃です。収穫するまでに長い栽培期間を必要とします。ニンニクの生育適温は15℃ら20℃なので暑さが残っているようなら気温が少し落ち着いてから植え付けをしてください。

ニンニク栽培の準備

栽培用のニンニクを用意します。ニンニクには寒冷地用・暖地用の品種があるので、自宅近くの園芸店などで購入しましょう。ニンニクの植え付けは9月頃からですが、植え付け用のニンニクはそれよりも早く売られる事が多いので、早めに園芸店などをチェックしておくといいです。その他、スーパーなどで食用として売られているニンニクも使う事が出来ますが、産地を確認して自宅近くで収穫されたものを購入して植え付ける事をお勧めします。
プランターで栽培する場合は深さ20センチ以上のプランターを用意して下さい。幅60センチのプランターでは4株ほどの栽培が可能です。

ニンニクの土作りについて

ニンニクは過湿に弱いので水はけの良い土を好みます。プランターで育てる場合は、園芸店などで売られている野菜用の培養土を使うと便利です。畑などで栽培する場合は植え付ける2週間前までには石灰を混ぜておき、1週間前までには堆肥や化成肥料などを混ぜ込んでおきましょう。
水はけがあまり良くない土の場合は、バーク堆肥やパーライトを深めに混ぜ込みます。畝を作り、黒マルチをかけておくと雑草予防や保温効果が期待できますよ。用土を準備する時にHB-101の顆粒タイプを混ぜ込んでおくと天然成分が働きかけて土壌改良にも役立つのでお勧めです。

ニンニクの肥料について

土作りをする際に多めに肥料を施しておいてください。野菜用の培養土を使用する場合は元肥が入っていれば肥料を混ぜなくても大丈夫です。その後1平方メートルあたり50グラムを目安として、12月頃に追肥として肥料を与えます。そして冬を越した3月頃にもう一度追肥として肥料を与えます。この2回の追肥は忘れないように与えて下さい。植物の活力剤のHB-101を水で1000倍ほどに薄めて水やりを兼ねて与えると、より成長を促してくれます。100%植物成分で出来ているので安心して使えますよ。

顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に
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ニンニクの定植などについて

ニンニクの定植などについて

植え付け場所・植え付け方

ニンニクは日当たりが良く水はけの良い場所を好みます。プランター栽培の場合は日の当たる場所に置くようにしましょう。9月~10月頃の15℃から20℃ぐらいの気温になった秋に植え付け用のニンニクをばらして植え付けます。この時に変色していたり、カビが生えていたりするものは省きます。薄皮を剝く必要はありません。なるべく大粒のものを選んでください。植え付けは15センチから20センチ間隔で深さ5センチぐらいの穴に植え付けていきます。この時、芽が出る尖った方を上にして植え付けます。土を被せたらたっぷりと水をあげて植え付け終了です。

水やりについて

ニンニクは乾燥に強く過湿に弱い性質があるので、土が乾いたら水を与える程度で大丈夫です。
表面の土が乾いていても中が湿っている事もあるので、水のあげ過ぎに注意して下さい。

ニンニクの収穫まで

ニンニクを植え付けてから順調に育つと地域にもよりますが1カ月ほどで芽が出てきます(早いと1~2週間)。その時に同じ場所から2本芽が出てきた場合は、今後の成長を促すために芽かきといって、小さい脇芽を取り除きます。冬を越した春にトウが出てきたら取り除きます。トウをそのままにしておくと収穫予定のニンニクの肥大に影響が出るので必ず取り除いて下さい。

ニンニクの収穫

ニンニクを植え付けてから冬を越して5月下旬から6月頃に収穫時期を迎えます。下葉が枯れ始めて株全体の葉が黄色くなってきた頃が収穫の合図となります。少し掘って下の部分が平らになって来ていたら、天気が良くて土が乾いている日に収穫して下さい。根を切って葉を3分の1程度切り落としたら5日ほど置いて乾燥させて下さい。

ニンニクの病害虫について

ニンニクの病害虫について

病気について

ニンニクの病気には「春腐病」「葉枯病」「さび病」「モザイク病」などがあります。

・「春腐病」は春に雨が続くと発生しやすくなります。水が溜まらないようにする事が大切です。
発生したらその株を抜き取りすぐに処分して下さい。
・「さび病」はニンニクの葉がさびたようなオレンジ色の斑点が出てくる病気で、進むと色が黒くなり枯れてしまう原因になります。
・「葉枯病」はニンニクの葉に白い斑点ができて、それが広がり枯れて行きます。
・「モザイク病」はウイルス性の病気でニンニクの葉にモザイク型の斑点が出てきます。そのままにしていても枯れてしまうなどはないようですが、まわりの植物に感染する恐れがある為、放置しないほうがいいとされています。
その他「白斑葉枯病」「乾腐病」「黄斑病」などもありますが、状態をみて様子がおかしい時には早めの対処をするようにしましょう。

害虫について

ニンニクはアブラムシやダニ類やヨトウムシなどの被害に遭う事があります。見つけたらその都度駆除をしてください。

まとめ

ニンニクの育て方についてご紹介してきましたがいかがでしたか?ニンニクはほとんどのご家庭に常備されている食材の一つではないでしょうか。ニンニクを栽培するとなると長期間かかりますが、収穫できれば小さい粒に詰まったパワーをたくさん身体に摂りいれる事もできます。栽培方法は意外と簡単で、植え付けて収穫までに肥料を2回、水やりも土が乾いたらあげる程度なので意外と手間いらず。買うと意外と高いニンニクがご家庭で収穫出来たら嬉しいですよね。この機会に是非チャレンジしてみて下さい。

顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に
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