夏の寄せ植えにも使えるエボルブルスの育て方

夏の寄せ植えにも使えるエボルブルスの育て方

2023.07.25

さわやかなブルーの印象のエボルブルスは暑い夏に元気よく育ち、ブルーの花で涼しげな彩りを与えてくれるヒルガオ科の植物です。暑さに強いので夏場の花壇や鉢植えなどはもちろんの事、寄せ植えなどにしても楽しむ事が出来ます。ハンキングバスケットに植えても素敵ですし、グランドカバーとしてもお勧めです。地域にもよりますが春から秋ごろまで花を咲かせてくれるので、長く楽しめるのも魅力の一つです。育て方も難しい事はなく初心者の方でも育てやすい品種です。そんなエボルブルスの育て方などをご紹介します。

エボルブルスの基本情報

エボルブルスの基本情報

エボルブルスの特徴

エボルブルスはヒルガオ科、アサガオカラクサ属(エボルブルス属)に属していて、原産はアメリカ大陸。流通名はエボルブルスやアメリカンブルーと言われています。開花期は地域にもよりますが5~10月で夏場の花として扱われています。花期が長いので定期的に肥料が必要になります。高さは20~40センチほどに成長して耐暑性に優れていて、耐寒性は弱いとされています。本来は多年草ですが寒さに弱く屋外での冬越しは難しい為一年草とされる事が多いようです。冬場に室内で管理をすれば翌年も花を楽しむ事が出来ますが室内でも5~10℃以上は保つようにしましょう。最近では白い品種のアメリカンホワイトも出回っているようです。

エボルブルスの花言葉

エボルブルスの花言葉は「印象深い」「あふれる思い」「二人の絆」「清涼感」などがあります。
青い花が咲き誇る姿で目を引き、溢れるように咲く姿、寄り添うように蔓が絡み、涼しげな青い花、との意味合いがあり印象通りの素敵な花言葉が付けられています。

エボブレスの育て方

エボブレスの育て方

植え付け時期

植え付け時期としては3月から6月頃になります。苗を購入して植え付ける場合、春ごろ(3月から5月頃)になると園芸店などで見かけるようになるので、購入したら植え付けるようにしましょう。気温が15℃を下回るようでしたら保温をお勧めします。

適した土に着いて

水はけのよい用土を好むので園芸店などで売っている花の培養土を使うと便利です。用土を作るなら鉢植えの場合は赤玉と腐葉土やパーク堆肥などをまぜて下さい。赤玉7:腐葉土またはパーク堆肥3ぐらいの割合です。地植えの場合は腐葉土を混ぜて水はけを良くして下さい。

肥料について

エボルブルスは花期が長いので花が終わる秋ごろまでの間、1カ月に1度固形肥料などをあげるようにしましょう。液肥の場合は10日に1度くらいのペースであげて下さい。
肥料のあげすぎでかえって株を弱らせてしまうことがあるので、心配な場合は肥料とはまた違う植物活力剤のHB-101を使ってみて下さい。天然成分100%なので野菜から花や果実までに幅広く安心して使えて、植物を元気にしてくれます。液体と顆粒がありますが液体の場合は1リットルの水に1CCを加えて土にまいたり散布したりできます。植物を元気にする他に防虫効果も期待出来ます。

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植え付け方

植え付け場所(水はけの良い土)に根鉢が入るぐらいの大きさの穴を掘って元肥を入れて根鉢を崩さないように気を付けながら植え付けて下さい。植え付け後はたっぷりとお水をあげて下さい。

植え付け場所・置き場所

エボルブルスは日当たりを好むので1日中日光が当たる場所が最適です。日があまり当たらないと開花が悪くなるので日当たり重視で植え付け場所や置き場所を選んでください。冬を越す場合は室内で5℃以下にならにように管理をして下さい。温かい地域など屋外で冬を越す場合は軒下などの霜が当たらない場所で管理するようにして下さい。

水やりについて

エボルブルスはハダニが発生する事があるので予防の為に葉の上からも水をかけるようにして下さい。土が乾いたら葉と根元にたっぷりお水をあげて下さい。エボルブルスは夏場に花を咲かせる事から夏場の水やりも大切になります。暑い日中を避けて朝や夕方の涼しい時間に水やりをしてください。あげすぎてしまうと根腐れの原因にもなるので注意して下さいね。

エボブレスの花の管理・植え替えなど

エボブレスの花の管理・植え替えなど

花の管理・摘心

エボルブルスは花期が長い植物です。その為草姿が乱れやすく横へ伸びすぎてしまう事があるので、見た目のバランスを取る為や花数を増やすには摘心が必要になってきます。伸びすぎてしまった枝や形を整えながら枝をカットして下さい。それによって見た目のバランスも整って栄養も届きやすくなり花つきも良くなります。咲き終わった花がらは茶色くなってしまい見た目にも良くないので咲き終わった花は摘み取る事をお勧めします。

植え替え時期について

エボルブルスを一年草として育てる場合は植え替えの必要はありませんが、冬を越して植え替える場合は4月頃に植え替えるようにして下さい。植え替え時は根鉢についている古い土をある程度落としてから新しい土を使用して植え替えて下さい。

エボブレスの増やし方

エボルブルスは挿し木や株分けで増やす事が出来ます。挿し木で増やす場合は5月から9月頃に
行います。新しく伸びて来た茎を10センチ程度切り取ります。土に挿しこむぐらいまでの所(1節以上)の葉を切り落とし、そのまま30分ほど水につけた後、植物成長調整剤を切り口につけて、挿し木用の培養土や鹿沼土や赤玉土(小粒)を使い水で湿らせた後、カットした茎を挿してください。

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エボブレスの病害虫について

エボブレスの病害虫について

病気について

エボルブルスは比較的丈夫な植物ですが、風通しが悪い環境などで「灰カビ病」が発生する事があります。湿度が高い時期に発生しやすいので、込み入った枝を切って風通しを良くしたり、花がらや枯れた部分を取り除いたりなどして予防して下さい。万が一発生してしまった場合は発生元を切り取って薬剤を散布してください。

害虫について

エボルブルスはハダニの被害に遭う事があります。ハダニがつくと葉がかすれたようになり、蜘蛛の巣のような糸が付くようになります。予防としては水やりの時に葉の表面や裏側にも水がかかるようにすると効果的です。被害が拡大していたら薬剤を撒いて駆除して下さい。

まとめ

夏に花を咲かせてくれるエボルブルスの育て方をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。ある時、朝顔に似ている花が花壇一面に咲いていて、その鮮やかなブルーで暑さを忘れるぐらい惹かれた事がありました。その後、園芸店で見かけてエボルブルス(アメリカンブルー)と言う事が分かり購入したことがあります。一年草として育てましたが夏の暑い時期に涼しげなブルーの花で楽しませてくれました。今年の花壇にはエボルブルスはありませんが、来年はまた購入して玄関先や花壇で楽しみ、年を越せるように育ててみたいと思っています。長く咲いて楽しませてくれるエボルブルスをぜひみなさんも育ててみてください。

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