家庭菜園といえばじゃがいも! じゃがいもの育て方。

家庭菜園といえばじゃがいも! じゃがいもの育て方。

2019.01.07

料理の幅が広く、重宝するじゃがいも。 たくさん品種があり、育てる楽しみが大きいのもおすすめの理由のひとつです。 小学校の授業でも栽培されるほどですので家庭菜園初心者さんでも大丈夫。 比較的簡単に家庭菜園でも育てることができますよ。 家庭菜園で採れたての新じゃがは本当に美味しくて、おすすめです。

家庭菜園でのじゃがいもの育て方

家庭菜園でのじゃがいもの育て方

家庭菜園でもポイントを押さえれば良質なじゃがいもを育てる事が可能です。
ポイントをまとめてみました。

男爵、キタアカリ、メイクイーンなどじゃがいもにはたくさんの品種がありますが、家庭菜園での育て方に大きな差はありませんので、好きな品種のじゃがいもを選んでオッケー!
・家庭菜園で育てる場合、種イモはウイルス感染を防ぐため、必ず検査に合格した種イモ専用のものを使用します。
・使用する種イモは1個30~50gほどの小さめのものを選ぶと、カットせずに植え付けられて便利です。
病気の被害が多いため、注意します。
・良いじゃがいもの収穫の最大のポイントは「土」。

種イモの選び方

種イモの選び方

じゃがいもを育てるために市販されている「種イモ」を植え付けて育てます。
じゃがいもは水分量が多いために病気の被害にあいやすいのですが、種イモからウイルス感染する病気があり、それを防ぐために検査済みの種イモを使用するようにします。

購入から植え付けまでは、できるだけ温度の低い場所で保管が必要です。
適温は3~5度です。

種イモが大きい場合は切ってから植え付けるので、家庭菜園初心者は1個30~50gほどの小さめのものを選ぶと切る手間がなく便利です。

植え付けの前3週間ほどかけて、種イモの芽出しをすると生育が良くなります。
朝から夕方まで日向に種イモを並べて太陽の光を当ててあげます。
緑や赤の芽が出てくればオッケーです。
種イモが大きい場合は、芽出しの後に適当な大きさにカットします。

じゃがいもの植え付け

じゃがいもの植え付け

【①植え付け】

東北より北の寒冷地…3月初旬~4月初旬
関東より南の比較的温暖な地域…2月下旬~3月中旬

【②植え付けの際のポイント】

じゃがいもは、桜の咲く頃にじゃがいもが芽吹いてくるように植え付けを行います。
日当たりの良い場所に、植え付け間隔を30㎝ほどあけて植え付けます。
種イモをカットした場合は、切り口を下にして植えていきます。
植え付けの間隔が近すぎると、それぞれの根がぶつかり生育が悪くなります。
掘り起こす際にも根が絡まって土の中に残ってしまう、ということになりかねないので十分に距離をとって植え付けるようにしましょう。

【③土】

植え付けの2週間前までに土作りをしておきます。
初心者さんには少し難しいと感じられるかもしれませんが、この土作りがとっても大切です。
ですが、市販の野菜用の培養土が出ていますので利用すれば大丈夫です。
自分で作る時は赤玉土5、砂2、バーミキュライト3を混ぜ、適当な量の化学肥料を入れておきます。

じゃがいもは酸性土壌を極端に嫌いますので、酸性の場合は石灰を混ぜてpH値が5.0~6.0になるように調整する必要があります。

顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に
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じゃがいもの水やりと肥料、管理方法

じゃがいもの水やりと肥料、管理方法

植え付け後

植え付けた後はたっぷりと水やりを行ってください。
その後は自然の雨だけでも十分に育ちます。
家庭菜園ではプランター栽培の場合も多いですね。
なるべく大きく、深いプランターを選びましょう。
その場合、植え付け後は水分が必要ですが、その後は用土が乾いたら水やりの必要はありますが、収穫近くになったら乾燥気味に育てます。

水やりをしすぎると、種イモが腐り、病気の原因にもなりますので必要以上の水やりは避けるようにします。

家庭菜園でのじゃがいも栽培のポイントは、「芽かき」です。
植え付けから1ヶ月ほどした頃、丈10㎝くらいになる頃に行います。
太く真っすぐで元気な芽を3本程度残し、他は思い切って間引いてしまいます。
茎の数だけ実はつくのですが、あまりに多いとそれぞれの実が小さくなります。
ここで芽かきをしておくことで、みずみずしく大きいじゃがいもを収穫できるようになります。

肥料を与えるタイミング

肥料を与えるタイミングは2回です。
1回目は植え付けから1ヶ月程度の頃、芽かきを行うタイミングに化成肥料を適量施します。
この時、一緒に「増し土」をすると大きなイモの実ができます。
2回目は蕾が付いた頃に同様に行います。
じゃがいもを収穫する際の品質に大きく左右するのが、「増し土」。
土がたりないと大きいじゃがいもが育たないのはもちろんですが、病気が発生しやすくなってしまうのです。

病気対策

じゃがいもは育てやすいものの、病気の心配は多くあります。
病気を防ぐ為に「通気をよくして乾燥気味に育てる」「pHの調整をする」「連作をせず、2年以上あける」などのことに注意して栽培します。
梅雨時期は疫病に注意。
葉っぱの一部が変色して株全体に広がっていき腐敗してしまうことがあります。
アブラムシなどの害虫にも注意。
発見したら早急に駆除しましょう。

じゃがいもをいよいよ収穫!

じゃがいもをいよいよ収穫
花が咲き終わった頃に収穫の時期を迎えます。
家庭菜園の醍醐味はこの収穫の時ですよね!
収穫時期を逃すと、じゃがいもが腐ったり表面が痛んでしまうので、収穫時期を逃さないようにしましょう。
土の水分量が多い時は収穫を避けるようにし、雨の日は避けて晴天が数日続いた後に収穫します。
土の水分量が多い状態で醜悪すると、川の表面が痛んで腐りやすくなってしまいます。

掘り立てのじゃがいもは呼吸していますので、通気性の良い場所で数日おいて熱を冷まします。
ビニール袋などに入れてしまうと、蒸れて品質が落ちますので注意しましょう。

まとめ

家庭菜園・じゃがいもの育て方のまとめ

じゃがいもは収穫までの期間も短く、達成感が得やすい為、家庭菜園初心者向けの野菜と言えます。
採れたてのじゃがいもは、スーパーマーケットで買ったものとは全く違う食感と香りが楽しめますので、ぜひチャレンジしてみてください!

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