オリヅルランの育て方の5つのポイントをご紹介!初心者にもおすすめ!

2024.12.10
四方八方に美しい葉を伸ばし、茎の先に白い花をつけるオリヅルラン。観葉植物の中でも人気のある種類であり、あまり植物を育てた経験がない人でも育てやすい種類です。育て方も比較的簡単で、ある程度の日陰でも育てることができます。 増やし方も簡単で、部屋のシンボルにもなるオリヅルランについて気になるという人もいるでしょう。今回は、オリヅルランの育て方の5つのポイントについて詳しくご紹介します。
オリヅルランは育て方が簡単な観葉植物
分類 | キジカクシ科オリヅルラン属 |
学名 | Chlorophytum comosum |
寿命 | 常緑多年草 |
原産国 | インド、アフリカ南部 |
耐暑性 | 強い |
耐寒性 | やや弱い |
適温 | 冬でも5℃以上をキープ |
育てやすい | かなり育ててやすい |
オリヅルランは、温暖な地域に自生する植物の一種です。室内の空気を正常にする効果を持ち、日本では観葉植物の一種として人気があります。下に垂れ下がって伸びる美しい葉は、柔らかいものと硬いものに種類が分かれています。
オリヅルランの種類は、世界で200種類以上。種類によって、葉の中心に白いラインが入っていたり葉の外側に白い斑が入っていたり、まったく班がなかったりするなど、多種多様なオリヅルランがあります。日本でも10種類ほどのオリヅルランを手に入れることができ、園芸店やホームセンターでも手に入れることができます。
オリヅルランは花が咲く?花言葉は?
オリヅルランは、伸びた茎の先に小さな白い花を咲かせます。細い枝の先についた花が、まるで折り鶴のように見えることから「オリヅルラン」の名前がついたそうです。オリヅルランの花言葉は「子孫繁栄」「守りゆく愛」「集う祝賀」、そして「祝賀」です。
無数の枝先に花をつける様子が、花言葉の由来とされています。美しく、パートナーを生涯にわたって大切にし、家族を作る鶴に通じるものもあるでしょう。丈夫で育てやすいこともあり、結婚祝いや新築祝いとしてもおすすめです。
オリヅルランを上手に育てる5つの育て方のポイント
オリヅルランは、丈夫で初心者でも簡単に栽培をすることができます。オリヅルランの根は、水分を貯蔵することができる多肉性であるため、多少水やりができない場合でもすぐに枯れることはありません。手間がかからない種類である一方で、成長スピードが速いため、世話を怠ると最悪枯れる恐れがあります。
ここでは、オリヅルランを上手に育てる5つの育て方のポイントについて詳しくご紹介します。
1.オリヅルランを置く場所
オリヅルランは、日当たりが良い場所が大好きな観葉植物です。一方で直射日光の下に長時間置くような育て方をすると、葉が黄色く変色してしまう葉焼けが起こりやすくなってしまうため注意が必要です。日光は、必ずレースカーテン越しに当たる場所に置きましょう。
耐陰性はあるものの、日当たりが悪い場所で育てたオリヅルランは、弱々しい見た目になります。数日に1度でも良いので、オリヅルランを日の当たる場所に置いてあげましょう。暑さに強く、冬でも気温5℃を下回らなければ、冬でも屋外で育てることが可能です。
2.オリヅルランの水やりの仕方
オリヅルランの鉢の土の表面が乾いてきたら、鉢底に滲み出るほどたっぷりと水をあげることが大切です。秋から冬にかけては気温が下がるため、他の観葉植物同様、オリヅルランも生育をストップさせます。寒い時期は、水やりを行いすぎると根腐れの原因となることがあるため、乾燥気味な育て方にすることがおすすめです。
また、水やりをすると受け皿に水が溜まるため、こまめに捨てましょう。受け皿に溜まった水を放置すると、根腐れを起こす恐れがあります。
3.オリヅルランに適した土と肥料
オリヅルランは、水はけの良い土を好みます。鉢植えでの育て方をする際は、初心者でも扱いやすい観葉植物用の培養土を利用することがおすすめです、
肥料は、成長が旺盛になる5~10月に与えましょう。2ヶ月に一度緩効性肥料を根元に撒く、もしくは10日に一度即効性のある液肥を水やりと一緒に与えます。
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4.オリヅルランの植え替えと剪定
オリヅルランは、春から秋にかけてよく成長するため、1〜2年に一度植え替えを行う育て方が大切になります。放置することで根詰まりを起こすと、葉が変色したり最悪枯れたりする原因になります。
葉の変色がなくても、水がいつまでも染み込まなかったり鉢の外に根が飛び出していたりする時は、根詰まりが起こっている恐れがあるため、早めに一回り大きな鉢に植え替えましょう。オリヅルランの植え替え時期は、5〜10月。成長期である暖かい時期に行うことが大切です。
オリヅルランの美しい葉を維持するには、剪定も大切です。植え替えと同じ時期に剪定を行いましょう。葉の中まで風が通るように、古い葉やランナーをこまめにカットします。子株の数も調整することで、全体に栄養が行き渡りやすくなります。
5.オリヅルランに多い病害虫と防ぎ方
丈夫なオリヅルランですが、どんな育て方でもハダニやカイガラムシがつくことがあります。ハダニなどの害虫を見つけた時は、すぐに駆除をしましょう。普段から殺虫用のスプレーを散布し、虫を寄せ付けないようにする工夫をすることも大切です。
また、高温多湿状態が続くことで葉が炭そ病になるリスクが増えます。オリヅルランの葉の上にホコリが溜まることで、病気にかかりやすくなったりする恐れがあるため、注意が必要と言えるでしょう。
オリヅルランは水耕栽培ができる
ある程度の日陰でも育つことができるオリヅルランは、水耕栽培での育て方も可能です。使う苗に子株を使う場合は、8枚から10枚ほどの葉がついているものを選び、発根促進剤を入れた水に浸して暗所で保管し発根を促します。
発根した子株、または丁寧に土を洗い落としたオリヅルランの苗を透明な容器に入れ、2/3程度水を入れればOKです。根腐れ防止剤を使う場合は1週間に一度、使わない場合は2〜3日に一度水換えを行います。水のみの栽培だけでなく、土の代わりにジェリーボールやハイドロカルチャーを使うと、インテリアにも生えるおしゃれな仕上がりになるでしょう。
オリヅルラはハンキングにしても楽しめる!
オリヅルランは、斑のある美しい葉をより楽しめる飾り方をすることがおすすめです。葉は、下に垂れ下がる形状であるため、ぜひハンギングにして楽しみましょう。季節になるとランナーの先に咲いた白い花が下へ垂れるため、部屋の雰囲気がおしゃれなものになります。部屋が狭く、できるだけコンパクトな育て方をしたいという人にもおすすめです。
まとめ
オリヅルランは、暑さに強い反面、寒さに弱いため北海道や東北以外の地域の場合、地植えをすることができます。みずみずしいグリーンが美しい植物であるため、部屋のインテリアとしても存在感があるでしょう。
初心者でも非常に手軽な育て方で栽培可能なため、園芸経験があまりないけれど部屋にグリーンを置きたいという人にもおすすめです。肌荒れの原因にもなるホルムアルデヒドを葉に吸着し、空気を綺麗にすることができるとされているため、心身ともに癒しとなるでしょう。