冬を彩るポインセチアの育て方とは?美しく色付かせるコツもご紹介

2025.03.25
クリスマスシーズンを代表する花である「ポインセチア」。鮮やかな赤い花と艶のある美しい緑の葉が、凍えるような冬を華やかに彩ってくれます。鉢植えで販売されていることが多いポインセチアですが、正しい育て方を知ることで長期間にわたって楽しむことができるようになります。 今回は、初心者でも育てやすいポインセチアの育て方について紹介します。
ポインセチアの基本情報
メキシコを原産地とするポインセチアは、現地では「Nochebuena(ノチェブエナ)」の名で親しまれているクリスマスの定番の植物です。温暖な地域では地植えで育てることもできるポインセチアですが、実は寒さに弱いため日本では基本的に鉢植えで育てる必要があります。
一見花に見える赤い部分は、苞(ほう)と呼ばれる部分であり、花は中心の細かい粒々です。花言葉は「聖夜」「祝福する」「幸運を祈る」「思いやり」などです。ポインセチアがクリスマスの定番とされる理由は、真紅の苞がキリストの流した血を、寒い冬でも色褪せない緑が永遠を意味するからとされています。
ポインセチアが日本に伝来したのは明治頃です。現在は品種改良が進んだ影響で、小ぶりなプリンセチアやバラのように見えるウィンターローズ、苞に斑があるもの、クリスマスに合わせて苞や葉にラメを散らばらせたものなどさまざまな品種を楽しむことができます。
美しいポインセチアを楽しめる育て方
ポインセチアは、基本的にプランターを使った育て方になります。初心者でも育てやすいポインセチアは日光を好むため、日差しが柔らかい暖かい日には外で育てることができます。ポインセチアを適切な育て方をすることで、クリスマス以外の時期に成長する様子を楽しむことができます。
ここでは、美しいポインセチアを楽しみやすくなる育て方について詳しく解説します。
適した土を使うことが大切
ポインセチアは水はけの良さだけでなく、ある程度保水することができる土を使うことが大切です。観葉植物用の土でも十分に育てることができるため、植物の栽培にあまり慣れていない人にもおすすめです。
また、ポインセチアは酸性寄りの土は苦手としています。有機質に富んだ土を好むため、一から土づくりをする場合は赤玉土と腐葉土と酸性度を調整したパーライトを5:3:1で混ぜ合わせて作ります。土の水はけばかりを重視して乾燥しやすい土にしすぎると根に負担がかかるため、土づくりをする際は注意が必要です。
水やりの頻度
ポインセチアへの水やりは、土の表面が渇いているのを確認できたらたっぷりと与える育て方をすることが大切です。冬は根に寒さによるダメージが及ばないよう、気温が上がった午前中に与えることが大切です。
水やりは必ず株元にゆっくりと注ぎ、葉や苞に水滴が飛ばないようにしましょう。葉や苞に水がかかったままにすると、色落ちの原因となります。また水やりのしすぎや受け皿に溜まった水の放置は、根腐れの原因になるため注意が必要です。
肥料の与え方
ポインセチアに肥料を与える育て方をすることで、ツボミがつきやすくなります。成長が一時的にストップする冬や夏には、肥料を与えない育て方をしましょう。ポインセチアの生育期である5月から10月にかけて肥料を与えます。
2ヶ月に一度緩行性の肥料を土に馴染ませる、もしくは月に二度ほど即効性のある液体肥料を水やりと一緒に与えます。肥料を与えすぎると肥料焼けを起こす恐れが高くなるため、必ず適量にすることが大切です。
注意したい病害虫
比較的病害虫に対して耐性があるとされるポインセチアですが、ハダニやカイガラムシ、灰色かび病、炭そ病などにかかりやすい傾向があります。大ぶりな葉や苞の裏や枝に異常がないかどうか、日頃からこまめなチェックが必要です。
こまめに葉水をしてホコリやチリを取り除いたり、風通しと日当たりが良い場所に置いたりすることで病気や害虫の被害を防ぐことができます。病害虫の被害が深刻化した場合、ポインセチアが弱ったり枯れてしまったりする恐れが出てきます。もし異常を見つけた場合は、速やかに殺虫剤や駆除剤を使いましょう。
ポインセチアには毒があるため剪定や植え替え時には手袋をしよう
ポインセチアの白い樹液には微量の「フォルボール」という毒が含まれています。体内に入ると下痢や嘔吐といった症状が現れることがあるため、できるだけ肌にもつかないようにすることが大切です。
特に剪定をする時に樹液が手につくと、かぶれたり痒くなったりする恐れがあります。毒は全草に含まれているため、ポインセチアの枝や根を触る時には軍手やビニール手袋などで手を保護してから触れるようにしましょう。
ポインセチアが色付かない原因は?
ポインセチアは、冬が近づいても苞が赤やピンクに染まらないことがあります。ポインセチアが鮮やかに色付かない原因は、日照時間の長さにあります。
ポインセチアを色付かせるためには、故意に暗い場所に置く「短日処理」が不可欠になります。短日処理は、9月下旬から11月にかけて夜間はダンボールで上から覆う必要があります。屋内で短日処理をすることで、日が短くなる=冬が来たとポインセチアが勘違いをして色付かせることができるようになるのです。
ポインセチアの肥料におすすめ!HB-101
ポインセチアは肥料を与えることで苞の色付きを助け、冬に美しい姿を楽しむことができるようになります。ポインセチアの生育期には、プロも愛用する株式会社フローラの植物活力剤HB-101を与えることがおすすめです!
葉に艶が出て、弱っていた株もみるみる元気になるでしょう。希釈する液体タイプなら、水やりだけでなく葉水もすることができます。100%天然成分由来であるため、安心安全のものを使いたいという方にもおすすめです。HB-101の詳細については、ぜひ公式サイトをチェックしましょう。
野菜作りや園芸に。プロご用達「HB-101」 | |
35cc | 1,000円 |
100cc | 2,400円 |
500cc | 10,500円 |
1L | 19,000円 |
5L | 90,000円 |
10L | 175,000円 |
20L | 340,000円 |
まとめ
クリスマスをより楽しむためにポインセチアを育ててみましょう。ポインセチアに適した育て方をすることで、ポインセチアの美しさを自宅で楽しむことができます。インテリアに温かみが出て、冬の寒さが和らいだように感じることができるでしょう。
育て方も簡単であるため、安心して家族みんなでお世話をすることができます。ポインセチアをお迎えする際は、ぜひ今回紹介した育て方を参考にしてくださいね!