多肉植物の人気種類・育て方をご紹介。うさぎの耳?ハート型?独特な形、個性的な色が魅力!
2019.02.19
近年の多肉植物人気で、あちこち至る所でいろんな形や色の多肉植物を目にするようになりました。気軽に育てられて、それほどお値段もかからずに手に入れることができる多肉さん。 今回は観葉植物を育てたことない、植物はちょっと・・・という方にもオススメの多肉植物の代表人気種をご紹介いたします。
そもそも多肉植物ってなに?
多肉植物と聞いてサボテンを思い浮かべた方は間違っていません。なぜなら多肉植物はサボテン科のグループのひとつだからです。見た目の大きな違いとしては、サボテンのように棘を持っているものはあまり多くないように思います。ちょっと時間がある時に、園芸ショップやホームセンターなどに立ち寄ってないか、確認してみてください。おそらく年中通して売られていると思いますので、いつでも見つかるはずです。
サボテンと並んで置いてあることが多い多肉植物ですが、その特徴を簡単にご説明します。
まず最初に目を引くのがそのぽってりとしたお肉とも言いたくなる肉厚な外見ですね。
多肉植物の多くは乾いた土地で生き残れるように、普段から水を蓄えておける体の構造を持っています。つまりぽってりとした体は水によって膨らんでいるだけなのです。
それなのに、多肉?と言われている所まではわかりませんが、おそらく水をどんどんと蓄えていくために、葉っぱが厚くなっていき草全体もまるっとしてくるのだと思われます。
もし、多肉植物を一度も見たことない。という方もきっと一度は聞いたことがある多肉植物があります。例えばアロエです。アロエの仲間も多肉植物です。アロエを食べるとニュルッとしていてモチモチとした食感で美味しいですよね。アロエはアフリカ原産です。
その他にもアフリカのバオバブの木とか、よく巷で見かけるのはボトルのような形をしたトックリランなんかも多肉植物です。
どうでしょうか、知らず知らずの間に多肉と接点があったなんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
では次にそんな多種類に渡る多肉植物の中でも、人気のある代表的な種類をご紹介したいと思います。
多肉植物の人気種類
【エケベリア】
メキシコ原産のベンケイソウ科です。
大型のものは40cmになるほど大きく育ちます。
日本の気候だと年中通してよっぽど暖かくないとそこまで育つのは難しいと思いますが、
育てかたによってはここまで大きくなるんですね。
たまに、公園などに捨てられたであろうサボテンや多肉が巨大化しているのも見かけたりもしますので、多肉も意外と寒さにも強いのかもしれません。
【セダム】
グランドカバーなどによく使われる芝生のように増える仲間です。
小さい葉っぱが群生していくのは見ていても楽しい気分にさせてくれます。
種類も豊富で一つ一つ葉っぱの形にも変化があるので、お庭のアレンジや、寄せ植えの隙間用などにももってこいです。
【パキツフィム】
パキツフィムもエケベリアと同じメキシコ原産のベンケイソウ科です。
ぷっくりとした葉を持っていて、色は赤紫やピンク色をしています。
個人的にはボタンとか菊の花を肉厚にした感じに見えます。
パキツフィムは冬は休眠期なので零下を下回ったり霜が降りたりすると良くないです。
旅行先で地植えされているところを見ましたが、その日の気温は零下だったにも関わらず、
元気そうでした。なので一概に言えないところもあるのですが、
根の中や体内の水が凍りついてしまうような気温は多肉植物に限らず、
どんな植物も避けたほうがベターです。
【ハオルチア】
多肉の中でも非常に人気が多く、関連の情報や種類も豊富な仲間です。水晶のような体の特徴は、葉の根元は緑をしているのに対して葉の先は透明に透き通っています。
これは葉の先端から日光を体内に取り込む用の窓として発達したもので、砂漠地帯などで砂に埋もれてしまっても葉先から光を取り込めるように適応したとされています。
ハオルチアは特に中国で大人気で、ネットオークションで数十万円の値がついていたのを見かけたことがあります。
【月兎耳】
白い産毛のような肌をしていてまさにうさぎの耳のようです。日光は大好きですが、夏の直射には弱いので注意です。
【火祭り】
幾何学模様のように大きくなっていきます。紅葉シーズンになると真っ赤になり、群生している火祭りが真っ赤に染まるとそれはもう燃え盛る炎そのものです。
【虹の玉】
丈夫ですぐに増えます。つぶつぶの葉が可愛く、果実を思わせるように色づきます。
多肉植物の育て方
多肉植物の育てかたは簡単です。そういう私も初めて自分で育てた植物が多肉でしたから、初心者の方にも安心してお勧め出来ます。
注意しなければいけないのが日照(置く場所)、水やり、植え替えです。
では詳しく見ていきましょう。
日照について
基本的にどんな多肉も風通しがよく日当たりが良い場所を好みます。本来多肉植物たちが植生していた環境を思い浮かべていただくとお分かりいただけるかと思います。
ただ中には直射日光が苦手な種類もあります。詳しく一つ一つに気を使って最適な場所を見つけてあげるのが一番よく育ついい方法ですが、なかなかそうはいかないお家も多いと思いますので、今回はざっくりと、真夏は半日向または寒冷紗、冬も日当たりの良い場所で管理と覚えていただくと良いと思います。
日当たりと、直射日光がギラギラと照りつける7月・8月に陽に当たりすぎて弱ってしまうこともありますので、注意です。
気温について
気温は大体8度ぐらいを目安にしていただけるといいと思います。ただ8度はあくまでも目安です。8度以下の気温の日に屋外に置いておいたけど何も問題なかったと、油断してほっておくと、知らぬ間に長い間寒晒しされて、全滅なんてこともあります。
私は寒気がやってくる12月上旬を目安に屋内に入れるようにしています。
水やりについて
水やりについては多肉全般的に高温多湿が苦手です。夏は暑かろうと水をあげてしまうと、皿から蒸発した湿気にやられて枯れてしまいます。
春・秋は土が乾いたら鉢から水が出るくらい水をやる・夏・冬は基本的に断水、特に気温がこれから上昇する朝はやらないほうがいいです。
また多肉の種類(春秋型・夏型・冬型)によって成長期が違うのでよく調べましょう。
植え替えについて
上記を守って育てていれば調子が良ければ一年足らずで鉢をはみ出さん勢いで大きくなります。
そうしたら植え替えと土選びです。土は基本的に水はけの良いものが良いです。サボテンの土や、多肉の土、なければ市販の土に赤玉土などを混ぜて工夫するのも良いと思います。
植え替えの際には固形肥料を混ぜてあげると植え替え後の成長も良くなります。
多肉植物の入手方法
昔は園芸店でしか買えませんでしたが、今では園芸店以外にも色々な入手ルートがあります。
100均でも売っていますし、ホームセンターのサボテンコーナーにもあります。
それ以外だと、多肉市などで園芸店が出張販売していたり、フリーマーケットで売っていたり、オークションで変えたりします。
同じように見えるからといってよく見ずに選んでしまうと、痛んでいたりとか、もともと弱い株だったりします。そういう心配がある方は、園芸店などのプロから買うのが間違い無いでしょう。
まとめ
さて多肉植物について書いてきましたがいかがでしたでしょうか。
ちょうど私が執筆している今も窓際に色づいた多肉さんたちがいますが、ちょっと一息つきたい時とかに何の気なしに眺めていると思いがけず癒されています。
初心者の方でも気軽に始めることができる多肉植物、
お読みいただいた方もこの機会に多肉ライフを楽しんで見ませんか。
以上お読みいただきありがとうございました。