ホウレンソウをお家でおいしく育てるには?育て方をご紹介。
2019.01.23
ホウレンソウは手軽に食べられる上に寒さに強く、害虫や病気による被害も少ないため、家庭菜園で育てるのにオススメの野菜です。どんなお料理にも使える万能選手!お家で育てられたら嬉しいですよね。今回はホウレンソウの育て方についてご紹介します!
ホウレンソウは栄養豊富で育てやすい万能野菜!
ホウレンソウは手軽に食べられる野菜として親しまれており、その品種は、甘くて生でも食べられるものから、少し苦味のあるものまでさまざまです。
寒さに強く、害虫や病気による被害も少ないため、家庭菜園で育てるのにオススメの野菜です。なにより、どんな料理にも使える栄養豊富な万能選手!お家で育てられたら嬉しいですよね。そこで、ホウレンソウの育て方のポイントについてご紹介します。
ホウレンソウを育てる時期
ホウレンソウは1年を通して栽培が可能ですが、生育に適した気温は15~20℃とされています。そのため、春(3~4月)もしくは秋(9~10月)に種まきをするのがよいでしょう。
耐寒性は高いものの、暑いと生育が悪くなるので、初心者の方は秋から栽培を始めるのをおすすめします。
収穫までの日数は、春まきで1ヶ月~40日、秋まきで1ヶ月~50日ほどです。
美味しいホウレンソウを育てるコツ
育てやすいといっても、ホウレンソウをおいしく育てるにはいくつかのポイントを押さえておくことが大事です!さっそく詳しいポイントを見ていきましょう!
種の選び方と植え付け
・発芽しやすくなるよう、種まきの前日から水に浸しておく。
・土は酸性が強いと葉が黄色く変色してしまうため、種をまく2週間ほど前に苦土石灰(ドロマイト又はドロマイト室石灰岩を加熱し、砕いて粉状もしくは粒状にして作る石灰肥料。アルカリ分が多く,マグネシウムを含む。)を混ぜて土壌(作物を生育させる土)を中和させておく。
・その1週間後、堆肥(落ち葉や稲わら、刈草等に肥料を加えて腐らせたもの)や肥料を混ぜて畑を耕しておき、種まきの準備は完了です。
・土壌に浅めにくぼみを作ったら1cm間隔ですじまきしていく。
・土をかぶせて軽く手で押さえ、水をたっぷりと与える。
・種まきから3日~1週間が発芽の目安。
・プランターで育てるときも種のまき方は同じ。
・2列にわたってまく場合は、その間を10cm以上空けるように。
・早春や晩秋のまだ寒さが続くときに種まきをした場合は、寒冷沙(かんれいしゃ、植物を覆う網目状の薄い布)という布を張って保温してあげるとよい。
水やりと追肥のコツ
・乾燥に弱い野菜なので、土の表面が乾いたら、しっかり水をあげる。発芽するまでは土が乾燥しないよう気をつける。
・ただし、水をやり過ぎると根腐れや病気の原因となるため注意が必要。
・気温が高くなる前に水やりをし、夕方には葉が乾いているというくらいがちょうどよい。
・本葉が4~5枚になって混み合ってきたら生育のよくないものを間引きし、その後、草丈が10cmくらいになったら生育を助けるために追肥を行う。
・もともと肥料が入っている培養土の場合、追肥は必要ないかもしれませんが、生育の状態を見て10日~2週間に1回を目安に追肥をする。
ホウレンソウの害虫対策
毎日葉の裏をチェックし、見つけたらすぐに駆除しましょう。防虫ネットを使用すれば害虫を防ぎやすくなり、きれいな状態で収穫することができます。
また、ホウレンソウは湿気に弱いため、土の排水性が悪いと病気になったり枯れやすくなったりします。排水性をよくしたり、水のやり過ぎに気をつけるようにしましょう。
草丈が20cmくらいになった大きな株から順番に収穫していきましょう。
まとめ
ホウレンソウは、1~2ヶ月ほどで収穫でき、病気や害虫にも強いため初心者でも家庭菜園を使って育てやすい野菜です。ただ、暑さには弱いため、初めての方は秋から育て始めるのがよいでしょう。
葉が成長したらタイミングを見て間引きをし、生育状態によって追肥を行うことが育て方のポイントです。畑やベランダで家庭菜園を考えている方は、身近な葉物野菜のひとつとしてぜひ栽培してみてください。