ベランダ菜園でレモンを育てる6つのコツ|レモンの花の楽しみ方もご紹介
2024.12.31
美肌効果や風邪予防に効果的なビタミンCやクエン酸を豊富に含んでいるレモンは、ベランダ菜園で育てることができます。暑さに強い反面、寒さや強風に弱い傾向があるレモンですが、育てるポイントを知ることでレモンの実を楽しむことができるようになります。プランターでコンパクトにできるため、ベランダで果樹を楽しみたいという人にもおすすめです。 今回は、ベランダ菜園でレモンを育てる6つのコツについて詳しくご紹介します。
レモンはどんな木?
ビタミンCやクエンさんが豊富に含まれていることで有名なレモンは、柑橘系果樹です。ミカン科ミカン属に分類され、インドのヒマラヤ地方を原産地とし、中国からアラビア半島へ渡りました。日本では、明治初期に渡ったとされています。
現在の日本でも栽培されているものの、店頭で見るレモンのほとんどがアメリカなどからの輸入品です。レモンの花言葉は、「心からの思慕」「香気」「愛に忠実」「熱意」「誠実な愛」です。「ファーストキスはレモンの味」と表現されるほど、レモンは甘酸っぱく爽やかな味が魅力とされます。
ベランダ菜園でレモンを育てる方法
レモンは、ベランダ菜園で育てることができます。じっくりと時間をかけて育てることで、10個以上のレモンの実をつけてくれることもあるでしょう。ベランダ菜園でプランターでレモンを育てると、場所を取らず移動もスムーズにできます。
レモンを植える鉢は、8号(24cm)から10号(30cm)ポットを用意して育てます。ここでは、ベランダ菜園でのレモンの育て方について解説します。レモンを育てる時のコツを知ることで、肩の力を抜いて育てることができるでしょう。
1.日当たり
果樹であるレモンは、他の植物同様日光が大好きです。ベランダ菜園でレモンを置く場所は、日当たりが良好な場所を選んで置くようにしましょう。
日照不足になったレモンは、結実が難しくなったり実にハリが出なかったりする傾向があります。まだ背が低いうちは、台などを使って高さを上げることで、日光がより当たるように工夫することも大切です。
2.適した土
レモンは比較的丈夫な果樹であるため、ベランダ菜園で育てる際の土は、果樹用の培養土でもしっかりと育ちます。もともと元肥が含まれている培養土なら、プランターに移し替えるだけであるため、ベランダ菜園をあまりやったことのない人でも手軽に始めることができるでしょう。
一から土を作る場合は、小粒タイプの赤玉土7、腐葉土3の割合で混ぜたものを使います。ベランダ菜園でのレモンの植え付けは、寒さが和らぎ始める3〜4月にかけて行いましょう。
3.水やり
レモンをベランダ菜園で育てる時は、水切れをしないようにこまめに水やりをすることが大切です。レモンは水切れを起こすと、花が落ちてしまったり木全体が弱って結実が難しくなったりする恐れがあります。レモンの鉢植えの土の表面に加えて、少し中を掘っても土が乾いている時は、鉢底から水が溢れ出るまでしっかりと水をあげましょう。
ベランダ菜園でプランターで育てる場合、地植えよりも水が乾燥しやすい傾向にあります。弱らないかと心配になり、頻繁に水あげをし過ぎると、根腐れの原因となり弱ってしまう恐れがあります。神経質になる必要はない一方で、日差しが強く乾燥しやすい夏は朝夕の涼しい時間帯の水やりを意識することが大切です。
4.肥料
レモンは非常に肥料を好むため、実り豊かにするためにも定期的な追肥は不可欠になります。
レモンに追肥をするタイミングは、2〜3月(春)、6月(夏)、9月(秋)、そして収穫がひと段落した11月(お礼肥)です。
ベランダ菜園で育てられる果樹の中でも、レモンはなかなかの肥料食いとされています。レモンが肥料切れを起こすと、落葉したり結実をしなくなったりする恐れがあります。ベランダ菜園でレモンを育てる時は、肥料切れにならないように適した時期に緩効性の肥料を根本に施すことが大切です。
5.摘花・摘果
実を結ぶレモンですが、植えてから少なくとも3年間は実をつけないようにツボミを摘んだり摘果をしたりすることが大切になります。せっかくついたツボミを取り除くのはもったいない感じがするものの、ツボミや花、実を取り除くことでレモンの成長を促し、実りが豊かになるようにすることができるのです。摘花や摘果をしなければ、レモンの木が弱り、翌年以降の収穫量に大きく影響を及ぼす恐れが出てきます。
レモンの開花時期は、4〜6月。暖かい気候と適した環境であれば6月以降もツボミをつけます。摘花時期は春の場合6〜7月、秋の場合は9〜10月です。摘果の時期は、8月になります。花も実も適度に間引きをすることで、果汁が詰まったジューシーなレモンを収穫することができるようになるでしょう。
6.剪定
レモンは、ベランダ菜園でも成長が旺盛で大きくなります。放置しておくと、枝が伸びすぎてバランスが悪くなったり、結実が悪くなったりするため、定期的に剪定をすることが大切です。
地植えでは高さ3m以上にまで伸びることもあるレモンですが、ベランダ菜園で植えたばかりの頃はほとんど剪定を必要としません。
3年目以降を迎えた後は、
● 細い枝
● 混み合った枝
● 根元から生えている枝
● 実をつけなさそうな枝
これらの枝を3月から4月上旬までにカットしましょう。レモンの枝にはトゲがあるため、剪定の際には怪我をしないように園芸用のグローブや軍手を着用することがおすすめです。
摘んだレモンの花の楽しみ方
柑橘類であるレモンの花は、爽やかさの中にどこか甘さを感じる良い香りが特徴です。ベランダ菜園のレモンがまだ結実にはいたらない年数でも、木全体の調子が良さそうな場合は、花を咲かせてみることがおすすめです。
咲いた花は、摘み取った後に紅茶に浮かべたりお菓子に混ぜたりして楽しむことができます。レモンの花の香りを楽しみながら過ごすティータイムは、格別のひと時です。レモンを育てる人の特権でもあるため、ベランダ菜園でレモンを育てる場合は、実だけでなく花も楽しむことがおすすめです。
肥料が欠かせないレモンにはHB-101がおすすめ!
ベランダ菜園で育てるレモンがより多く実をつけ、病害虫にも負けないようにするためには、より良い肥料を与えることが大切になります。レモンは、口にするため、より安全な肥料を使いたいという人もいるでしょう。そこでおすすめなのが、顆粒タイプのHB-101です。
HB-101は粒が小さく、土に馴染みやすいため、レモンが生き生きと元気になります。コスパも良く、100%植物由来であるため、肥料にはこだわりたい!という人にもおすすめです。ぜひ株式会社フローラの公式サイトをチェックしましょう。
植物の土づくり、土壌改良に「顆粒HB-101」 | |
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300g | 2,000円 |
1kg | 6,000円 |
まとめ
レモンは日当たりが良ければ、ベランダ菜園でも十分に育てることができます。レモンは大きくなるため、2〜3年に一回は一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。植え替えの時期は、3月から4月です。
レモンは四季咲きであるため、欲張って結実をさせすぎないようにすることが大切です。レモンの実は、黄色くなったものからどんどん収穫していきましょう。サラダやパスタ、お菓子やソース、蜂蜜漬けなどで新鮮なレモンを楽しめますし、いつものお料理も華やかになるでしょう。