おすすめの冬野菜の栽培方法と美味しいレシピを紹介!
2022.03.01
冬野菜は栄養満点で旬になると、美味しいレシピがたくさん登場します。 新鮮な冬野菜を食べたいという主婦がプランターで栽培をはじめることも多く、とれたての旬の野菜をいつでも食べることができます。 そこで、今回は畑だけでなくプランターでも育てられる栄養豊富な冬野菜を紹介します。
栄養たっぷりの冬野菜の栽培方法
まずは冬が旬の代表的な野菜を紹介します。
①ネギ
日本人の多くに馴染みがあり、あらゆるレシピに登場するネギは、古くから薬味として使われています。
ネギは日本原産と思われがちですが、中央アメリカ原産のユリ科の野菜です。
鍋のレシピにも欠かせない具材で、疲労回復や血行促進の効能があることから、食べると体がポカポカしてきますよね。
そんなネギは本格的な家庭菜園をしているのなら、3月~4月、9月~10月のどこかで植え付けをはじめ、11月~3月に収穫をして美味しくいただくそうです。
水はけのいい土を好みますので土つくりは念入りに行ってください。
肥料や土をブレンドして作る自信がない人には「HB-101」がおすすめです。
家庭菜園をしている人に人気がある肥料で、土に混ぜるだけで簡単に栄養豊富な土を作ることができます。
そしてネギは植え付けから2~4週間ご、2か月後と3か月後の3回根元を土に寄せることで、白い部分を作ることができます。
さらに、ネギは何度刈っても少しずつ新葉が出てくるので、少しの面積でも十分に栽培することができる冬野菜です。
②ほうれん草
古くは江戸時代から栽培され、和え物や味噌汁の具材に使用されるだけでなく、パスタやグラタンなどのレシピにも使われる冬野菜です。
旬のほうれん草は甘味も出ているのでとても食べやすく栄養も豊富です。
ビタミンCやカルシウムは豊富に含まれているので、子供や妊婦さんにおすすめの冬野菜です。
ほうれん草は9月~10月に種まきをし11月~12月に収穫ができます。
種まきから収穫までが早いので、プランターでも十分栽培することができます。
ただし、発芽の適温は15度~20度なので、残暑が過ぎた10月頃から種をまきましょう。
発芽後は間引きを2回ほど行うとキレイなほうれん草が育ちます。
③小松菜
同じく江戸時代から盛んに栽培されるようになった小松菜は1年中、栽培収穫ができますが、特に旬の冬はしっかりと丈夫な株が育ちます。
植え付けは2月~11月と期間が長いだけでなく、種まきから収穫までが早いので、初心者でも家庭菜園をはじめるのに向いている野菜となっています。
プランターでも簡単に育てることができますが、アブラナ科の冬野菜なので、害虫がつきやすいので春から夏にかけては注意が必要です。
秋から冬にかけては害虫の量は少ないですが防虫ネットや寒冷紗で害虫を防いでおくと安心です。
④大根
古代エジプトから栽培されている歴史がある冬野菜です。
日本では弥生時代から栽培され、今では日本の食卓に欠かせない食材となり、多くのレシピに使われています。
そして大根の栽培は家庭菜園でも野郎と思えばできます。
植え付けは7月~9月に行い、収穫は10月~12月で、畑か深さのあるコンテナでの栽培が向いています。
もし、サラダ向けや、はじめて家庭菜園をするならラディッシュ(二十日大根)がおすすめです。
ちゃんと育てると実が詰まった甘みと辛みがある大根が収穫できますから、ぜひチャレンジしてみてください。
⑤白菜
日本の鍋料理に欠かせない白菜は、冬を代表する野菜の1つです。
本格的に栽培されるようになり、旬の野菜となったのは昭和になってからで、意外と最近のことなんです。
キャベツに似た感じで栄養素もたっぷり詰まっていて、食物繊維やミネラルを豊富に含んでいます。
白菜の栽培は畑で行い、種まきは8月~9月で収穫は10月~1月です。
栽培をする上で気を付けたいのがアブラナ科の野菜なので、白菜が病気や害虫の被害に合わないようにすることが大切です。
毎年白菜を育てている人は、新しい土に変えてから白菜の種まきを開始しています。
種をまき、本葉が10枚ほどになり、丸みがでてきたら株元に土を寄せて肥料を与えると大きく立派な白菜が育ちます。
白菜は年中通して売られているので冬野菜と知らない人が多いでしょう。
旬の冬に売られている白菜は甘みも多めなので、ぜひ食べてみてくださいね。
⑥ブロッコリー
実はキャベツの仲間で、イタリアで品種改良された冬野菜で、日本には第二次世界大戦以降普及しました。
栄養価がかなり高く、鉄分やカルシウム、ビタミンCが豊富に含まれていますから成長期の子供や妊婦さんにおすすめです。
サラダからポトフなど、洋風なレシピに採用されることが多く、野菜嫌いな人でも比較的食べやすい旬の野菜です。
ブロッコリーの栽培は、プランターやコンテナーで育てるよりも畑でのびのびと育てるのがコツです。
種まきは7月~9月と暑い時期に行い、収穫は10月~2月の間で、外側の葉っぱを大きく育てることでブロッコリーも大きなものが収穫できます。
また栄養豊富な土を好むので、「HB-101」を土に混ぜ込んでおきましょう。
また湿気が苦手なので、水やりは控えめに育てます。
ちなみに、ブロッコリーは花を咲かせることもあり、蕾ができると鳥が食べにくるので、防鳥ネットなどで守ってあげてくださいね。
冬野菜を栽培する時の注意点
基本的に冬野菜の栽培をするときは、プランターなら土の表面が乾いてから水を与えます。
畑で栽培する場合はほとんど水やりはしませんが、霜がおりたりする地域では、畑に「わら」などを敷いて保温してあげてください。
さらに、冬野菜を育てる時に注意してほしいのが害虫や野菜の病気です。
特に白菜やほうれん草などに「ハクサイダニ」がつくことがあります。
記事内でも少し解説していますが、毎年同じ場所で野菜を育てることを避け、栽培した冬野菜や残りの雑草の処理などをして、野菜が病気や害虫の食害にあうことを防ぎます。
また、栽培中の野菜に大量の害虫が発生した時は、殺虫剤などを散布して対応してください。
冬野菜の美味しいレシピ
ここからは旬の冬野菜を使ったおすすめレシピを紹介します。
①ブロッコリーと卵のサラダ
ブロッコリーは茹でてマヨネーズをかけるだけでも美味しいですが、もっと濃厚で美味しいレシピがあります。
作り方はとっても簡単でブロッコリーを茹でで、固茹でのゆで卵を作ります。
ゆで卵は粗熱がとれたら殻を剥き、荒めに潰してください。
マヨネーズとレモン汁、塩コショウで味を整えます。
マヨネーズソースにゆで卵と茹でたブロッコリーを和えて完成です。
②ふろふき大根
大根を使ったレシピはたくさんありますが、その中でもおすすめなのがふろふき大根です。
白米と一緒に食べると箸が進むメニューなので、大根が苦手な子供でもパクパク食べてくれます。
大根は4~5cmの長さに切り、皮を向いて面取りし裏表に十文字に切り目を入れます。
次に鍋にさきほど切った大根が被るくらいの水を入れて中火で火にかけてください。
沸騰したら弱火にかえ、柔らかくなるまで煮てから冷まします。
続いて大根に乗せる肉みそを作ります。
肉なしの味噌のレシピもありますが、肉が乗っている方が食べ応えがあります。
小さめのフライパンにごま油を熱し、ひき肉をボロボロになるまで炒めてましょう。
火から外して、醤油、みりん、味噌、砂糖を加え、中火で混ぜながら汁気がほとんどなくなるまで加熱したらしょうがを入れて風味をつけます。
器に汁気を切った大根とさきほどの肉みそを乗せて完成です。
③白菜と豚肉のミルフィーユ鍋
冬の家庭料理で登場するミルフィーユ鍋は、白菜の甘みと豚肉のジューシーさを楽しむことができるレシピです。
作り方はとてもシンプルで、白菜を1枚ずつはがし白菜と豚肉を交互に4枚重ねてください。
適当なサイズに切って、鍋のフチに沿って白菜を詰めて隙間を埋め、これを3~4回繰り返します。
続けて和風だし、醤油、塩少々、水(鍋の大きさによって異なります)を加えて火にかけましょう。
沸騰したらフタをして中火で煮ていきます。
火が通ったらネギなどの薬味を乗せて完成です。
出汁や水の量は鍋の大きさにあわせて調整してください。
まとめ
旬の冬野菜を美味しく食べるレシピと、栽培の仕方を紹介しました。
冬野菜は栄養満点で寒い時期を乗り切るにはピッタリな野菜です。