ずぼらな方向き?!植えっぱなしOKの植物で家庭菜園をつくろう!

ずぼらな方向き?!植えっぱなしOKの植物で家庭菜園をつくろう!

2021.04.20

家庭菜園にチャレンジしてみたいけど、ちゃんと育てられるか自身がないな…。植えっぱなしで育てられる野菜ってないの? 「忙しくて家庭菜園のお世話なんてできなそう」「ずぼらだから家庭菜園は無理」と家庭菜園を諦めていた方におすすめしたいのが、植えっぱなしの家庭菜園を作ること。植えっぱなしでも育てられる作物を選べば、なるべく少ないお世話でしっかりと収穫できる家庭菜園ができますよ! この記事では、植えっぱなしOKの家庭菜園におすすめの植物や育てる際のポイントを紹介します。

植えっぱなしにできる野菜って何があるの?

植えっぱなしにできる野菜って何があるの?

毎年一から種まき・植え付けをする必要がない「植えっぱなし」の家庭菜園を作るには、次の特徴を持つ野菜類を選びます。

1. 多年草・宿根草であること。(1年で枯れないこと)
2. お世話が簡単な植物であること。
3. 害虫被害が少ない植物であること。
4. 本格的な畑作りがいらないこと。

これらの条件を満たせば、初心者やお世話が難しい人でも植えっぱなしで失敗無く収穫を迎えることが可能です。

ではこれらの条件を満たす野菜とはいったい何なのでしょうか?植えっぱなし家庭菜園にぴったりの野菜を見ていきましょう。

顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に
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植えっぱなし家庭菜園にぴったりナンバー1 ニラ・こねぎ

植えっぱなし家庭菜園にぴったりナンバー1 ニラ・こねぎ

はじめに紹介したい、植えっぱなし家庭菜園にぴったりの野菜は「ニラ」「こねぎ」です。いずれも育て方が似ているため一度に紹介します。

ニラやこねぎは日向から半日陰程度の日照が確保できれば、あまり環境は選びません。種から育ててもよいですし、こねぎであればスーパーで買ってきたこねぎから再生栽培も可能。根部分の切れ端を半日程度水揚げし、地面に植え付けるだけでもOKです。

プランター栽培の場合、土が乾いたら水やりをしましょう。地植えであれば、極端に乾燥したとき以外ほとんど水やり不要です。

収穫する際は、根元からバッサリとカットしてOK。家庭菜園に植えっぱなしにするだけで、伸びるたびに収穫ができます。生育が衰え葉色が悪くなったら、追肥すればまたぐんぐんと伸びてきます。

植えっぱなし家庭菜園にぴったりナンバー2 みょうが

植えっぱなし家庭菜園にぴったりナンバー2 みょうが

みょうがは日当たりの悪い場所で育てるのが有効な薬味野菜です。日当たりが確保できない家であっても、家庭菜園を楽しめる点が嬉しいですね。植えっぱなしの家庭菜園で育てれば、スーパーで買うこともほとんどなくなるでしょう。

栽培するには、植え付け用の「みょうがの地下茎」を購入します。腐葉土をしっかりとすき込み、有機物に富んだ水持ちと水はけの良い用土に植え付けましょう。プランター栽培をする場合は、深さのあるプランターを使用します。

みょうが栽培で一番のポイントは乾燥させないこと。次の対策をとりましょう。

● 土の上に、敷き藁などをかけて水分の蒸発を防ぐ。
● 直射日光に当てない。
● 土を完全に乾燥させないように水やりをする。

実は私たちが食べているみょうがは「花」の部分。みょうがの花は他の植物に比べると変わった咲き方をします。株の生長が進むと、土からまるで新芽の様に花のつぼみが顔を出すのです。みょうがのつぼみが土から顔を出したら、早めに収穫しましょう。

植えっぱなし家庭菜園にぴったりナンバー3 みつば

植えっぱなし家庭菜園にぴったりナンバー3 みつば

みつばも家庭菜園におすすめの野菜のひとつ。植えっぱなしで何年も収穫することができる多年草です。スーパーで買うみつばは使い切れないことも多いもの…。家庭菜園で育てれば、使いたいときにだけ収穫することができてお手軽かつ便利です。

みつばは涼しい環境を好みます。夏場の強い直射日光は苦手としているので、半日陰や明るい日陰での栽培がおすすめ。特に夏場には水切れに注意しましょう。

収穫するときは、根元から10センチ弱ほど上の部分を収穫します。勢いが衰えたり、葉色が悪くなったときには追肥を行ってください。

基本的に病害虫には強い植物ですが、キアゲハの幼虫には要注意。飛んでいる成虫を見つけた時には、卵が産み付けられている可能性があります。幼虫は驚異的な勢いで葉を食べるため、株が丸裸になってしまうことも。事前にネットをかぶせたり、卵のある葉を取り除くことで防除しましょう。

植えっぱなし家庭菜園にぴったりナンバー4 ローズマリー

植えっぱなし家庭菜園にぴったりナンバー4 ローズマリー

一株あれば、洋食や肉料理の風味付けに利用できるハーブ「ローズマリー」。実は育てるのが簡単で、植えっぱなし家庭菜園にぴったりの香草なのです。株姿や花色も美しいため、家庭菜園のアクセントにもぴったりですよ。

ローズマリーは日当たりがよく乾燥した風通しのよい場所を好みます。肥料や水をあまり必要としないため「とりあえず家庭菜園でハーブを育ててみたい」という人にもおすすめ。病害虫も少なく手間のかからない植物です。

収穫は株の剪定をかねて行うと良いでしょう。枝を切ることで、更に枝分かれしてこんもりとした綺麗な株に成長してくれます。
場所がとれる場合は「トスカナブルーローズマリー」などの大株に生長する種類。場所が限られている場合は「ブルーボーイローズマリー」などの小さめの種類がおすすめです。

植えっぱなし菜園を成功させるポイント

植えっぱなし菜園を成功させるポイント

簡単にできる「植えっぱなし家庭菜園」ですが、植えっぱなし家庭菜園を確実に成功させるには次の3つのポイントを意識しましょう。

1. 適切な場所で育てること
2. 夏対策・冬対策を行う
3. 定期的に収穫すること

「適切な場所で育てること」は、植えっぱなし家庭菜園の植物をできるだけ少ないお世話で育てるために必要な条件です。
今回紹介した植えっぱなしOKの野菜の例で言うと「こねぎ・ニラ・ローズマリー」は日当たりの良い場所に、「みょうが・みつば」は直射日光が当たらない場所に植えるとトラブル知らずで育ちやすいですよ。

「夏対策・冬対策」は、植えっぱなしのまま長く家庭菜園を楽しむために意識したいポイント。株が強く育つまでは、夏と冬を越すための対策をしておいたほうが枯れにくくなります。具体的には、以下の対策を行いましょう。

● 土に敷き藁をしく。
● トンネルや支柱を設置して、寒冷紗などで株を覆う。

いずれの方法も、夏には日光と乾燥対策に、冬には霜や寒さ対策に有効です。みょうがやみつばは夏対策を重視し、ローズマリーは冬対策を重視すると良いでしょう。

最後が「定期的に収穫を行う」ということ。植えっぱなし家庭菜園で育てる植物は生育が旺盛。こまめに収穫して株の風通しを良くすることが、健康的に育てるポイントになるのです。

まとめ

自分で育てた作物が食卓に並ぶのは、達成感があり非常に嬉しいもの。紹介した植物であれば、植えっぱなしでも楽々!多少お世話を忘れたとしても、完全に枯れてしまうことはほとんどありませんよ。

「自分にガーデニングはできない」と諦めていた方にこそ、手軽かつ自分で育てる楽しさを味わえる「植えっぱなし家庭菜園」にチャレンジしてみてくださいね♪

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