家庭菜園の天敵、雑草対策をご紹介。
2019.01.04
家庭菜園の天敵といえばなんでしょうか? 害虫?冷害?猛暑? すべて正解ですが、常に意識して対応しなくてはいけない敵… それはズバリ、雑草!! 美味しい野菜を作る為に、4月から9月は雑草対策が必須です。 私も家庭菜園を始めたばかりの頃は、コツがわからずに草取りが日課となりぐったりしていました… 家庭菜園の天敵とも言える雑草、その対策とコツを目的別にご紹介します。
費用をかけずに雑草対策したい!
家庭菜園ですので、まずはなるべく費用がかからない方法を考えてみましょう。
ズバリ、「手で抜く」。
一番手っ取り早く、シンプルな方法です。
常に中腰の作業となるため重労働ですし、一度では終わらず何度も作業しなくてはいけないので時間がたくさんないと難しいのが現実。
ですが、ポイントを抑える事で負担は軽くなります。
雑草対策のポイント
雑草が伸びきる前に取りきってしまう事がポイント。
タイミングは梅雨が来る前、雑草が7~10㎝程度の頃です。
この時に取っておくと、梅雨を終えた後にうんざりする事がなくなりますよ。
育てる野菜よりも大きくなると栄養を持って行かれるので、小さいうちに取り除くようにします。
雑草対策の負担を軽くするための家庭菜園用の草取りグッズがたくさん市販されていますのでぜひ利用してください!
日々の作業が驚くほど楽になりますよ。
【農作業用椅子】
座って草取り作業などの中腰作業ができるので、腰の負担が少なくて済みます。
全然違うので、ぜひお試しを!
【伸縮式 草取り道具】
ギザギザの爪で雑草を巻きつけて根こそぎ取り除きます。
立ったまま使えるので腰の負担も少なく驚くほど草取りが楽になりますよ。
雑草対策はなんだかんだで、除草剤が手っ取り早い!
除草剤は費用もそれほどかからず、手っ取り早く除草できるというメリットがあります。
薬品ですので植物への悪影響も気になりますが、最近では植物成分由来の除草剤なども市販されるようになっていますので、家庭菜園でも気兼ねなく使えるようになりました。
私も子供がお手伝いしてくれることも多いので不安でしたが、子供やペットがいても安心して使えるものも増えていますので、検討してみてはいかがでしょうか。
液体と顆粒では用途が異なりますので注意して使用しましょう。
①液体
即効性を期待するのであれば液体を使用します。
生い茂っている雑草に対しても効果を発揮しますので、10㎝以上伸びた雑草に使用します。
除去したい雑草の葉に直接散布し、数日置くと枯れていきます。
土に散布しても全く効果がないので、注意しましょう。
意外にも残留も少ないので、散布して数日後には畑や花壇として使用するのも可能です。
雨には弱いので、天気予報を確認して、雨が降らない日を選んで散布する必要があります。
②顆粒
そもそも雑草が生えないようにする措置に使用するのが顆粒のタイプです。
土に染み込んで根こそぎ枯らすので効果が高く、その後の雑草予防の効果も高いです。
そのため、しばらくは畑や花壇としては使用できなくなることは覚悟しましょう。
それだけ、土壌に影響を与えるということを理解して使用することをおすすめします。
一切草取りをしたくない!完全防草の方法とは?
草取りを一切したくない!という場合には、防草シートを活用することをおすすめします。
密度の高い不織布でできているもので、敷いておくと草が生えなくなるという方法です。
光を通さないようにして雑草に強制的に光合成をさせないのですね。
育てたい植物のところにだけ日光があたるので、雑草にイライラする事も少なくなるはずです。
広い場所で家庭菜園をしている人にはおすすめです!
最近では、ホームセンターやインターネットでたくさんの種類の家庭菜園用の防草シートが市販されていますが、なるべく高密度のものを選ぶと失敗しにくいです。
生えないように最初から敷いておく方法もありますが、ある程度伸びてしまった後でも防草シートを被せておくと光合成できずに枯れてしまいます。
草取りに手が回らない時などの応急処置としても重宝します。
おしゃれに雑草対策する方法?
庭の一角を畑にしている場合などは、防草シートを利用するとお世辞にもお洒落とは言えませんよね…
我が家ではお花を植えている一角で家庭菜園をしていますので、この手を使っています。
庭の一角でおしゃれに家庭菜園をしたい!という場合におすすめの方法です。
①レンガを敷く
平らな所であれば、レンガを敷いてしまえば草取りの必要がなくなります。
足場もできるので手入れや収穫もしやすくなるというメリットも!
レンガは隙間を空けずに敷き詰めるようにして、隙間から雑草が生えてくるのを防ぐようにしましょう。
②固まる土を使用する
土とセメントを混ぜたもので、水をかけると固まるものがあるのですが、これが本当に便利!
見た目にも綺麗ですので家の庭や通路に使用する人も多いですね。
水はけも良いのでコンクリートにしてしまうよりもナチュラルで環境にも優しいというメリットがあります。
表面を平らにできるので、お掃除もしやすくなります。
③砂利を敷き詰める
家と塀の間などに砂利を敷き詰めているところも多いでしょう。
砂利の上を歩くと音が出ますので、防草に加えて防犯対策に使用しているマンションなども多く見かけるようになりました。
なるべく厚く敷いておくと光合成を防ぎ、雑草が生えにくくなります。
最低でも5㎝の厚さが必要ですので、それほど大きくない畑の場合に適しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
家庭菜園の大敵、雑草対策についてご紹介しました。
広い菜園を持っている場合は、思い切って草刈り機を購入するという手もあります。
最近では女性でも扱える重量のものも増え、電気式、充電式のものは小さいスペースでも使えてとても便利になりました!
格段に雑草の処理が楽になります。
いずれにしても、雑草対策には様々な方法があります。
春から夏にかけては雑草との戦いと言っても過言ではない家庭菜園ですが、工夫して雑草対策さえも楽しんでしまいましょう!