オーガスタの葉が丸まるのは水不足?その原因と対策とは
2024.02.13
大きく美しい葉っぱと、トロピカルな印象を醸し出すオーガスタですが、その葉が丸まってしまってあなたは困っていませんか?その丸まりの原因は水不足や乾燥、その他にも気に掛けるべき要素が実はあります。不安に思うかもしれませんが、その原因や対策には難しい要素は一切ないので安心してください。本記事では、オーガスタの葉が丸まってしまう原因と、その対策についてわかりやすく解説していきます。ぜひ、今後の植物の生育に役立ててください。
オーガスタの葉が丸まる主な原因とは?
あなたが育てているオーガスタをふと見ると、葉っぱがいつもより丸まっている。美しく大きな葉が魅力のオーガスタの突然の変化に、動揺してしまうかもしれません。ですが、植物がそのようにサインを出すということは、なにかしらの原因が隠れているということです。そこで、本項ではオーガスタの葉が丸まる原因を3つ紹介してきます。
水分不足や乾燥
オーガスタの葉が丸まってしまう原因の一つは水分の不足や乾燥によるものです。オーガスタ以外の多くの観葉植物にも当てはまることですが、植物は水が切れてくると葉の細胞の水分や栄養が枯渇し、葉が丸まってきたり、萎れたりなどのサインを出します。このサインからはじまり、さらに進行すると古くなった葉は割れ、変色し、最終的に完全に水切れを起こすと枯れる可能性もあるため、注意が必要です。
急な場所移動や環境の変化
オーガスタの葉が丸まる別の要因として、急な場所の移動や生育環境の変化も当てはまります。基本的に植物は、急な環境の変化(季節、温度や湿度、日当たり、風通しなど)にストレスを感じ、そのストレスに反応して水分の蒸発を減らすことで適応し、生きようとするのです。そういった適応力に思いを馳せると、植物の生命力はすごいと感じることでしょう。とはいえ、植物の負担を減らしてあげることが我々ができる植物に対しての優しさです。場所を移動させる際は、なるべく急な変化にならないように努めましょう。また、季節の変わり目も注意するべきポイントの一つです。
強い日光などのストレス
オーガスタの葉が丸まるその他の原因は、強い日光(直射日光など)によるストレスやダメージによるものです。観葉植物の中でも、オーガスタは丈夫で葉も強い方ですが、あまりにも長い時間、直射日光など強い日光に当たるとダメージを受けて、葉が丸まったり変色したりすることは十分にあります。人間においても、強い日光を浴び続けると肌にダメージを受けますよね?それと同じです。これは、先述している乾燥にもつながるため、注意するべきポイントなのです。また、直射日光で葉にダメージを受けることを、葉焼けとも呼ばれています。
オーガスタの葉が丸まる際にできる対策
オーガスタの葉が丸まる原因は先述した通りですが、実際どのように対策を取るべきなのか疑問に思うかもしれません。まず一つ言えるのは、対策に革新的なコツなどはなく、基本的なことを見直すというのが植物にとって一番の対策です。そこで本項では、オーガスタの葉が丸まる際のできる基本的で重要な対策について解説していきます。
水やりの頻度を見直す
オーガスタの葉の丸まりに対する対策の一つは、「水やりの頻度を見直す」ことです。先述したように、水不足や乾燥は丸まりの原因です。ここで、基本的なポイントを3つ紹介します。
①水やりの基本は「乾いたら、たっぷり」と与えること
②夏は水やり頻度が増え、冬は減るという季節変動の理解
③それぞれの植物によって、水やりの好みがあるということ
その中でも、オーガスタは丈夫で、ある程度の乾燥にも強い方ですが、その丈夫さに油断すると、過度に乾燥してしまうというのは、よくあることなので、しっかり観察することが大事です。また、園芸界隈では、水やりチェッカーで水やりのタイミングを見極める方も多いので、ツールの活用もおすすめです。
適切な湿度や温度の把握と管理
オーガスタの葉が丸まる場合の対策の一つは、適切な湿度や温度の把握と管理です。一つの指標として、一般的に、観葉植物にとって最適の湿度は40~60%ほどで、温度は15℃〜25℃ほどです。(品種によって若干の好みの違いはあります)もし温度計や湿度計が、植物周りにない場合は用意することを推奨します。まずは、現状の生育環境の把握をすることが必要です。その準備ができたら、湿度や温度の管理に努めます。夏や冬において、管理のために対策できることは多々あります。初めの一歩として、最適な温度や湿度の理解と、それらを意識することが大事なことなのです。
置き場所に気を付ける
オーガスタの葉の丸まりに対する最後の対策は、適切な置き場所をしっかり考慮することです。その際に気にするべきポイントは、「日当たり」「風通し」「温度や湿度」などがあります。先述しているように、強い日光や急な環境の変化は植物にとってはストレスです。ですから、移動させる際は、徐々に場所を移したり、季節変動にあわせてベストな位置を考慮したりなどの工夫が必要です。(例えば、夏になると日光の強さが変わるので、夏は優しい日当たりの場所を探すなどの工夫)
先述してきたような工夫をすることで、オーガスタは健康に育ち、葉っぱは再び、生き生きとして元気になるかもしれません。また、ストレスを受けた際は、栄養剤を与えるのも効果的です。栄養剤の中でも、園芸界でも絶大な信頼があるのが「株式会社フローラのHB101」です。(世界中で8000万人の園芸家や農家さんが活用する実績もあります)詳細はこちら
オーガスタが丸まる原因と対策のまとめ
最後にまとめになりますが、オーガスタの葉が丸まる主な原因は、「水分不足や乾燥」「急な環境変化」「強い日光(直射日光など)」がありました。これに対してできる対策として、基本的なことを見直すことが重要。その基本的な対策とは、「水やり頻度」「適切な温度や湿度の把握と管理」「置き場所を考慮すること」などの基本をしっかりと見直すことが必要ということです。これらの原因と対策を理解することで、オーガスタの健康を保ち、葉が丸まることの防止につながっていきます。ぜひ、今後の観葉植物の育成に役立てて、植物の美しさや癒しを守ってあげてくださいね。