常緑草なら日陰でも大丈夫!グランドカバーにおすすめの植物15選!!
2022.05.31
皆さんのお庭はどんな雰囲気ですか?お花を植えるときにぜひ気を付けてほしいのが、季節による景観の変化です。 冬に咲く花は少ないので、どうしても寂しい雰囲気になりがちですよね。 そこでおすすめしたいのがグランドカバーとして常緑植物を植え付けることです。 また、日当たりがあまりよくなくて、植物が育ちにくいとのお悩みをお持ちの方にも、常緑植物をおすすめします。 今回は冬でも緑が茂り、日陰でもよく育つグランドカバーに向いている植物を15種類も紹介しちゃいます。 すぐに始められて、手間の少ない植物を選びました。 ガーデニング初心者で何を植えたらいいのかわからない方も、まずはこの15種類の中から選んでみてくださいね。
グランドカバーってなに?メリット・デメリットは?
グランドカバーとは、その名の通りグランド(地面)をカバー(覆う)する植物のことです。
お庭の土の保護や雑草対策など様々なメリットがあります。
グランドカバーのメリットは主にこちらの5つです。
土が露出しないので、雨風での土の流出防止になる
●土の乾燥防止になる
●冬でも庭の景観がよくなる
●ハーブ系のグランドカバーで病害虫の予防になる
●地温を下げて夏も涼しく過ごせる
デメリットはあまりありませんが、生育旺盛な植物を植え付けると、定期的に刈り取りが必要になることがあります。
とはいっても、雑草対策になるのでトータルの手間は少なくなるでしょう。
グランドカバーには背丈の低い植物や、ほふく性のある植物を植えつけるのが一般的です。
ですが、どの植物が適しているのか迷うことも多いでしょう。
今回は冬場でも枯れない常緑植物の中から、グランドカバーに向いている植物を15種類紹介します。
常緑植物がグランドカバーに向いている理由5つ
常緑植物とは、1年中緑の葉っぱをつけている植物のことを言います。
常緑植物がグランドカバーに向いている理由には以下のような理由があります。
1. 冬でも色味の変化が少ないので1年を通して楽しめる
2. 植え替えなどの手間が少ない
3. 花が咲く時期を過ぎても、庭が寂しくならない
4. 雑草が生えにくくなる
5. 生長が早く、水やりなどの手入れがほぼ不要
常緑植物なら、冬のお庭でも華やかさを保つことが出来ます。
また、冬枯れしないので土留めの効果なども1年間保つことが出来ます。
植え替えなどの手間が少ないので初心者でも手軽に始められるのが良いですよね。
グランドカバーにおすすめ!日陰でもよく育つ常緑植物15選
1. アイビー(ヘデラ)
特徴的な葉の形がかわいいアイビーはウコギ科のつる性植物です。
白い斑(ふ)が入ったものなどやマーブル模様のものなどもあり、下草としても壁に這わせても雰囲気が出る植物です。
常緑で越冬するので、いつでもグリーンを保てるのがうれしいですね。
日陰でも問題なく育ちますので、場所を選ばす増やすことが出来ます。
2. リュウノヒゲ
芝生の代わりに用いられることの多いリュウノヒゲはキジカクシ科の常緑多年草です。
踏みつけに非常に強いので、人が歩く場所や駐車場などに植える場合も多いです。
和風洋風どちらのお庭にもよく似合うので、迷ったらリュウノヒゲを植えるのもいいですね。
3. ワイヤープランツ
細い針金のような茎が特徴的なワイヤープランツは、タデ科の常緑の小低木です。ほふく性があり、日向でも半日陰でもよく育ちます。
かわいらしい葉がたくさんついて冬枯れしないので、グランドカバーに最適です。
油断するとどんどん増えてしまうくらい生育旺盛なので、適度に刈り入れをする必要があります。
4. アジュカ
近年人気が上がってきているグランドカバーにアジュカがあります。シソ科の常緑多年草で、耐寒性、耐暑性が高く、育てやすいのが特徴です。
日陰でもよく育ち、品種により葉や花の色も様々あります。チョコレートチップという品種は黒っぽい葉と青紫の花がかわいらしく、寄せ植えにもよく用いられます。
花の時期は春で、株元から花茎をのばし、ピンクや紫の小さな花をたくさんつけます。
ほふく性でランナーの先に子株をつけて横に横にとあっという間に増えていきます増えすぎに注意です。
5. ワイルドストロベリー
バラ科の常緑多年草です。ハーブの仲間で名前の通りイチゴの野生種です。
寒さにも暑さにも強いので、手軽に始められます。
日当たりがよく水はけがいいところに植えるのがいいでしょう。
土地の広さはあまり必要なく、花壇のすき間などに植えることもできるのが良いですね。
ランナーというほふくする蔓で横へ横へと広がっていくので、広い範囲をカバーすることもできます。
開花時期は4月から6月で、花の時期が終わると小さな実をつけます。
実は生食向きではないが、ジャムなどにして楽しむこともできますのでちょっとした楽しみになりますね。
6. ヤブラン
剣状の細長い葉が特徴的なヤブランはユリ科の常緑多年草です。
他のグランドカバー向きの植物より草丈が高く、しっかりとしているのでお庭のアクセントになります。
乾燥に強く、耐暑性、耐寒性も高いので、どんな場所でもよく育ちます。
日本庭園に用いられることが多く、8月から10月に薄紫色の花をつけます。
品種により白の斑入りの葉や、濃い緑色の葉をつけます。
ヤブランは春に新芽をつけます。古い葉があるとちぐはぐな草丈になってしまいますので、新芽の時期に株元を刈り取りましょう。
7. クリーピンクタイム
シソ科のハーブで、グランドカバーとして人気の常緑性低木です。
同じタイムの品種でコモンタイムがありますが、こちらは立性(上に伸びるもの)なのでグランドカバーには不向きです。
クリーピンクタイムはほふく性で横に広がっていきます。
耐寒性・耐暑性に強く、育てやすいのでグランドカバーに迷ったら選んでみるのもいいでしょう。
8. セダム(マンネングサ)
グランドカバーには多肉植物もおすすめです。
セダムは繁殖力旺盛で株分けや挿し木で簡単に増やせます。
暑さ、寒さに強く水やりもほとんど不要です。
管理の楽さ、増やしやすさが初心者でもおすすめの理由です。
9. ラミウム
葉色の美しさから、カラーリーフとして人気の高いのがラミウムです。
葉色は銀灰色や黄色い斑が入っているものなど様々です。
シソ科の半常緑多年草です。半常緑なので冬季は葉数が減りますが、耐寒性は高く
マイナス28度まで耐えることが出来ます。
寒冷地の屋外にも植え付けできるのがうれしいですね。
日陰でもしっかりとほふくして葉を伸ばすので、グランドカバーとしても優秀です。
10. ツルニチニチソウ
その名の通りツル性の常緑多年草です。分類でいうとキョウチクトウ科に属します。
元々ヨーロッパなどで観賞用に栽培されていたもので、きれいな青紫色か白い花を咲かせます。
花期は春から初夏です。ニチニチソウによく似た5枚の花弁がかわいらしい花です。ツル性なので茎が地面をはって広がっていきます。
斑入りの葉をつける品種もありますが、花つきがよくない傾向にあるので花を楽しみたい場合には斑入りでない品種を選ぶといいでしょう。
11. ベニーロイヤルミント
ミントは繁殖力が高く、育てやすい植物です。グランドカバーとしてはほふく性のミントならベニーロイヤルミントがおすすめです。葉のサイズが小さいので、ちょっとしたすき間に植えることもできます。ハーブですので、虫よけの効果もあり、踏みつけに強いので玄関先に植え付けるのもいいですね。
耐寒性、耐暑性ともに強く、水はけがよいところに植え付ければ非常によく育ちます。
12. グレコマ
グレコマは耐寒性の高い常緑多年草です。日陰でもよく伸びますが日向では節間が短く育つことで葉が密集するようになります。
丸みのある葉に小さな切込みがあり、とてもかわいらしい植物なので植え付けるとお庭の雰囲気が明るくなります。
水はたっぷり目に上げるといいでしょう。ハーブの仲間なので病気に強いのもいいですね。
繁殖力が非常に旺盛なのでお隣の庭に入り込んでしまったりするトラブルも起きやすいです。適宜、刈込みをしておきましょう。
13. ヒューケラ(ツボサンゴ)
ユキノシタ科の多年草の植物です。葉色が非常に豊富で、黄色や赤紫、緑など様々です。
マイナス15度までの耐寒性があり、越冬に際しての手間がかからないので初心者にもおすすめです。
管理は本当に簡単なのですが、株元に湿気が多いと根腐れしますので注意が必要です。
14. ツワブキ
傘のような大きな葉が特徴のツワブキは、日本では山林に自生していることも多いですね。
分類はキク科で、古くは薬草としても使用されたことがあります。
秋になるとタンポポによく似た黄色い花を咲かせます。
斑入りの葉がつく品種もあり、こちらもグランドカバーとして人気です。
15. ユキノシタ
ユキノシタはユキノシタ科の常緑多年草です。もともと日本の山野に自生しており、多湿な日本の土壌に非常に合う植物でしょう。日陰のグランドカバーとして最適な植物です。
3cm~8cmほどの丸く裏が褐茶色の葉をつけます。
初夏、5月~6月に白い花をつけますので、花を楽しむのもいいですね。
常緑植物が日陰でもよく育つために!おすすめ植物活力剤
天然植物成分100%でどんな植物にも使える活力剤がこちらです。
日陰でもグランドカバーを上手に広げるために、活力剤を使用するが非常に効果的です。
植物自体の免疫力を活性化させ、精油成分で抗菌・防虫作用もあるのでほったらかしでもグランドカバーとして植えた植物がすくすく育ちます。
もちろん、グランドカバー以外のお花や野菜にも使えるので1つ持っていると便利ですよ。
まとめ
今回は日陰でもよく育つグランドカバーにおすすめの植物を15種類ご紹介しました。
冬になるとどうしても寂しくなりがちなお庭も、グランドカバーに常緑植物を植え付けることでパッと明るい雰囲気にすることが出来ます。
今回紹介した植物はどれも、耐寒性、耐暑性が高く管理も難しくありませんので、初心者の方でも手軽に始められます。
グランドカバーを植え付けることで、雑草対策にもなりお庭の管理がかんたんにできるようになります。
まずは1つ気になる植物を植え付けてみましょう。
少しでも皆様の参考になればうれしいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。