観葉植物の土にカビが生えてしまったら?原因とその対処法

観葉植物の土にカビが生えてしまったら?原因とその対処法

2021.03.30

観葉植物の土を見てみたらうっすらとカビが…。衛生的に良くなさそうだし、何より気持ちが悪いですよね。 観葉植物の土にカビが生えてしまうのには、れっきとした原因があるのです。効果のある対処法を行えば、カビを極力生えにくくさせることもできますよ。カビは人の健康にも悪影響があるため、早めに対処するのが大切です。 この記事では、観葉植物の土にカビが生えてしまった時の原因と効果のある対処方法について紹介していきます。

観葉植物の土にカビが生える原因とは?

観葉植物の土にカビが生える原因とは?
観葉植物の土にカビが生えてしまう原因は、以下の4つが考えられます。

1.観葉植物の置き場所がジメジメしている。
2.植物への水やりが多すぎる。
3.有機肥料を与えすぎている。
4.ホコリなどが放置されている。

それぞれ詳しく原因を見ていきましょう。

観葉植物の土にカビが生える原因その1 置き場所がジメジメしている

カビの仲間は、薄暗い場所・ジメジメした場所が大好き。観葉植物の土にカビが生えた場合、置き場所が「日光が当たらない場所」「湿気が多い場所」の可能性があります。

観葉植物の置き場所は、通気性が良く日当たりの良いところがベスト。カビが生えてしまった場合は、風通しの良い窓際に移してみましょう。

観葉植物の土にカビが生える原因その2 植物に水やりをしすぎている

水やりが多すぎると、土が常に湿った状態になってしまいカビが生えやすくなります。水をあげる時は「土の表面が乾いてから」が基本です。

特に梅雨などの湿気が高い時期は、鉢の中の土はなかなか乾かないもの。通常より水やりの間隔を広めにとっても良いでしょう。

観葉植物の土にカビが生える原因その3 有機肥料を与えすぎている

有機肥料の与えすぎはカビが生える元。なぜなら、カビは有機物を餌にしているからです。

室内の観葉植物には、化成肥料を中心にして有機肥料は少なめにするのがカビを生やさないポイント。また、肥料は必ず規定の使用量を守って使ってくださいね。

観葉植物の土にカビが生える原因その4 ホコリなどが放置されている

有機物を餌にしているカビは、フケなどの有機物が含まれる「ホコリ」がある場所に多く繁殖します。
観葉植物の葉や鉢は定期的に拭き掃除や掃き掃除を行い、衛生的に保つようにしましょう。

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土にカビが生えた時の対処方法

土にカビが生えた時の対処方法
実際に観葉植物の土にカビが生えてしまったら、次の3つの方法を試すのがベスト。1が最も手軽、3が最も大がかりな対策です。

1.土の表面をアルコール消毒する。
2.土の表面を新しい土に入れ替える。
3.土全体を入れ替える。

時間をかけずに対策したい場合は「土の表面を消毒する方法」。大変でも根本的に解決したい場合は「土全体を入れ替える方法」がおすすめ。「土の表面を新しい土に入れ替える方法」は、手軽かつ植物にとって安全に対策できる方法です。

土中のカビの進行度に合わせ、ぴったりの方法を選んで対策してみましょう!それぞれ具体的なやり方を紹介します。

最も簡単!土の表面をアルコール消毒する方法

最も簡単に対策できるのが、土の表面をアルコールで消毒する方法。完全にカビている部分の土のみを取り除き、観葉植物に直接かからないように消毒用のアルコールスプレーを土に吹きかけます。日当たりの良い場所で、十分土を乾かせば完了です。

簡単にできる方法ですが、観葉植物にアルコールがかかりすぎると弱ってしまう可能性があることがデメリット。カビの範囲が少ない場合に、小規模な対策として使用するのがベターです。

多少手間はかかるが安全にできる 土の表面を新しい土にする方法

表土にカビが広がっていた場合は、土の表面を新しい土に入れ替えてしまいましょう。

鉢の表面の土を廃棄したら、新しい土を入れる前に日光消毒しておくのがおすすめ。今後のカビの発生も防止することができますよ。
表土の土は「バーミキュライト」などの無機物を中心とした用土にすると、カビの発生を抑えられます。

手間はかかるが根本的に解決できる 土全体を入れ替える方法

カビが土の内部にまで浸透している場合は、土全体を入れ替えた方が良いでしょう。万が一カビが観葉植物の根に付いている場合、その部分は完全に拭き取るか切り取ってください。

新しい土は「バーミキュライト」「パーライト」などの無機物が多く配合され、水はけが良い用土を使用しましょう。今後カビが発生する可能性を、大幅に下げることができますよ。

植物の土にカビが生えた時の注意点

植物の土にカビが生えた時の注意点?
植物の土にカビが生えてしまった場合、観葉植物自体や人間に悪い影響が出る可能性もあります。そのため、カビの生えた表土は早めに取り除いてくださいね。

カビは、植物の病気の原因になってしまうことがあります。カビ菌が原因の病気には「うどんこ病」「白絹病」「さび病」など多くの種類があるのです。発症すると株を枯らしてしまう恐ろしいものも。
また、人はカビが原因でアレルギーや喘息になってしまうことも。特に、免疫機能の弱い小さな子供や高齢者には注意が必要ですよ。

まとめ

植物自身や人体の健康被害にもつながる恐れがあるカビは、観葉植物の土に見つけたら早めに対処するのが吉。カビが生える原因の対策も平行して行えば、きれいな土で観葉植物を楽しむことができますよ!

おうちの観葉植物は家族の癒やしになる存在。衛生的に管理し、カビに悩まされないインテリアグリーンを満喫しましょう♪

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