葉っぱが茶色くなってしまった!その原因、観葉植物の「葉焼け」かも
2021.01.26
大事に育てていた観葉植物、大事に育てているけどなんか最近葉っぱも萎れているし元気がない。まずは太陽に当てて元気になってもらおうと、観葉植物を屋外で日光浴させていたら、いつの間にか観葉植物の葉っぱが茶色になっていたなんてことありませんか? 観葉植物の葉っぱが茶色に?観葉植物の葉焼けに関する原因と対策を茶色くなってしまった後の対処法も交えて解説します。
観葉植物の葉っぱが茶色になる原因「葉焼け」について
お気に入りの観葉植物を日光浴させていたら葉っぱが茶色になってしまったという経験ありませんか?
その観葉植物を大切に育てていればいただけ、葉っぱが茶色になっているのを見たときに落ち込んでしまいますよね。
ではどうして茶色になってしまったのか、その原因はおそらく葉焼けでしょう。
「葉焼け」とは、葉っぱの一部分の色が茶色や白色に変色してしまうことを言います。
観葉植物の葉焼けは徐々に茶色くなっていくと言うよりむしろ、短時間強烈な日差しに照りつけられた場合に起こる場合が多いです。
観葉植物の葉焼けと原因と対策
ではどうして葉焼けが起きるのか、その原因と対策を解説してきます。
・いつもは室内のカーテン越しに観葉植物を育てているのにお天気だったので屋外にだして直射日光を葉っぱに当てた。
対策としては直射日光が葉っぱ当たらないよう観葉植物全体に寒冷紗をかぶせたり、屋根やひさしの下などの半日向で直接観葉植物の葉っぱに日光が当たらないようにすることです。
また、室内で管理されていた観葉植物の多くは光量の少ない環境に適応しています。
確かに観葉植物の多くは概ね光を好みますが、そんな観葉植物でもいきなり炎天下の下に出しては、人間が熱射病にかかるのと同じく、具合が悪くなり葉焼けをおこしてしまいます。
もし日光不足で観葉植物の葉っぱが萎れてきて元気がないと感じた時は、まずは短時間屋内の日差しのある場所で日光浴させ調子を見つつお外デビューさせるなど計画をたてましょう。
・熱帯地域の観葉植物を屋外で管理している場合でも日差しがきつく高温が続くと葉っぱの葉焼けが起こり茶色くなります。
熱帯地域が原産であったり、光を好むと図鑑などにある観葉植物でも、炎天下が続けば葉焼けをおこし葉っぱが茶色くなります。熱帯地域が原産であっても、実際に生息している環境は風通しや、適度の湿度によってそこまで高温が続く環境ではないことが多く、緯度的には北に位置する日本国内の例えばベランダ周辺の環境の方が観葉植物にとって酷な場合があります。
なので日差しが強くなる夏場には寒冷紗をかけるなどして、葉っぱに直射が当たりすぎないようにし日頃から葉っぱが茶色く変色し始めていないか観察できると良いと思います。
・定期的に観葉植物に水をあげていたのに葉っぱが茶色になってしまった。
例えば、根元は日陰で、葉っぱ部分は日差しが当たっているような場合、観葉植物の上部と下部では環境に著しくギャップがあり、気づけば葉っぱが茶色くなってしまったということになりかねません。
観葉植物の水やりは根っこだけではなく葉っぱ全体に霧吹きして水分を与えてあげないと水分不足による葉焼けで葉っぱが茶色に変色してしまいます。
葉水をやるときに、こまめに葉っぱが茶色くなり始めていないか、見てあげましょう。
・葉焼け以外の原因
日光量が適切なのに葉っぱが茶色くなってしまった。
原因は葉焼けではない可能性があります。例えば栄養をやりすぎてしまっても葉っぱが茶色くなってしまったり、傷がついた部分から疫病にかかり茶色くなることもあります。
観葉植物の葉っぱが茶色に変色してしまったらどうする?
しっかり観葉植物を管理していても葉っぱの茶色くなる葉焼けが起きてしまうことがあります。そうなってしまったらどうしたらいいのか解説します。
・葉っぱの茶色くなった部分だけをハサミなどでカットする。
一度葉っぱが茶色くなると2度と元の緑色の葉っぱには戻すことができないので、
もう一度緑の葉っぱが生えてくるのを待つしかありません。ただ葉っぱの一部分だけが茶色く変色しているような軽傷であれば、残りの部分は生きているので茶色い部分だけを切り取ってあげれば大丈夫です。
まとめ
観葉植物の葉っぱが茶色く変色する葉焼けについてお分りいただけたでしょうか。
ただここでは深く掘り下げられなかった観葉植物の品種について最後に少し書きます。
例えばサボテンとヤシでは生息帯は似通っていますが、実際に直射日光に当てると
ヤシの方は短時間でもすぐに葉っぱが茶色くなってしまいます。
繰り返しますが、茶色くなった葉っぱは元に戻りません。
どうしても茶色くしたくないときは初め30分、次に1時間と段階的に環境に慣れさせましょう。