土留に最適!おすすめ植物3選

土留に最適!おすすめ植物 3選

2024.08.20

みなさんはお庭の「土留」をどのように行っていらっしゃいますでしょうか? 昨今ではビニール製のシートやレンガブロックなど様々な商品が販売されていますね。 しかし、お庭の景観を崩さずに工業製品を溶け込ませるのは案外難しく、工事するとなると費用もかかります。 そんなお悩みを「グランドカバー」と呼ばれる植物で解決できるのをご存知でしょうか。 グランドカバーというのは品種ではなく、土を覆うことのできる植物たちの総称です。 もっともメジャーな「芝」はみなさまもご覧になったことがあるかと思います。 「庭の緑化は素敵だけど何を選べばいいかわからない」というお悩みも「目的」をハッキリさせれば案外選びやすいかと思います。 今回はそんなグランドカバーについて「土留に最適!おすすめ植物3選」として解説いたします。

土留とは

土留とは

土留とは、お庭の土が人間の移動や雨などの影響で崩れて流出しないようコンクリートブロックや石、あるいはアスファルトなどで「土が流れないように留めておくこと」を言います。
一般的にはブロック状のものを設置して流出を防いだり、ビニール製のシートで被う方法がメジャーかと思います。
しかし、ビニール製シートをお庭の景観を損なわずに配置することは至難の業であり、各種ブロックを用いた施工を業者に依頼する場合は費用も高額になってきます。
そんなお悩みを解決することができるのが「グランドカバー」と呼ばれる植物であり、次項にてわかりやすく解説いたします。

グランドカバーとは

グランドカバーとは

グランドカバーとは、背が低く地面を這うように展開する植物たちのことで、代表的なものに「芝」があります。
芝が青々と群生した「芝生」は思わず寝ころびたくなるほどやわらかく、非常に美しいお庭を演出してくれます。
グランドカバーを植えこむことで4つのメリットがあります。

①土留になる
②泥ハネを抑えられる
③暑さ対策になる
④雑草対策になる

土留になる

グランドカバーが土の上を覆うということは、土の中には根がびっしりと張り巡らされている状況です。
その根が支えとなって雨や人の移動に伴う土の流出を受け止めてくれるため、土留としての役割を大いに果たしてくれます。

山の斜面の土が土砂崩れを起こさずに維持できているのは木々の根が土留となり支えているから、ということは有名だと思います。
それと同じ状態をお庭で再現するということですね。

泥ハネを抑えられる

雨の日に土の上を歩くと「泥がハネてしまい靴や服がドロドロに・・・」という経験は誰しもあるのではないでしょうか。
土の表面をグランドカバーで覆うということは、読んで字のごとく土に対して葉っぱでカバーをしている状態であるため泥ハネの対策にもなります。

暑さ対策になる

土留としてグランドカバーを使うことの副次効果として、暑さ対策にもなることをご存じでしたでしょうか。
植物は根から水分を吸って成長します。
その際に葉の表面から水分を蒸散させることで自身の温度や水分量を調整しているのです。
お庭にたくさんの植物があるということは、その分たくさん水分が蒸散されている状態というわけなので、暑い夏に温度を下げる効果があるといえます。

お庭に水をまく「打ち水」と同じ原理と考えるとイメージしやすいかもしれませんね。

雑草対策になる

気づいたらお庭に雑草が生えていた、という場面は日常でもよく見かけますね。
グランドカバーをすることでこの雑草が生えづらい環境にすることができます。

理由としてはシンプルで、グランドカバーは地面に対して密に生え茂るため、他の雑草が入り込む余地がなくなるわけです。
この効果を狙うのであれば、より密生して生える品種や根の量が多い品種を選ぶと効果的でしょう。

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グランドカバーの選び方

グランドカバーの選び方

さて、グランドカバーがお庭にとって非常に有効であることはおわかりいただけたかと思います。
では実際にグランドカバーを選ぶ際、どのような点に注目して選べばよいのでしょうか。
今回は3つのポイントに厳選して解説いたします。

①日当たり
②成長のスピード
③再生力

日当たり

まずは日当たりに関して解説いたします。

ひとつの結論として、お庭の日当たり具合によって品種を選ぶことをおススメいたします

土留などの効果を狙う場合、より高密度に葉と根を展開してもらうほうが効率的です。
ということは植物をある程度健康的に育てる必要があるため、お庭に光の当たる時間を考慮して選んだほうが生育させやすいといえるでしょう。

目安としては、陽性植物であれば6時間以上を目安に日光に当てたほうが良いといわれていますが、半陰性の植物であれば3~4時間程度で充分成長できます。

ぜひお庭の状況によって、品種を選んでみてください。

成長のスピード

土留として植物を活用するということは、地植えをする可能性が高いといえます。
そうなると困ったことが一つあります。

それは、敷地から外へグングン伸びてしまったり、他所のお庭に侵入してしまうことです。
特に繁殖力の強いグランドカバーを植えていてお隣の庭まで広がってしてしまったとすると、最悪の場合お隣のお庭に咲いている植物たちを枯らしてしまう可能性もあります。
グランドカバーとして活用できる植物は繁殖力の強い品種が多いため、他の植物を枯らすほど栄養を吸収してしまうのです。

そのため、ご自身が管理しきれる範囲で育てるか、もしくは比較的成長の緩やかな品種を選ぶとトラブルになりづらいかと思います。

再生力

お庭に地植えをするということは、人間や荷物の移動時などに踏みつけられる可能性があります。
基本的に植物は踏みつけられても再生しますが、弱い植物ですとそのまま枯れてしまうケースもあります。
そのため、強い植物を選んだほうがお庭の美観を損ないづらくオススメです。

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土留に最適!おすすめ植物3選

それでは「土留に最適!おすすめ植物3選」をランキング形式でご紹介いたします。

1位 タマリュウ

タマリュウ

堂々の第1位はタマリュウです。
常緑の多年草であり、半日陰でも育てることができる非常に強健な品種です。群生したタマリュウは非常に美しく、観賞価値も高いと思います。
踏みつけられてからの回復も比較的早いですが、継続的に強い力で踏まれれば枯れてしまうこともあるため、走り回る場所は避けたほうが良いかもしれません。

2位 ハイゴケ

ハイゴケ

続いて第2位はハイゴケです。
こちらのハイゴケは踏みつけに対して非常に強い植物です。半日陰で育てることもでき乾燥にも強いです。
コケ類であるため根は比較的浅い位置に伸びていきます。歩き回っていると剥がれてしまうこともありますが、剥がれた部分を元に戻しておけばまた回復する強健さを持っています。

3位 プラティア

プラティア

第3位はプラティアです。
その特徴はなんといっても可愛い花を咲かせることです。また、雑草の発生を抑制する特性を持っている点もグランドカバーとして魅力的ですね。
半日陰でも育てることができますが、踏みつけには強くありません。人が通らない場所にお庭の賑わいとして植えると非常に効果的でしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
本記事では「「土留に最適!おすすめ植物3選」をテーマにご紹介いたしました。
土留や雑草対策など、非常に有用で美しいグランドカバーたち。
うまく活用すれば、理想的なお庭に仕上がっていくかと思います。
強健な品種も多く、園芸初心者の方でも取り組みやすいのが嬉しいですね。
みなさんもぜひグランドカバーに挑戦してみてくださいね。

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