ガーデニング初心者おすすめ・夏の暑さに強い植物のご紹介
2019.06.11
ガーデニングを始めてやってみようという方で一番の心配は、夏の暑い盛りにも元気に生育してくれる植物が果たしてあるのかなという事ですね。人間も参ってしまう程夏の暑さは強烈ですから、植物でも暑さには弱いものは少なくありませんが、そんな中でもガーデニングにおすすめの夏中元気に育って目を楽しませてくれる植物がたくさんあります。
ガーデニングを始める準備
ガーデニングを始めたいと思い立ったら、まず、花壇などに植物を植えるスペースの確保が第一です。また、そのスペースと生育させる環境によって、植え込む植物の組み合わせと量などの配分を考えます。
ガーデニングの場所が決まったら、夏でも植物の根が良く生育できる様にその場所を耕作します。植物を植える前に20cm~30cmほど土を掘り返して、腐葉土と混ぜ合わせて1週間ほどおきます。この場合粘土質の土壌でしたら、水捌けが悪く湿った土では病中害の発生に繋がり、植物に悪影響を及ぼしますから、水捌けの良い用土(※ 園芸用培養土でも良い)に替えましょう。
ガーデニングの大切な作業
ガーデニングを始めて花壇に植物を植えたら、放りっぱなしはNGです。いろいろ手を掛けてこそ植物は元気に立派に育ち、花を咲かせてくれるものです。
夏の暑い時期のガーデニングでは、植物を植えたら水やりは欠かせません。水捌けの良い土壌では特に水やりに気を配ります。気をつけなければならないのは、日中太陽がギンギンと照りつけるなかで水やりをしてはいけません。掛けた水が熱湯に早変りして植物を却って弱らせます。朝早い内と夕方陽が落ちる頃の1日2回水を与えましょう。
ガーデニングで植物を元気に生育させるには肥料も大切な役割をします。苗を植える前に有機質の緩効性肥料を土に混ぜ込んでおくと良いでしょう。植物が根をしっかりと張った頃からは、希釈した液体肥料を1週間に1度程度花が終る頃まで水やりと同時に与えると良いでしょう。
植物によっては、終った花を摘む「花がら摘み」をしたり、風通しを良くする為に、混み合った花茎を整理したりするピンチ作業もガーデニングには必要な作業です。咲き終わった花をそのままにしておくと、病中害の発生源になることがあります。
ガーデニングに最適!暑さに強い植物を知ろう
夏の暑さにも強い植物を「耐暑性植物」と呼びます。人間では耐えられない昼夜を問わず30℃を超える気温のなかでも元気に生育する特性をもっています。これらの植物は主に原産が熱帯地域や亜熱帯地域の植物が大半を占めます。
ガーデニングで夏の暑さに強い植物を選ぶ時には、それぞれにタグやラベルに植物の名前や原産地、簡単な育て方が明記されていますので、それらを良く確認して購入すると良いでしょう。今では、親切に「暑さや病気に強い」などと書かれていたりします。また、なるべく専門店を選ぶ様にします。そういった店には必ず専門知識をもった方がいますので、良く質問して購入すると良いでしょう。
ガーデニングに最適!暑さに強い夏の花をご紹介
日本でガーデニングなどに利用されている、夏の暑さにも強い園芸品種の花々の多くは、春から暑い夏、秋の終わりにかけていっぱい花を咲かせ、種を作って枯れる「一年生植物」がほとんどですが、多年草、球根植物もあります。そんな夏の暑さに強いガーデニング向きの主な花々をご紹介しましょう。
品種名 | 基本情報 | 概要 | |
アメリカンブルー (多年草) ヒルガオ科 エボルブルス属 |
開花期:5~10月 原産:ブラジル 別名:エボルブルス 花言葉:あふれる思い |
初夏から秋まで爽やかなブルーの花を這う様に広がって咲かせる。ハンギングバスケットにも利用されるガーデニング向けの植物です。 | |
インパチェンス (多年草) (一年草) ツリフネソウ科 ツリフネソウ属 |
開花期:5~10月 原産:熱帯アフリカ 別名:アフリカホウセンカ 花言葉:短気 |
ガーデニングに欠かせない夏の定番の花です。花色も豊富で生育も速く、株がこんもりとして、いっぱいの花を咲かせます。夏にピンチすれば晩秋まで楽しめる。 | |
エキナセア (多年草) キク科 エキナセア属 |
開花期:6~9月 原産:北アメリカ 別名:エキナケア 和名:紫馬簾菊(ムラサキバレンギク) 花言葉:優しさ |
筒状の茎の上部に球状の頭状花序を作り、花びらは下向きに付けます。ハーブとしても知られ、最近人気種です。花びらが散っても筒状花としても楽しめます。 | |
ガザニア(勲章菊) (多年草) キク科 ガザニア属 (クンショウギク属) |
開花期:4~10月 原産:南アフリカ 和名:クンショウギク 花言葉:あなたを誇りに思う |
日光が当ると開花し、陽がかげると閉じてしまいます。光沢のある色とりどりの花は鮮やかです。乾燥に強いのですが、湿気に弱いので注意が必要です。 | |
ケイトウ (一年草) ヒユ科 ケイトウ属 |
開花期:7~11月 原産:熱帯アジア 別名:セロシア・クリスタータ 和名:鶏頭、唐藍(カラアイ) 花言葉:おしゃれ、博愛 |
花の形が鶏のとさかに似ていることから英名でも同じ名が付けれられています。花序が円くなる久留米ケイトウ、花序が円錐状の槍ケイトウなどの種類があり、古来から愛されている花です。 | |
サルビア (一年草) シソ科 サルビア属 |
開花期:6~11月 原産:南米ブラジル 和名:緋衣草(ひごろも草) 英名:スカーレットセージ 花言葉:燃ゆる思い、家族愛 |
サルビアの仲間は約500種ほどあり、古来より生薬としても用いられてきました。ガーデニングでは定番で、秋遅くまで楽しませてくれます。 | |
ジニア(百日草) (一年草) キク科 ジニア属 |
開花期:5~11月 原産:メキシコ 別名:長久草 和名:百日草 花言葉:友への思い |
「ちょうきゅうそう」という別名は、花が長持ちすることからです。小輪、中輪、大輪系など多彩な品種があり、咲き方も一重、八重、カクタス、ポンポン咲きなどがあります。 | |
センニチコウ (一年草) ヒユ科 センニチコウ属 |
開花期:5~11月 原産:熱帯アメリカ、南アジア 花言葉:不朽、変らぬ愛 |
赤、ピンク、白、紫色の可愛い花穂を付けます。名前の由来は、花穂の色が変ることなく長く保つことから。球状の花穂でドライフラワーにもなります。 | |
トレニア (一年草) アゼトウガラシ科 トレニア属 |
開花期:4~10月 原産:アフリカ、アジア 別名:夏スミレ 花言葉:温和、可憐 |
暑い夏の最中でも唇を開いた様な可愛らしい花をいっぱい咲かせる、夏にガーデニング向けの花です。サラダなどの食材にも使われています。 | |
日々草(ピンカ) (一年草) キョウチクトウ科 ニチニチソウ属 |
開花期:5~10月 原産:熱帯、亜熱帯 別名:ピンカ 花言葉:友情、楽しい思い出 |
初夏から秋にかけて毎日新しい花を次々と咲かせ、開花期が長いことから名前が付けられています。乾燥に強いのですが湿気に弱いので注意が必要です。 | |
ひまわり (一年草) キク科 ヘリアンサス属 |
開花期:7~9月 原産:北アメリカ 英名:サンフラワー 花言葉:崇拝、敬慕、あなたを見つめる |
夏の花では代表格の花です。筒状花の花芯に舌状の花びらを付けます。花芯の色には黄、黒とあり、一重咲、八重咲とあり、矮性種もあります。 | |
ベコニア・センパフローレンス (一年草) シュウカイドウ科 ベゴニア属 |
開花期:5~11月 原産:ブラジル 花言葉:愛の告白、片思い |
花壇では良く見かける夏のガーデニングではお馴染みの花です。センパフローレンスとは、「絶えず花が咲く」という意味です。 | |
ポーチュラカ (一年草) スペルヒユ科 ポーチュラカ属 |
開花期:5~10月 原産:温帯から熱帯地域 花言葉:いつも元気 |
陽光を好む一日花で、地面を這う様に生育します。暑さにも乾燥にも強い特性があり、ガーデニングに最適です。食用にもなります。 | |
マリーゴールド (一年草) キク科 タゲテス属 |
開花期:4~11月 原産:中央アメリカ 和名:万寿菊、千寿菊 花言葉:健康、嫉妬、絶望 |
ガーデニングの定番植物です。黄、オレンジ、複色などの花色があり、ガーデニングのバリエーションには欠かせない夏の花です。 |
ガーデニングにおすすめ!植物活力剤HB-101
私も毎年ひまわりを植えて夏のガーデニングを楽しんでいます。
暑さに強いひまわりですが、やはり猛暑日は水切れや夏バテを起こしてしまう事があります。
そんな時に使用しているのが、植物活力剤HB-101です。
HB-101は杉や檜(ヒノキ)、松、オオバコなどから抽出したエキス成分により植物の活性化を促す活力剤。植物の栄養素に欠かせない微量要素も含んでいるので植物の成長や土壌微生物の活性化を促すとされています。
夏場の暑い時期に、希釈して水やりを行う事で夏バテを防止出来るのでおすすめです。
ぜひ家庭菜園でひまわりを育てる際には、植物活力剤HB-101を試してみてください。
まとめ
ガーデニングを始めようと思い立ったら、まず第一に場所の環境を確認しましょう。日当たりが悪かったり、風通しが悪い場所ですと病害虫の発生にも繋がりますので、せっかく植えた植物が枯れてしまう事になりかねません。また、ガーデニングを始めたら植物は植えっぱなしで放置するのはNGです。植物とはいえ生きていますので、日々の管理をきちんと行えば、それに応えて元気できれいな花をいっぱい咲かせ目を楽しませてくれます。ガーデニングの事で分からない事があれば、苗を購入する店で相談したり、ネットで調べて対処する事が大切ですよ。