初心者でも安心!きゅうりの家庭菜園で実がならない原因と対策法

初心者でも安心!きゅうりの家庭菜園で実がならない原因と対策法

2023.10.03

きゅうりの栽培自体はそこまで難しくないとされていますが、予想外に実らないケースが発生します。そんな時、一体何が問題なのか頭を悩ませてしまいますね。しかし原因は実は様々な要素から成り立っています。特定の栽培環境や栄養不足、きゅうり自体の健康問題などが影響を及ぼしているのです。ここではその中でも主要なものについて詳しく説明していきます。

きゅうりが実らない原因とは

きゅうりが実らない原因とはコロナ禍以降、家庭菜園を始める家庭が増えて、ベランダやお庭で野菜を育ててみたいと考える方も多いのではないでしょうか。また、小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、食育の一環として、野菜を育てるというのも楽しく、より野菜が身近に感じられる機会となりますね。
比較的苗も手に入りやすく、栽培が簡単なきゅうりは、初心者の方にも挑戦しやすい野菜の一つです。
せっかく大事に育てたきゅうり、たくさん実をつけて欲しいですね。まずはきゅうりが実をつけない、いくつかの原因についてお伝えしていきます。

適切な栽培環境が整っていない可能性

栽培環境がきちんと整っていない場合、きゅうりの生育に影響を及ぼします。後から紹介するきゅうりの適切な栽培環境を確認してみましょう。

肥料の不足が原因の場合も

きゅうり栽培においては、適切な肥料の供給が欠かせません。しかし、肥料不足が起こると生育のスピードが鈍るばかりか、実がつく力も落ちてしまいます。
きゅうりは窒素、リン酸、カリウムをバランスよく摂取することが重要です。窒素は葉や茎の生育に関係し、リン酸は花や果実の形成に影響を与えます。一方、カリウムは全体の生育を促進し、病気や害虫から植物を守る役割を果たします。

これらの要素が不足すると、きゅうりは健康に成長することが難しくなります。
肥料の与え方や種類などについては、後ほど詳しく解説します。

病気や害虫の影響を受けている場合も

きゅうりは害虫や病気の影響を受けることもあります。この影響により生育が阻害され、果実が実らない状態になることがあります。
特に葉萎れ病や黄縮病、角斑病などの病気はきゅうりに大きなダメージを与えます。また、アブラムシやハダニ等の害虫によっても植物が衰弱し、結実しないことがあります。
早めにこれらを発見し、適切な対策を立てることがきゅうりの健全な成長には欠かせません。それにより、きゅうりの生育を最大限に引き出すことが可能になります。

きゅうりの適切な栽培環境を知ろう

きゅうりの適切な栽培環境を知ろう
きゅうりは、さっぱりとした味と食感が特徴で、さまざまな料理に活用することができる人気の野菜です。夏場の料理としてさまざまに利用されるきゅうりですが、実は家庭菜園でも比較的手軽に育てることのできる作物です。しかし、きゅうりを最高の状態で育てるためには、適切な栽培環境の確保が不可欠です。
その鍵となる要素は「温度・湿度」、「日当たりと風通し」、「鉢植えと地植えの違いを知る」の3つです。これらの要素をしっかり理解し、適切な栽培環境を整えることで、きゅうりは大きく育ち、美味しい果実をたくさんつけてくれるでしょう。それでは、一つずつ見ていきましょう。

きゅうりに最適な温度と湿度

きゅうりは暖かい環境を好む野菜であり、適した温度は20~30℃程度です。
特に種まきや発芽時には、25℃前後の温度が望ましいとされています。逆に15℃以下になると生長が遅くなり、さらに低温になると生長停止、時には枯死してしまうこともあるのです。
また、きゅうりには湿度も重要な要素です。湿度が30%未満だと葉が萎れやすく、また湿度が高すぎても病害虫の発生リスクが高まります。最適な湿度は60~70%程度と言われています。しかし、湿度の調整は室内栽培やビニールハウスなど、完全に環境がコントロールできるところでの話であり、家庭菜園であれば風通しを良くして、適度な水分を供給することを基本に考えると良いでしょう。

日当たりと風通しの重要性

次に日当たりと風通しですが、きゅうりには十分な光が必要であり、直射日光が当たる場所がベストです。
日当たりが悪いと生育が遅れ、結果として収穫期が遅くなる恐れがあります。しかし、日差しが強すぎると葉焼けの原因となりますので、夏場は日陰を作ったり、日焼け防止ネットを使用したりするなどの工夫が求められます。
また、風通しは湿度調整だけでなく、病害虫の発生を抑制する役割もあります。風が通るときゅうりの葉が揺れ動き、それによって直射日光を上手く分散させたり、病害虫が寄り付きにくくしたりする効果があるのです。

鉢植えと地植えの違い

きゅうりの栽培方法の、鉢植えと地植えの違いについて触れていきましょう。
鉢植えは場所を取らず、手間が少ないというメリットがあります。しかし、鉢の大きさが根の成長を制限し、十分な栄養を吸収できないことがデメリットとなります。そのため、鉢植えのきゅうりは地植えに比べて果実の大きさが小さくなる傾向にあります。

一方、地植えはきゅうりが根を広げて育つため、鉢植えよりも大きなきゅうりを育てることができます。ただ、地植えの場合は栽培に適した土作りや病害虫の対策など手間がかかります。

それぞれの特性を理解し、自宅の環境や目指す収穫量に応じて適切な栽培方法を選ぶことが大切です。

肥料の役割ときゅうりへの適切な与え方

天然植物活力液HB-101

肥料とは、植物が育つ上で必要な栄養素を補充するためのものです。これが土壌に存在しなければ、植物は成長できないどころか、枯れてしまうことさえあります。特にきゅうりは、旺盛な生育力を持つ反面、多くの栄養を必要とします。したがって、きゅうりの育て方において肥料は重要な要素と言えるでしょう。

肥料の役割と重要性

肥料は、植物が必要とする主な栄養素である「窒素」「リン酸」「カリウム」を補給します。窒素は葉や茎を育てるために、リン酸は花や果実を育てるために、カリウムは病害虫から植物を守るためにそれぞれ必要です。
また、微量要素とも呼ばれる鉄やマグネシウムなども含まれ、これらは植物の細胞活動に深く関与しています。これらの栄養素がバランス良く含まれた肥料を与えることにより、生育を促進するとともに、病気や害虫から強い植物を育てる役割があります。したがって、肥料の与え方によって、植物の生育状況は大きく左右されるのです。

きゅうりに最適な肥料の種類

肥料は、化学肥料と有機肥料がホームセンターや園芸店などで手に入ります。
化学肥料は効果が早く、必要な養分をすぐに供給することが出来ます。それに対して、有機肥料は徐々に解放されるため、長く効果を発揮します。
きゅうりは飛び込み成長が特徴であり、特に成長初期には栄養吸収力が強くなります。そのため、化学肥料を適度に与えて、育て始めの成長を促進し、その後有機肥料を与えて栄養補給を持続させると良いでしょう。

また、きゅうりはカリウムを多く必要とするので、カリウム豊富な肥料を選ぶのもポイントになります。

適切な肥料の与え方と間隔

肥料の与え方には、植物の生育期によって適切なタイミングと量があります。
きゅうりの場合、植え付け後約1週間で初めて肥料を与えます。この時点では栄養をたくさん必要とするので、一度に多めに与えます。その後は成長のステージに応じて間引き肥料を与えていきます。
特に、花が咲き始めたら肥料の量を増やし、花が咲き終わり、実を結び初める際には肥料を少なめにして、実が育つのを支えるようにします。
きゅうりは生育が早いため、肥料も1〜2週間に1度の頻度で与えると適切です。しかし、雨が多い時期は雨が当たる場所で栽培している場合は肥料が洗い流されやすいので、その都度調整が必要になります。

肥料のおすすめ

成長期・収穫期などきゅうりの成長と目的に合わせて、そのタイミングに合った肥料を使ってあげましょう。HB101は、液体タイプと土に混ぜ込むだけで使える顆粒タイプの2種類があり、用途や目的に合わせて使用できる植物活力剤です。テレビ・新聞などでもお馴染みで、世界中の8000万人の農家・園芸家に愛用されているため安心して使用することができ、収穫量も増えることが期待できますので、おすすめです。

顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に
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まとめ

きゅうりの実がならない原因として考えられるポイント、「栽培環境」、「肥料」、「病害虫」についてと、家庭菜園でのきゅうり適切な栽培環境の確保のポイントとして、「温度・湿度」、「日当たりと風通し」、「鉢植えと地植えの違いを知る」の3つを紹介させていただきました。
これらの要素を理解し、適切な栽培環境を整え、きゅうりは大きく育ち、美味しい果実をたくさんつけてくれることを楽しみに、お世話を楽しんでいただければ幸いです。

顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に
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