グラウンドカバーって何?おすすめの植え方やメリットをご紹介。

グラウンドカバーって何?おすすめの植え方やメリットをご紹介。

2019.05.28

雑草対策として、グラウンドカバーをすすめられたけど、そもそもグラウンドカバーってなに? どんなメリットがあるの? と思っている人は多いようです。 今回は、グラウンドカバーの意味やそのメリット、利用方法、植える際の注意点についてご紹介します。 そのメリットと注意点を知って、あなたのお庭をグレードアップさせましょう!

そもそも、グラウンドカバーってなに?

そもそも、グラウンドカバーってなに?

グラウンドカバーとは、地面(グラウンド)を覆ってくれる(カバーする)植物のこと。
グラウンドカバーには、匍匐性(ほふくせい)のものや這う性質のある植物が使われます。
踏んでも大丈夫な常緑の植物や多年草やハーブはグラウンドカバーとしてもおすすめです。
身近なグラウンドカバーと、その目的を紹介します。

①芝生

芝生グラウンドカバーで一番に思いつくのは芝生でしょう。
庭や公園、競技場、ゴルフ場などの芝生は見た目だけでなく雑草対策にもなっています。
芝生は人が立ち入っても大丈夫な部分に使用されます。

②シバザクラ

シバザクラ河原や山の斜面などにシバザクラが敷き詰められているのを見たことはありませんか。
シバザクラは景観の向上を目的にして使われることが多く、春には白やピンクの小さい花をびっしりと咲かせます。
最近ではSNSで人気のシバザクラスポットも多い、グラウンドカバーに人気の植物です。

③壁面緑化

壁面緑化グラウンドカバーは、地面だけとは限りません。
都心部などで増えているのが壁面緑化。
緑が少ない都心部にグリーンを増やす取り組みです。
グラウンドカバーによりヒートアイランド現象の緩和や温暖化対策に役立っています。

④休耕田

休耕田田畑の多い地域では、休耕田や耕作を放棄した土地にクローバーなどのグラウンドカバーが植えられていることがあります。
クローバーなどマメ科の植物は、地力を増強したり、回復させたりといった効果があります。
休耕田は放っておくと育てる力が衰えていきますので、そのためにもグラウンドカバーが役立っています。

⑤堤防の法面(のりめん)

堤防の法面(のりめん)堤防の法面にもグラウンドカバーが利用されています。
主に雑草対策が目的ですが、景観の向上にもなっています。
それだけではなく、法面を風や雨から守る役目も担っています。
根が張ることで土や石を固定してくれるからです。
土壌流出を防止する目的としても活用されています。

⑥街路樹の根締め

街路樹の根締め街路樹の根元に植物を配しているのを目にすることは多いでしょう。
下草(したくさ)とも言われます。
玉竜(タマリュウ)などが利用されることが多いです。
雑草対策のほか、景観の向上にも一役買っています。
また、グラウンドカバーを配することで踏み入れを防止することができます。

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グラウンドカバーのメリット

グラウンドカバーのメリット

グラウンドカバーには、たくさんのメリットがあります。
庭づくりやガーデニングで困った時には大変役にたちます。
順番に見ていきましょう。

雑草対策

グラウンドカバーを利用すれば、雑草対策になります。
根をびっしりと張ってくれるので、地中の雑草の根や種の発芽を抑えることができます。
雑草は放っておくと背が高くなるものも多く、通行や視界を遮るなどの弊害が出てきます。
グラウンドカバーを利用することで回避できるようになります。

景観の向上

河原や山の斜面などにびっしりと植えられたシバザクラがSNSで写真スポットとして評判になっています。
また広い敷地に植えられたラベンダーなどは観光地としても人気担っていますね。
グラウンドカバーを利用した景観作りと合わせて、経済的な効果も出ています。

泥はねの防止

グラウンドカバーを利用すれば、泥はねを防止することができます。
雨や冬場の霜を防ぎ、不快な泥はねを防いでくれます。

砂埃の防止

砂埃は体にも悪影響を及ぼします。
グラウンドカバーを利用することで、砂埃などの飛散を抑えることができます。
アレルギーの方には大変嬉しい効果ですね。
沿岸部では塩害耐性のある植物を利用すると良いでしょう。

失敗しないグラウンドカバーにする植物の選び方

失敗しないグラウンドカバーにする植物の選び方

グラウンドカバーを植える際には、注意するポイントがあります。
失敗しないために良く考えて選ぶことをおすすめします。

植える環境にあったものを選ぶ

グラウンドカバーの植え方のポイントは、植える場所の日当たり、土壌の状態にあった植物を選ぶことです。
逆に植えたい植物の土壌にあっていない場合は、土を入れ替えます。

植えたい土地の広さを考えて選ぶ

グラウンドカバーには根が深く張る植物が多くあります。
また、地下茎で増えるものはあっという間に広がってしまいます。
植えたいスペースの広さを考えて合った植物を選びましょう。

失敗しないグラウンドカバーの植え方

グラウンドカバーを植える準備

植えたい植物の好む土壌と合わない場合は、土壌を改良します。
グラウンドカバーに使用する植物は水はけの良い土壌を好むものが多くあります。
粘土質だったり、水はけが悪い土壌の場合は改良が必要です。
水はけが極端に悪い場合は、土に軽石を混ぜたり堆肥を混ぜて改善します。
空気を含む土にすることで水はけが良くなります。
グラウンドカバーに使用する植物は乾燥に強いものが多いですが、極端に砂質で水はけが良すぎる場合には改良が必要です。
粘土質の土に堆肥を混ぜたものや、市販の庭土に変えましょう。

グラウンドカバーの植え込みの方法

植え方

植えたい植物をポット苗の状態で用意します。
深さ10㎝程度掘り下げて、ポットから取り出した植物を植えて行きます。
あまり深く植え過ぎないように気をつけます。

植え方で注意すること

グラウンドカバーは土地に大きく広がっていくものですので、最初から多く植え過ぎないように植え方に気をつけます。
地を張って伸びていくワイヤープランツやシバザクラは50㎝以上の間隔を取って植えましょう。
数年後には横に広がり、理想のグラウンドカバーになって行きます。
立性のタイムなど株自体が大きくなっていく植物は、20㎝程度間隔を取って植えるようにします。

グラウンドカバーのお手入れ方法

植え込みから根が張るまで3~4週間は毎日水やりをします。
多すぎるかな?と思うほど水をあげて大丈夫です。
根がはって新しい葉が出てきたら、水やりを控えて行きます。
春先と秋に肥料をあげるとより生育が良くなります。

まとめ

グラウンドカバーって何?おすすめの植え方やメリットをご紹介。まとめ

いかがでしたでしょうか。
グラウンドカバー植え方と植え方のポイントを解説しました。
グラウンドカバーを上手に使うことで雑草の悩みから解放され、庭もおしゃれになるので本当におすすめです!
植え方に気をつけて、お庭をおしゃれに彩りましょう。

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