観葉植物にキノコが生えた?!対処はどうやってするといいの?
2020.12.15
家の観葉植物の鉢にキノコらしきものが生えた…!?人や植物によくないんじゃ?小さい子もいるし心配…どうやって対処したらいいの? 観葉植物の土にキノコを発見してしまったらびっくりしますよね。 筆者のプランターにはじめてキノコが生えたときも、本当に驚きました…。 なにこれ、どうしたらいいの!?とちょっとしたパニックに。 しかしながら、観葉植物の土にキノコが生えたという例はそう珍しいことでは無いのです。 でも、生えたキノコをそのまま放っておくのはなんだか不安…。キノコが生えたらどうしたらいいの?対処法は? そんな悩みにお答えしていきます。
観葉植物にキノコが生えた原因
観葉植物の土にキノコが生えてしまった原因は、大きく分けて3つが考えられます。
1. キノコの胞子
2. 湿度
3. 観葉植物の置き場所
この3つの原因が合わさると、キノコが生えてくる可能性がぐんと高まるのです。
原因についてひとつひとつ解説してきます。
観葉植物にキノコが生えた原因1 キノコの胞子について
キノコの胞子は、植物で言う種のようなもの。胞子がないところにキノコが発生することはありません。
観葉植物からキノコが生えたということは、観葉植物の用土の中に胞子が含まれていたか、外から飛んできた胞子が観葉植物の用土についたかのどちらかである可能性が考えられます。
観葉植物にキノコが生えた原因2 湿度について
キノコはジメジメした場所が大好き。
森の中、湿った落ち葉の間から顔を出しているイメージがありますよね。キノコは、まさしくそういった湿度の高い場所に生息しています。
観葉植物にキノコが発生する季節も、湿度の高い時期に偏っています。
梅雨時期や秋雨が続く時期など降水量が多い時期になると、にょきっと生えた姿が多く見られるようになります。
観葉植物にキノコが生えた原因3 観葉植物の置き場所について
観葉植物の置き場所が次のような場合は、キノコが発生しやすい環境と言えます。
● 風通しが悪い
● 日当たりが悪い
● 湿度が高い
薄暗く、ジメジメした観葉植物の土は、まさにキノコが生えるのに最適な環境。
キノコが生えた場合は、こういった置き場所の条件が重なっていないかをチェックしましょう。
観葉植物にキノコが生えたらどうなるのか
観葉植物の土からキノコが生えた場合、人や植物にとって害があるのでしょうか?
結論としては、口にしない限り害はない。ということになります。
それでは、人への影響と、観葉植物への影響について詳しく見ていきましょう。
キノコが生えたことで起こる人への影響
キノコが生えたこと自体が、人の健康を害することはまずありません。
しかし、小さい子やペットがいる場合は注意が必要な場合があります。
というのも、小さいこどもやペットは、生えたキノコを口にしてしまう可能性があるからです。
キノコに毒性があった場合は、口にすると人体に悪い影響を及ぼすことがあります。
毎年秋になると、キノコによる中毒のニュースがあとを絶ちませんよね。
観葉植物に生えたキノコが猛毒である可能性はかなり少ないですが、微弱な毒のあるキノコは公園などの身近な自然にも存在しています。
小さなこどもやペットのいる家庭では、キノコが生えたら早急に対処したほうがよいでしょう。
観葉植物への影響は?キノコが生えた土に問題あり
観葉植物への影響ですが、キノコ自体というより、キノコが生えた土の環境に問題があります。
キノコが生えた原因は、ジメジメした土の環境にあります。そういった土は、病害虫の原因にもなり観葉植物にとってよい環境とは言えません。
水のあげすぎではないか、置き場所の風通しや日当たりが悪くないか、いまいちど観葉植物が置かれている環境や育て方に問題がないか確認してみることが大切です。
観葉植物にキノコを生やさないための対策
観葉植物にキノコが生えたときの対策法です。次の3つを試してみましょう。
1. キノコを取り、土の表面を捨てる
2. 観葉植物の鉢を日光に晒す
3. 土を熱殺菌する
まずは、生えたキノコをピンセット等で抜いて捨てます。キノコは胞子を飛ばして増えるので、早めに対処するのが肝心です。
キノコ自体や表面の土を捨てる際には、胞子が漏れないように袋に密閉して捨てましょう。
※土の廃棄はお住まいの自治体の廃棄方法を確認しましょう。
次に、観葉植物の鉢を日光に当てて乾燥させます。キノコは乾燥状態に弱いので、水やりも控えめにするといいですよ。
それでもキノコが生えた場合は、土を取り出して熱殺菌する方法があります。
熱殺菌には黒いビニール袋を使います。
観葉植物の土を黒いビニール袋につめて日光のもとに置いておくと、袋の内部が高温になり熱殺菌されるのです。
キノコの胞子や菌類を死滅させる効果があるので、どうしても状況が改善しないときは試してみると良いでしょう。
小さいこどもやペットがいない場合は放置でも大丈夫
キノコは生えたとしても放置すると枯れてしまうことがほとんど。無害だからと、そのままにしている人も多いとか。
小さいこどもがいない場合や見栄えが気にならないときは、生えたキノコをそのままにしていても問題はありません。
【まとめ】キノコ発生には、早めの対処と健康的な土を保つことが大切!
まとめると、キノコが生えたときには「観葉植物の置いてある環境に問題がないか」「小さなこどもなど、キノコを口にする危険がないか」を確認すること。
そして、「すぐに表面の土を捨てること」「観葉植物を、日当たりや風通しのいい場所で乾燥気味に管理すること」で対処してください。
大した害が無いとは言え、気になってしまう観葉植物に生えたキノコ。
必要以上に心配しなくても大丈夫ですが、適切な対応で観葉植物を健康的に育てていきましょう!