人気のシェフレラの育て方とは?冬越しの方法もご紹介
2024.10.22
葉が一枚一枚、大きく広がった形が迫力のあるシェフレラは、人気の観葉植物の一種です。植物を育てた経験があまりない人でも育てやすく、特別なお世話もそこまで必要としません。頑強で冬も葉を増やすシェフレラですが、お世話を怠ることで樹形が崩れたり病気にかかりやすくなったりする恐れがあります。部屋のシンボルにすることができるシェフレラは、どのように育てることが大切なのでしょうか? 今回は、シェフレラの育て方とコツについてご紹介します。
育てやすい人気の観葉植物「シェフレラ(カポック)」
ウコギ科フカノキ属のシェフレラは、人気の観葉植物の一つに数えられる樹木の一種です。どんな環境でも育てやすいため、コンパクトなサイズなら100均で販売されていることもあります。カポックとも呼ばれ、手を開いたような形の葉が青々として美しい観葉植物です。
原産国は中国や台湾になり、世界中に約200種類あるとされています。別名カポックと呼ばれる理由は、本来別の種類であるはずのシェフレラとカポックの見た目が非常によく似ていることからきています。シェフレラの中でも人気がある「ホンコン」は、「ホンコンカポック」の名称でも出回っています。育て方も簡単で園芸初心者でも育てやすく、家のインテリアに選ばれることも多くある種類です。
シェフレラを育てるポイント
シェフレラは育て方がシンプルであるため、観葉植物を育てた経験が浅い方にも育てやすい種類です。丈夫な種類ですが、放置をして良いわけではありません。シェフレラが美しく育つためには、ある程度のお世話と適した環境に置くことが大切になります。
ここでは、シェフレラを育てる時に大切なポイントについて解説します。
日当たり
シェフレラは、多少の影でも育つ観葉植物ですが、より成長を促すためには明るい場所で育てることが大切になります。耐陰性はある一方で、日光が不足すると葉が繁殖しすぎたり茎がヒョロヒョロになって伸びたり、最悪元気がなくなって枯れてしまうリスクが高くなるため注意が必要です。特に日照時間が短くなる冬は、育て方に注意が必要といえます。
シェフレラにとって強すぎる直射日光も、葉焼けや葉が枯れる原因になります。寒暖差が激しい場所もシェフレラの葉の美しい光沢が失われる恐れがあるため、気温の変動があまりない場所に起き、遮光カーテン越しに日光浴をさせてあげると良いでしょう。
肥料
シェフレラは、春と秋の生育期に追肥を与える育て方をすることで成長を促すことができます。肥料を与えなくても成長はするものの、成長スピードはかなり遅くなります。
肥料は、2ヶ月に1度緩効性肥料を株下にまくか2週間に1度液体肥料を与えるかの2つの方法があります。夏や冬は、根にダメージを与えないよう、肥料を与えることは控えることが大切です。
水やり
シェフレラは、土の表面が乾く度に水やりを行うことが大切になります。成長がストップすることが多い冬もシェフレラは枝葉を伸ばすため、水やりをする必要があります。土の表面が乾いていることを確認した後、鉢底から水が流れ出てくるまでたっぷりと与えましょう。過剰にあげ過ぎると、根腐れを起こす原因になるため、水の量には注意が必要です。
一方で、水不足になる育て方をすると美しい葉がしぼんだり、シワが寄ったりするようになります。できるだけ、葉水も毎日行うことが大切です。シェフレラの葉は、枚数が多く幅が広くホコリも積もりやすいため、ハダニやすす病といった病害虫予防のためにも葉水後は柔らかい布なので優しく葉の表面を拭って風に当ててあげると良いでしょう。
植え替え・剪定
生育スピードが旺盛なシェフレラの育て方の中で、植え替えをすることも大切になります。根が鉢の中でぎっしりと詰まったまま放置すると、根詰まりが起こり、元気がなくなる恐れがあります。シェフレラへのダメージが少ない生育期に、一回り大きい鉢と新しい土を用意して植え替えを行いましょう。
またシェフレラは、葉が増えすぎることで日光が十分に当たらなかったり、湿気が溜まって害虫が繁殖しやすくなったりする原因になります。植え替えと同様、生育期にシェフレラの剪定を行いましょう。枝葉を切ることで、高さのコントロールをすることもできます。
冬越し
シェフレラは観葉植物であるため、育て方の中でも冬越しが気になるという方も多いでしょう。多くの観葉植物同様、極端な寒さには弱いシェフレラは、九州や沖縄などの温暖な地域では外に置いても冬を越すことができる可能性が高いです。
一方で、霜や雪に当たると弱ってしまう植物であるため、気温が5℃を下回る時期になった場合は、室内に入れて冬越しをさせてあげることがおすすめです。
シェフレラは床置きでもOK
成長が旺盛なシェフレラは、自生のものだと10m以上になることもあります。適した環境での正しい育て方をすることで室内でもかなり大きくなるため、床置きをすることがおすすめです。存在感があり、瑞々しく美しいシェフレラの葉を間近で楽しむことで、家の雰囲気が明るくなることも期待できます。
また高さがあるシェフレラに、支柱を立てることもおすすめです。鉢が安定し、樹形を整えるためにも役立つでしょう。シェフレラ・コンパクタという品種は、成長が緩やかであるため、コンパクトに育てたい方向きの種類です。
シェフレラを剪定した枝で挿し木に挑戦してみよう!
樹形を整えたり葉の間に湿気がこもらないようにしたりするために剪定が必要なシェフレラは、切った枝を挿し木にして増やすことができます。枝を挿し木にして増やす場合は、10cmほどカットした枝の先端をV字に切って数時間水を吸わせ、新しい土を入れたポットに差してたっぷりと水やりをします。
成功すれば、4〜6週間ほどで発根するでしょう。根が生えた後は、成長を促すために一回り大きな鉢に植え替える必要があります。給水させる水に発根を促すための、液体肥料を混ぜておくこともおすすめです。
シェフレラのより良い成長におすすめ!HB-101
シェフレラに与える肥料の中でもおすすめなのが、液体タイプのHB-101です。株式会社フローラのHB-101を与えることで、植物の活力化や免疫力の強化を促してくれることが期待できます。
人に無害な植物由来の成分を使っているため、ペットやお子様がいる室内でも安心して使用することができます。100ccを5000〜10000倍に希釈して使うため、お財布にも優しいと言えるのです。HB-101の価格を表にまとめたので、ぜひ公式サイトもチェックしましょう!
野菜作りや園芸に。プロご用達「HB-101」 | |
35㏄ | 1,000円 |
100㏄ | 2,400円 |
500㏄ | 10,500円 |
1ℓ | 19,000円 |
5ℓ | 90,000円 |
10ℓ | 175,000円 |
20ℓ | 340,000円 |
まとめ
観葉植物の中でも育てやすく、見栄えもするシェフレラは、園芸店やホームセンターでも手に入れることができます。生育環境や育て方がシェフレラに合えば、花を咲かせることもあります。
冬でも美しい緑色の葉を成長させるため、癒しとなることも期待できるでしょう。インテリアに合う観葉植物に迷った時は、シェフレラを検討してみてはいかがでしょうか?