ガーデニングの植物たちが全滅!そんな時にも役に立つ、便利な液体肥料のご紹介

ガーデニングの植物たちが全滅!そんな時にも役に立つ、便利な液体肥料のご紹介

2019.01.18

家庭菜園や観葉植物をやられている方なら液体肥料をご存知の方も多いと思います。 園芸店やホームセンターから入手して育て始めると最初のうちは水だけですくすくと成長してくれますが、そのうち毎日の水やり時に「あれ?最近伸びてない?気のせいかしら・・・」と感じられたことはありませんか?それは気のせいではありません。 今回はそういった時に役に立つ液体肥料についてご紹介します。

液体肥料と固形肥料の違い

植物に与える肥料は一般的に固形と液体と形状が選べます。
固形の中の粉末状のものを分けると3種類、その中からさらに大きさ(大・中・小)に分けられています。大きいものになるにつれて効果の維持が期待でき、小さいものは1、2ヶ月から大きいものは数年間持続するということもあるそうです。
使い方としては植え替えの際に土に混ぜたり植え替え後に表面に撒いたりして使います。
パッケージにも「緩効性肥料」と記載が書かれている場合が多いと思いますが、与えてすぐ効く!というわけではないので気長に使いたい時はこちらがオススメです。
その一方で本題の液体肥料は即効性があります。個人的な体感では2、3日、早ければ翌日には効果が感じられます。特に成長期や、旅行から帰ったあとなどに与えるとぐんぐんと成長が感じられます。

液体肥料と固形肥料の違い

液体肥料の成分や種類

液体肥料の成分について

液体肥料の主な成分は窒素、リン、カリウムになります。
窒素は主に植物の根や葉に必要とされる成分で、不足し始めると成長が緩慢になり葉っぱが黄色く変色していきます。リンは花や果物などに必要とされる成分です。実が大きくならなかったり、花の色がくすんできたらリンが不足しているかもしれません。
カリウムは生育を補助する役目があります。光合成の手助けをしたり、根の成長や、果実のつきを良くします。

液体肥料の使い方、種類について

液体肥料も固形肥料と同様にアンプルタイプやボトルで販売されているタイプなどいくつか種類があり選択できます。中には自分で作ってしまうかたもいらっしゃいます。

【土壌散布】

お手軽にできて効果的な方法です。ジョウロやバケツなどで希釈して土や鉢に水やり感覚でできますが、点というよりは円範囲に向けて撒くことになるので、植物に取り込まれずに、流れ出てしまうこともあります。
土壌散布用の液体肥料として代表的なものはボトルタイプのものでしょうか。
ボトルタイプのものは、水やり時に与える鉢の大きさや植物の種類に適した割合をキャップなどで測って、水と希釈し水やりの都度、ジョウロなどで投与するやり方が一般的かと思います。
最近流行りのエアープランツには容器の中に水を張り、そこに液体肥料を混ぜ入れることで栄養水を準備して、定期的に数時間つけ置くソーキングにも使えます。

天然植物活力液HB-101
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【土壌灌注】

アンプルなどの注入容器を使って液肥を投与する方法です。狙ったところに投与できる点と、土の中にさすなどして根っこ付近に注入できるので、確実で即効性が高い方法です。
アンプルタイプはキャップを捻り取って土に差し込むだけでオッケーです。液体は徐々に土に染み出していき、一般的な観葉植物用の土ならばだいたい1〜2週間程度で無くなります。

ただここで注意が必要なのは。サボテン用の土であったり、赤玉土の配合が多い土などの土の中に空気が多く含まれているような場合は、刺してから数時間で液体が全部流れ出てしまうことがあります。そんなに一度にやっても効率的に効きませんので、使用前には土の硬さ、湿り具合、空気中の湿度、などに注意されてから使われるのが良いかと思います。

【葉面散布】

スプレーボトルなどを使って液体肥料を葉っぱの表面に散布する方法です。土壌散布よりも取り込み効率が良いと言われています。尿素を希釈してしようすることが多いようです。
スプレーボトルによる葉水(ミスティング)に混ぜて使うこともできます。
土壌よりも手早く広範囲に与えることができます。
専用ボトルや、お気に入りのボトルを買って葉水を楽しむのもオススメです。

液体肥料の成分や種類

液体肥料の正しい用法

植え付け・植え替えのタイミング

新しく植物を迎えたり、新しい鉢に引っ越ししたりするタイミングで、植え付ける穴をあらかじめ液肥で湿らせておくと、根張りがよくなります。合わせて緩行性の固形肥料も混ぜておくと良いですね。

日々の水やりのタイミング

日々の水やりのタイミングで土壌散布する場合は、全体に栄養が行き届くようにやりましょう。
個人的には受け皿から水が流れ出てくるぐらいは必要になると思います。こちらも毎日ではなく、1〜2週間に1度ぐらいを目安に行うと良いかと思います。
葉水についても同様で、週のミスティングのうち何曜日には液肥を混ぜるといったやり方がオススメです。最初はどうしても多めにあげたくなりますが、そこはグッと我慢してカレンダーや生育日記などをつけたり、毎週何曜日と決まりごとにしてしまうのが良いと思います。

液体肥料の正しい用法

まとめ

色々書きましたが、読まれている方の環境は実際のところ百人百様ではないでしょうか。
植物に一番の環境を作ってあげたい!と思っていても暑さ、寒さ、湿度、と考えていくとどんどん複雑になりちょっとした気の緩みによってあっさり全滅してしまうことも珍しくありません。そんな時は、事前に液体肥料を買っておくと不測の事態でもすぐに対処できますよ。
買いすぎて余ってしまっても、イマイチ伸び悩んでいるなぁと感じて試しに使ってみたら、意外にスクスク伸びたりして、思いもよらない嬉しい結果につながることもあるかもしれません。
以上、液体肥料について書かせていただきました。

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