インテリアとしてもお勧めの水挿し栽培で手軽に観葉植物を育ててみよう。
2023.06.20
観葉植物を部屋に飾りたい。でも、ちょっとおしゃれな鉢や土を用意したりするのも大変だし場所も取るし・・・小さい子供やペットが土で遊んだり食べてしまったりするのも心配。なんて事を思った事はありませんか?実は土が無くても観葉植物を手軽に栽培する方法があります。それは水に挿して栽培する水挿し栽培です。観葉植物をちょっと切って水に挿すだけ。たったこれだけで観葉植物を栽培できたり増やしたりが出来てしまいます。虫がわかないと言う利点もあります。容器をオシャレなものにすれば、素敵なインテリアとしても飾って楽しめますよ。そんな水挿し栽培のポイントや栽培できる観葉植物10選などをご紹介します。
観葉植物の水挿し栽培とは
水挿し栽培とは観葉植物などを水に挿して栽培する事を言います。手軽に緑を感じ楽しむ事が出来るので、忙しい方や重い鉢を動かすのが大変という方などや、部屋に土を入れるのに抵抗がある、なんて方にもとてもお勧めの方法です。育てている観葉植物を増やしたい時にも手軽にチャレンジできます。
必要なもの
水道水と水を入れる容器と水挿しする観葉植物のたったこれだけです。肥料は特に必要ありません。容器はできれば透明なものの方が発根などを見る事も出来てお水の様子(濁りや汚れなど)が分かりやすくなりお勧めです。
水挿し栽培で気を付ける事
水挿し栽培に使う容器は事前に殺菌・消毒する事をお勧めします。
最低でも一週間に一度は水を取り換えるのが理想ですが、頻繁に水を取り換えるのが大変と言う場合は水が減ってきたらその分の水を足すようにして下さい。夏場など暑い日が続く時は水も痛みやすくなっているので注意が必要です。水の状態をチェックして水が濁っていたり臭いがしていたりした場合は水を取り換えて下さい。透明な容器の場合は水の状態がわかりやすいので、水が濁ってきていたり、容器が汚れていたりしたら水を取り替え容器もきれいに洗うようにしましょう。
特に肥料を入れる必要はありませんが肥料を入れる場合は、天然植物活力液のHB-101をお水にほんの少し入れるのもお勧めです。
水挿し栽培の置き場所
なるべく明るい場所が理想ですが、観葉植物の種類によって適切な場所が異なるので、置き場所に適した観葉植物を選んで水挿し栽培を楽しんで下さい。発根するまでは直射日光の当たらない明るい場所で管理をしてあげて下さい。
水挿し栽培に適した時期
鉢植え同様、水挿しでも適切な時期があります。寒い時期だと多くの観葉植物の休眠時期になります。その時期に水挿しの為に枝や茎を切ったり根を傷つけたりするのを避ける為、水挿しをするのは温かくなった春の5~6月頃や秋の9~10月がおすすめ時期となります。目安として気温が20度ぐらいになる頃です。
水挿し栽培におすすめの観葉植物10選
アイビー
アイビーはつる性の観葉植物です。丈夫で育てやすくて初心者の方にもおすすめの観葉植物です。
鉢から取り出して水栽培する時は、根をよく洗い痛んだ根は清潔なハサミで切ってから水挿しして下さい。根が出ている場合は、根を完全に水の中に入れずに3分の2程度が水に浸かっているようにして下さい。水の取り換えは水の状態にもよりますが2~3日に一度は取り換えるようにしましょう。
オリヅルラン
オリヅルランは長い葉の真ん中に白いラインが入って、その葉がまとまっている姿はさわやかな印象を与えます。オリヅルランはランナーというツルのようなものを伸ばし、その先に子株をつけます。その子株を水挿しにして育てます。親株が小さい場合、根に土がついていたら土をきれいに洗い落としてから水に挿してください。
ポトス
ポトスはサトイモ科の観葉植物になります。生育も旺盛でサトイモ科なのでつるのような茎を絡めながら室内でもモリモリ育ちます。水挿し栽培のまま長く育てる事も出来るので初心者の方におすすめの観葉植物です。
カジュマル
丈夫でたくましさもあるカジュマルも水挿し栽培に向いています。小さいサイズなら鉢から取り出して根を傷つけないように気を付けながら、根についている土を洗い流して綺麗にしてから水に挿すようにしましょう。
テーブルヤシ
ヤシ科のテーブルヤシはその名の通りコンパクトなサイズのヤシの木のような観葉植物です。マイナスイオンを発生させて空気を綺麗にしてくれる効果があると言われています。
お部屋に飾れば小さいヤシが南国気分を味あわせてくれますよ。
パキラ
観葉植物の中でもよく知られているパキラも水挿しで栽培できます。細い線で描いたような輪郭のパキラは水に挿しておくと涼しげで夏のインテリアにもいいのではないでしょうか。挿す枝はほそめを選び、余分な葉を落としてから水に挿してあげて下さい。直射日光が当たらない場所がおすすめです。水挿し栽培を始めるとしたら成長期の5~7月をお勧めします。
ドラセナ
ドラセナも室内で育てやすく、水挿し栽培ができる品種です。脇芽を取って水に挿してください。まっすぐ伸びる性質があるので、倒れないように容器の中にビー玉などを入れたり高さのある容器に挿したりするなどの工夫をしましょう。耐陰性があるのであまり日の当たらない玄関やトイレでも楽しめる品種ですが、その場合は定期的に直射日光をさけた明るい光に当ててあげて下さい。
シェフレア(カポック)
指を広げたような形の葉をしたシェフレアは成長が速いのが特徴です。お水が大好きなので水枯れしないように気を付けて下さい。発根するまでは明るい日陰で管理をして下さい。
サンスベリア
空気浄化が高いとされているサンスベリアは金運をアップさせるとも言われています。1枚の葉でも存在感がありますが、数枚まとめて飾ると葉の美しさが引き立ちます。
シュガーバイン
細く伸びたツルにちょっとブドウの葉に似たかわいらしい5枚の葉をたくさんつけるシュガーバインは観葉植物の中でも人気の品種です。ツル性なので下に垂れ下がるように飾るととても素敵です。切ったツルを水に挿して育てますが、根が出るまでは明るい日陰で管理をして下さい。
まとめ
水挿し栽培で気を付ける事や始める時期などのポイントと一緒におすすめの観葉植物を10選ご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。水挿しならテーブルの上や棚の上、玄関やトイレなどでもちょっとしたスペースがあれば観葉植物を楽しむ事が出来ますし、数種類を並べて飾っても邪魔にならないので本当におすすめです。観葉植物を入れる容器もジャムの空き瓶やただのコップでも観葉植物をいれるだけで素敵なインテリアとして飾る事ができます。我が家ではアイビーを大きなジャムの瓶で何年も水挿しのまま育てていました。今回ご紹介した10選の観葉植物以外にも水挿しで栽培できるものもあるので、これは出来るかな?と色々な種類にチェレンジするのも楽しいかもしれません。観葉植物の水挿し栽培を日常生活に取り入れて楽しんでみて下さいね。