ガーデニングの天敵!無農薬でもアブラムシから植物を守るには?
2021.01.19
ガーデニングと害虫・疫病被害は切っても切れない切実な問題です。そんな中でも特に多くの方が悩まされていると思われるのがアブラムシ問題です。 アブラムシは小さくて除去しにくく、繁殖力も高く、ガーデニング内の様々な作物に付きます。 きっと対策に困っている方も多いと思います。 今回はそんな害虫の中でも代表的なアブラムシに関する対策方法をご紹介いたします。 実りある成果のために、大切なガーデニングを安心の無農薬で宿敵アブラムシから守りましょう。
ガーデニングの宿敵アブラムシについてまず知ろう
アブラムシの外観
今回取り上げるアブラムシ、ガーデニング経験が浅いという方も小学校の生物の授業で名前ぐらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。てんとう虫と一緒に共生しているというみどり色したやつです。
ただ実際、アブラムシの外観はぽってりとして太く、短い体です。色は概ね緑が多いかと思いますが、赤や黒などもあり多種多様です。
アブラムシの発生経緯
基本的にアブラムシは風に乗って東南アジアの方から4・6月頃に飛来しちょうど新芽が出始める頃に、ガーデニングの葉の表面や裏側に出始めます。その後9・10月頃になると農作物や果実に移動を始めます。
アブラムシの習性
基本的に集団で行動します。ただ外殻が柔らかく、密集するので捕食対象にされやすくてんとう虫などの敵も多いので、先に述べたようにアリと共生関係を築き外敵から身を守ります。
どうしてアブラムシは害虫か
基本的にアブラムシはガーデニングの作物上に穴を開けて汁を吸っています。吸い続けられた作物は当然弱ってしまいすし、空いた穴からウイルス感染し疫病に広がったりするため、ガーデニング全体の為にも良くありません。
まだ間に合う!アブラムシの発見後の駆除方法(無農薬)
ガーデニングを守るため手っ取り早く農薬に頼るのも一つの手段ですが、その便利さの反面、化学的なリスクも気になるといった方へ、まずガーデニング内にアブラムシを発見した後の無農薬で安心して行える駆除方法をご紹介していきます。
牛乳と水を1対1で割って霧吹きでガーデニングに散布する
アブラムシの少数対策として有効です。散布された牛乳が乾燥する際にアブラムシの気門を塞いで窒息死させます。乾燥した後、水で洗い落とせばニオイも気になりません。
ガーデニングやプランター鉢を密閉して蚊取り線香で燻す
ビニールハウスや、ショッピング袋などでガーデニングや鉢をまるまる覆い、その中で蚊取り線香を燻して駆除します。
ガーデニングから直接除去する
ガムテームなどを棒状のものに巻いて粘着面で駆除します。細かい作業にはなりますが、一つ一つ取るよりも効率的に行えます。
木酸液をガーデニングに散布する
多少効果が現れるのに時間を要しますますが、植物に染み込んだ成分によってアブラムシを寄せ付けなくする効果が見込めます。アブラムシ以外の害虫にも効果が期待できます。
まず寄せ付けない!アブラムシの予防方法
ガーデニングから直接駆除する前にできることをして、アブラムシが寄り付きにくい状況をガーデニングに作る予防方法です。病は元から断つと言うように発生後の対策に四苦八苦するよりもまずここから管理できると、無駄な労力も省けます。
黄色の旗を立てる
黄色に集まるアブラムシの習性を利用して、ガーデニングの一角や、鉢に棒状の支柱をさし、黄色い布やテープなどで旗を作ってアブラムシを集めます。
コンパニオンプランツを利用する
ガーデニングテクニックの一つであるコンパニオンプランツを利用します。虫が嫌がるハーブ系の植物(セージ・バジル・ミント・カモミールなど)彩りを兼ねてマリーゴールド・キンレンカなどの花を植えて置き、アブラムシの苦手な成分や香りでガーデニングを守ります。
アルミホイルを置く
アブラムシは太陽など光源によって位置を把握しお目当の植物を目指しますので、
アルミホイルなどをガーデニングや鉢の上にひいて、光を反射させることで光源を特定できなくして混乱状態に導く方法です。
アリを見つけたら除去
前述のとおり、アブラムシの排泄物をありが頂戴し、その代わりにアブラムシを外敵から守るといったようにアブラムシとアリは共生関係を築きます。したがってガーデニングにアリを見つけたらすぐさま除去しましょう。
まとめ
アブラムシの発生後、発生前と対策方法をご紹介しましたが、最後にもっとも効果的な対策方法をご紹介してまとめさせていただきます。
最後に私が一番オススメしたいのは、まずご自身のガーデニングをこまめに観察し手入れすると言うことです。
特に無駄な芽や枝をあらかじめこまめに剪定し、一見してガーデニングの状態を把握できる状態にしておくこと、こうすることで日々のガーデニング管理も楽になります。
以上を踏まえ、もしアブラムシがガーデニング内に発生してしまっても早い段階で被害を食い止め、素敵なガーデニングライフを営みましょう。