家庭菜園の初心者必見!土作りの基本
2020.06.16
初心者がよし、家庭菜園を始めよう!と思った時に何から始めればよいのでしょうか?
それはズバリ、土作りです。
家庭菜園では土は野菜にとっての栄養分になりますので、土作りで収穫量や野菜のできも大きく変わってきます。
小さいスペースなら市販の土でも良いのですが、ある程度広い家庭菜園では自作の土作りがおすすめ。
ここでは、家庭菜園の初心者でもできる土作りを解説します。
家庭菜園で野菜を育てるのに良い土作りを理解して、自作の土作りにチャレンジしてみましょう!
なぜ家庭菜園には土作りが必要なの?
家庭菜園をする際に、なぜ土作りが必要なのでしょうか?
初心者が疑問に思うその理由について解説します。
根に栄養を与える
植物は根から養分や水分といった栄養を吸収しますので、土作りが大切です。
様々な土の種類がありますが、家庭菜園ではその野菜の好みに合わせた土作りをすることで立派な野菜を作ることができます。
根を守る
土は根を守る役割をしますので良い土作りが必要です。
植物にとって土はいわば家のようなもの。
急激な温度変化や病気から守る役割をしてくれます。
植物を支える
土にしっかり根をはることで、いわば植物の体を支える役割をしますので土作りが大切になります。
キュウリやトマトなど上に伸びる野菜は根もしっかり張っていないとバランスが悪くなってしまいます。
植物を支えて生育を促すためにも良い土作りが大切です。
家庭菜園の土作りのポイントは?
初心者でもわかりやすい家庭菜園の土作りのポイントを解説します。
土作りはただ栄養があれば良いというわけではありませんのでチェックしてみましょう。
根がはれる深さ
家庭菜園で初心者が見落としがちなのが、土の深さ。
家庭菜園の土作りでは、根がはれる深さを確保することが大切です。
じゃがいもやさつまいもなどの野菜を育てる場合はもちろんですが、キュウリやトマトなど上に伸びる野菜の場合も土の深さは大切です。
保水性、排水性
家庭菜園の土作りにおいって、保水性と排水性は大切なポイントです。
保水性は水もちのことで、水分を蓄える力のこと。
排水性は水はけのことで、水分を出す力のこと。
初心者が一番苦労するのがこのバランスかもしれません。
植物の多くは新鮮な水を与えることができる排水性の高い土を好みます。
初心者が家庭菜園の土作りをする際には、保水性と排水性をよくチェックするようにしましょう!
保肥性
保肥性とは肥料の成分を蓄える力のことです。
または、土自体に有機性があり肥料成分となる力のこと。
家庭菜園では保肥性を保つ土を使うと野菜が大きく立派に育ちます。
堆肥や腐葉土は保肥性が高く微生物が寄ってくる土と言われています。
ph値のバランス
土の酸性とアルカリ性のバランスを示すのがph値。
野菜の種類によって適したph値が違うので、植物の好みに合わせてある程度ph値を調整すると野菜が大きく育ちます。
ph値というと、初心者には少し難しく聞こえるかもしれませんね…
ですが家庭菜園では大切なポイントですし、ph値のバランスを整える作業は難しいものではありません。
日本では雨が多く、酸性が強い傾向にあるのでアルカリ分の多い石灰成分をまぜて調整します。
初心者でも分量を守れば間違いなくできますので、ぜひチャレンジしてみましょう!
家庭菜園の土作りのやり方は?
いよいよ土作り!
家庭菜園の土作りのやり方を解説します。
初心者でもできますので、ぜひチャレンジしてみてください。
用意するもの
家庭菜園の土作りの際は次のものを用意します。
・スコップ
・鍬(くわ)
・移植ゴテ
・レーキ
・ジョウロ、ホース
・軍手、帽子など
初心者が忘れやすいのが軍手や帽子。
怪我や熱中症の対策になりますので用意しましょう。
このほかにも、はさみや園芸用のビニタイがあると便利です。
土を耕す
植え付けの2週間前を目安に土を掘り返して、よく耕します。
この時に空気を含ませるように耕すのがポイント。
ふっくらとした土作りは家庭菜園で野菜を元気に育てるための条件のひとつ。
初心者の慣れないうちは大変かもしれませんが、この作業を丁寧に行う事で野菜のできが変わってきます。
砂が多すぎたり、水分が多すぎる土の場合は市販の培養土を混ぜることで家庭菜園に向いた土作りができますので試してみましょう。
雑草や小石を取り除く
雑草や小石を取り除きます。
初心者が家庭菜園を行う場合は、本来畑ではないところで始めることも多いですよね。
家の庭などを使う場合は、雑草や小石が多くある場合が多いので丁寧に作業を行います。
雑草は土の養分を野菜から奪い、小石は根の生育を邪魔してしまう可能性があります。
この作業を丁寧に行うことで良い土作りをすることができ、初心者でも家庭菜園で立派な野菜を育てることができます。
石灰成分を混ぜる
石灰成分を混ぜます。
苦土石灰、有機石灰、消灰石などの種類がありますが、家庭菜園では苦土石灰を利用するのが一般的なので初心者にはおすすめです。
1㎡あたり100~120gが目安。
石灰成分を混ぜたら、一週間程度土を寝かします。
腐葉土や堆肥を混ぜる
石灰を混ぜてから1週間程度経ったら腐葉土や堆肥を混ぜます。
腐葉土は木の葉や枝などを発酵させたもの。
堆肥は腐葉土を完全に発酵させたもので、動物の糞なども混ぜ込まれています。
どちらも土作りで保水性や通気性を良くする作用があります。
コンポストなどで自作することもできますが、初心者は市販されているものがありますので活用しましょう。
石灰と腐葉土は同時に混ぜると効果が薄くなるため、しばらく土を寝かせてから行いましょう。
土に対して3割ほど混ぜるのが目安で、混ぜてから数日寝かします。
肥料を入れてよく混ぜる
植え付け当日に、肥料を入れます。
肥料には家庭菜園で野菜の生育に欠かせないチッ素、カリ、リン酸がバランス良く配合されています。
家庭菜園用に市販されているものがありますので、初心者でも簡単に使うことができます。
入れてからよく混ぜておくと土全体に肥料が行き渡り、良い土になります。
植物の土作り、土壌改良に「顆粒HB-101」
初心者が家庭菜園を成功させるには、土作りが大切ということが良くわかっていただけたのではないでしょうか。
土壌改良や植え付けの際に使う肥料は、初心者には顆粒HB-101がおすすめ。
プロも使う肥料ですので安心ですし、少量でも家庭菜園で立派な野菜を育てることができますよ。
良い土作りをするために使ってみてくださいね。
まとめ
初心者でもできる家庭菜園の土作りのポイントとやり方を解説しました。
やり方は初心者でも簡単ですし、ホームセンターや園芸店ですぐに手に入る材料なので気軽に試してみましょう。
家庭菜園では土作りで収穫量や野菜のできも変わってきますので、チャレンジしてみてくださいね!