農家のプロが使う活力剤はこれ!おすすめ5選

農家のプロが使う活力剤はこれ!おすすめ5選

2019.03.12

農産物をより良く上手に育て、満足のいく作物を収穫できる様にするには、土壌の改善と肥料のやり方や上手な活力剤の使用法にかかっています。作物によって肥料の種類や成分を良く判別し、施肥の時期なども良く見極めることも大切です。

農家が使う活力剤とは

作物の栽培にはその作物に適した肥料を施肥することが重要です。施肥の方法としては、基本的に種蒔きや苗などの植付けの前に「元肥」を施し、作物の成長に従って「追肥」を適度の間隔に施します。

活力剤が含む微量要素

追肥を施す時に、施した肥料が良く行き渡る様に作物の活性化を助ける為に微量要素を含んだ活力剤を補助的に施すのです。植物の成長には微量しか必要ではありませんが必要とされるものに微量要素と呼ばれるマンガン、ホウ素、鉄、亜鉛、モリブデンなど不可欠とされる要素があります。

微量要素が欠乏した場合

植物の成長を助ける微量要素が足りなくなると、下記のような症状が現れます。

微量要素 症状
若葉が黄白色に変色し、根の発育が悪くなる。
若葉が黄白色に変色し、根の発育が悪くなる。
カルシウム 葉や茎が弱くなり障害が出る。抵抗力も弱まる。
ホウ素 花芽が少なくなり、葉の状態が萎縮した状態になる。
硫黄(イオウ) 若葉の色が淡黄色に変色したり斑点が生じる。根の成長にも影響が出る。
苦土 葉が淡緑色に変色したり、斑点が生じる。
ケイ酸 葉や茎が弱くなり、病害虫に対する抵抗力がなくなる。
モリブデン 葉に縁取りが出来、黄色い斑点が生じる。

活力剤の形態

一般的に活力剤の形態は、アンプル型とシャワー式のものとがあります。鉢物などに使用する場合はアンプル型が良いのですが、農地に使用するには葉面などに散布するシャワー式が適当ですので農家ではこの方法によって使用します。特に葉物野菜などには散布した活力剤の微量要素が葉から直接吸収され、野菜本来の旨みを引き出してくれる効果があるのです。

農家が使う肥料と活力剤の違い

農家が使う肥料と活力剤の違い

肥料は、肥料の三要素(チッソ、リン酸、カリウム)によって作物の成長を促すために、国がさだめた規定の量がふくまれたものを言い、前述の通り元肥や追肥として使用されます。

肥料効果を高める活力剤

これに対し活力剤と言われているものは、肥料の成分は含まれていますが規定以下のもので、植物にたいして肥料ではなく、鉄やホウ酸、ビタミン類など微量の元素をバランス良く配合しているもので、肥料だけでは補えない生理作用の健全化を図り、植物の成長を助けるものです。

効果的な活力剤の使い方

効果的な活力剤の使い方

活力剤を液体肥料と勘違いされている方がいます。液肥は肥料の三要素(N/・P・K)を主体にし、即効性を期待して液体にしたものです。これは使用法を誤ると肥料焼けを起こしてかえって害を及ぼします。

活力剤を使う意味

活力剤は、土壌などが何の問題もなく健全な状態であって、栽培する作物の根の成長にも良好な状態を保っていて、作物自体も順調な成長が保たれていれば特に活力剤を使わなくても良いのです。

活力剤の効果

農家で栽培する野菜などの作物などに施肥した肥料の効果を高めるために合わせて使ったり、根の活着状態の促進など肥料だけでは補えない場合や、成長が悪い、葉の色合いがあまり良くないなどの時、夏場の温度が高い時などに夏バテを防ぐ意味で散布することによって効果が得られます。

筆者のおすすめ・農家用活力剤5選

農家にとっては作物の出来、不出来は重要な課題です。常に病害虫に気を配り、新鮮で活き活きとした作物を生産することに気を配ります。肥料も元肥、追肥と施肥します。肥料だけでは補えない栄養素として活力剤も補助として使用します。そんな農家で使用する筆者おすすめの活力剤をご紹介します。

天然植物活力液HB-101

天然植物活力液HB-101杉や檜(ヒノキ)、松、オオバコなどから抽出したエキス成分により植物の活性化を促す活力剤です。植物の栄養素に欠かせない微量要素も含んでいますので植物の成長や土壌微生物の活性化を促すとされています。減農薬栽培や有機栽培にも最適で、野菜や果物を始め作物などが美味しく収穫できます。
HB-101
参考価格:35cc~1ℓ 1,000円~18,000円(税込)
出典先:(株)フローラ

HB-101は土壌の改良にも役立つということで使い始めました。有機栽培にも有効とのことですので半信半疑でしたが、すべての野菜の生育がとても旺盛で、病害虫の被害も有りません。育てた野菜は好評で、喜んで食べてくれる人の顔を見るのが何よりの喜びです。葉の色も良い野菜が収穫出来たので使い続けています。安全で美味しい野菜作りが出来る活力液です。

天然植物活力液HB-101
天然植物活力液HB-101

顆粒HB-101

顆粒HB-101顆粒HB-101は土壌に混ぜ込むタイプのもので、野菜や花、果物、鉢物などあらゆる植物に使用でき、効果を発揮できます。土壌改良にも役立ち、連作による障害も減らすなどの効果もあり簡単に使用できる活力剤で、農業に携わる方達に人気です。
顆粒HB-101
参考価格:130g 1,000円(税込) 300g 1,900円(税込) 1kg 5,700円(税込)
出典先:(株)フローラ

顆粒HB-101の効果を使用する度に実感するようになって数年が経ちますが、野菜が元気よく生育し収穫も早く出来ます。質の良い野菜が沢山出来るので私はずっと顆粒HB-101を使用しています。

顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に
顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に

植物活性液【VA-7】

植物活性液【VA-7】自然界から樹木やキノコのエキス、カニ殻と海藻などの天然エキス成分のみを配合し、最適の割合で配合して熟成して作られ、農作物や花卉栽培などに使用され抜群の効果をあげている活力剤です。天然成分で作られていますので環境への悪影響や健康や衛生にも全く心配要りません。濃縮原液ですので約5千倍に希釈して使用します。
参考価格:500cc 1,800円(税込) 1ℓ 2,800円(税込) 2ℓ 4,400円(税込) 5ℓ 9,000円(税込) 10ℓ 14,000円(税込)
出典:さくら野貿易㈱園芸事業部

ヒノキング 天然植物活力剤

ヒノキング 天然植物活力剤日本では「米杉」と呼ばれるヒノキ科ネズコ属で、「生命の木」とも言われる耐久性抜群のウエスタンレッドシーターより抽出シタヒノキチオールエキスを含む天然植物活力剤です。土壌改良や強い根張りを促進し病気に強い作物を育てる効果があります。無農薬栽培を目指していますので、土壌の改良にも役立ち、病気にかかりにくいというキャッチコピーで使用しています。まだ実感はありませんが天然植物活力剤というのも気にいっています。
参考価格:500g 1,350円(税別)
出典:アズワン株式会社

活力剤 バリカタ

活力剤 バリカタ作物を病気や害虫などから守り、硬く丈夫にするけい酸と機能性糖類(マルトトリオース)を配合した活力剤です。植物に大切な光合成や根張りの向上や、耐凍性向上にも効果的です。
ケイ酸には土壌からの養分の吸収を促し、根の酸性化を向上させる効果も期待できます。ケイ酸の効果で作物を丈夫に硬くさせるということで、キャベツを作る時に使ってみました。確かに病気に罹ることがなくなって丈夫に育っている様に思います。
参考価格:1kg 3,800 円(税込)
出典先:株式会社アイ・エイチ・エス

まとめ

農家で使用する活力剤には、作物の種類や成長の度合いなどによってご紹介した活力剤の様に各種あります。作物の様子や場面に応じた活力剤を使用した方が良いでしょう。農家にとっては必要不可欠なのが土壌改善や作物に元気を与える活力剤なのです。ぜひおすすめした活力剤を使ってみてください。

天然植物活力液HB-101

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