レモンバーベナの育て方とは?魅力についても紹介

レモンバーベナの育て方とは?魅力についても紹介

2025.07.29

爽やかなレモンの香りが特徴的なハーブ「レモンバーベナ」をご存知ですか?触れるだけで広がる心地よい香りと鮮やかなライムグリーンの葉が魅力のこの植物は、ハーブティーやアロマとしても人気があります。 初心者でも育てやすく、適切な環境さえ整えれば簡単に育てることができるのです。この記事では、レモンバーベナの魅力や育て方を詳しくご紹介します。

レモンバーベナの魅力

レモンバーベナの魅力

レモンバーベナはクマツヅラ科の落葉低木で、その鮮やかなライムグリーンの葉と爽やかなレモンの香りが特徴的なハーブです。日本では「香水木」とも呼ばれ、触れるとレモンの香りが広がることからその名前がつきました。
南米原産のため暑さには強いものの寒さには弱く、四方に広がる葉は雪の結晶のような独特の形状をしています。8月から9月にかけては白い小さな花を咲かせ、特別な手入れをしなくても1~3mほどの大きさに成長する丈夫な植物です。
その心地よい香りから古くからハーブティーやアロマ、ポプリとして親しまれており、初心者でも育てやすい庭木としても人気があります。

レモンバーベナの育て方

レモンバーベナの育て方

レモンバーベナを育てることは、ハーブガーデニングの中でも比較的簡単で、初心者の方でも気軽に始められます。この爽やかな香りのハーブを自宅で育てるための基本的な方法や、植え付けのコツについてご紹介します。適切な環境と少しの手間をかけるだけで、美しい葉と香りを楽しむことができますよ。

顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に
顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に

苗からの栽培が一般的

レモンバーベナは主に「苗」または「種まき」から育てることができますが、種は市販されていることが少ないため、苗から始めるのが一般的です。園芸店やホームセンターのハーブコーナーで比較的簡単に入手できます。苗の植え付けに最適な時期は5月から6月の初夏で、この暖かい時期に植えることで根付きやすくなります。
レモンバーベナは鉢植えと地植えのどちらでも育てることができますが、その特性を考えると鉢植えがおすすめです。鉢を選ぶ際は、購入した苗よりもひと回り大きいサイズを選ぶと良いでしょう。これにより根が十分に広がるスペースが確保され、健康的に成長します。
植え付けの際は、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。レモンバーベナは太陽の光をたっぷり浴びて育つと、香りが豊かになり葉の色も鮮やかになります。

鉢植えで育てるメリット

レモンバーベナは寒さに弱い性質があるため、特に寒冷地では鉢植えでの栽培が一般的です。鉢植えにすることで、冬季には室内の暖かい場所に移動させることができ、寒さから守ることができます。
東京のような比較的温暖な地域でも、冬の間は室内に取り込むことが望ましいでしょう。鉢植えでのもう一つの利点は、水やりや肥料の管理がしやすいことです。レモンバーベナは過湿を嫌うため、鉢植えであれば水はけの調整がしやすく、適切な環境を維持できます。

レモンバーベナに適した環境

レモンバーベナに適した環境

レモンバーベナを健康的に育てるためには、その原産地の環境を意識することが大切です。南米原産のこのハーブは、特定の条件下で最もよく育ちます。ここでは、レモンバーベナが好む環境条件と、その管理方法についてご紹介します。適切な環境を整えることで、豊かな香りと美しい葉を楽しむことができるでしょう。

レモンバーベナに適した日当たりと温度

レモンバーベナは日当たりがよく風通しのいい場所を好みます。南米原産の植物であるため、暖かくて乾燥した環境が最適です。一日中太陽の光が当たる場所に置くと、葉の色が鮮やかになり、香りも豊かになります。
夏の強い日差しにも比較的強いですが、真夏の直射日光が長時間当たる場所では、午後に少し日陰になる場所を選ぶと良いでしょう。特に鉢植えの場合は、土が過度に乾燥してしまうことがあるので注意が必要です。

天然植物活力液HB-101

レモンバーベナの水やりのコツ

レモンバーベナは過湿に弱く、水のやりすぎは根腐れを引き起こす原因となります。地植えの場合は、基本的に自然の雨だけで十分で、特別な水やりは必要ありません。むしろ水はけの良い場所に植えることが重要です。
鉢植えの場合は、土が十分に乾いたときだけ水やりをします。目安としては、鉢の表面から2~3cm程度の深さまで乾いたら水を与えるとよいでしょう。水やりをする際は、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。これにより、根までしっかりと水が行き渡り、また余分な水分は排出されます。

レモンバーベナの栽培に適した土と肥料

レモンバーベナの栽培に適した土と肥料

レモンバーベナの健康的な成長には、適切な土壌環境と栄養補給が欠かせません。原産地の環境に近い条件を整えることで、より丈夫に育ち、豊かな香りを楽しむことができます。ここでは、レモンバーベナに最適な土の選び方と肥料の与え方について詳しく解説します。

レモンバーベナに最適な土壌環境

レモンバーベナは湿気に弱く、乾燥した環境を好むため、水はけの良い土を選ぶことが重要です。鉢植えの場合は、赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜた土が適しています。これにより適度な水はけと保水性のバランスが取れます。市販のハーブ用培養土も使いやすく、初心者の方には特におすすめです。
地植えを行う場合は、植え付ける2週間ほど前から土の準備を始めましょう。まず苦土石灰を混ぜて土壌のpHを調整し、酸性からアルカリ性に傾けます。その後、腐葉土を混ぜて土壌を豊かにします。さらに川砂を加えると水はけが良くなるので、腐葉土と一緒に混ぜ込むと効果的です。

レモンバーベナにおける適切な肥料の与え方

レモンバーベナに与える肥料は、地植えと鉢植えで管理方法が異なります。地植えの場合は、植え付け時に緩効性の固形肥料を土に混ぜ込みながら耕します。一度の施肥で長期間にわたって栄養が供給されるため、その後の追肥は特に必要ありません。
鉢植えの場合は、初夏の成長期に有機肥料を与えます。化成肥料よりも有機肥料の方が穏やかに効くので、植物にとってストレスが少なく適しています。初回の施肥後は、月に一度程度、液体肥料を規定量より少し薄めて与えると良いでしょう。

まとめ

まとめ

レモンバーベナは少しの手間で育てられる魅力的なハーブです。日当たりと水はけの良い環境を整え、乾燥気味に管理することがポイントです。寒さには弱いので冬は室内で管理しましょう。
爽やかなレモンの香りは心を癒し、ハーブティーやお料理、アロマなど様々な形で楽しめます。ぜひご家庭でこの香り高いハーブを育て、豊かな暮らしに取り入れてみてください。

天然植物活力液HB-101

RELATION関連記事

  • お正月には欠かせない縁起の良い野菜!クワイのご紹介

    この記事ではおせち料理の定番である、クワイの基本情報や栽培方法、そして美味しいクワイの選び方から調理法までを解説します。

    2022.11.01

  • パッションフルーツの種から育てる場合の成功ガイド

    美容と健康に多数の効果があるパッションフルーツを自宅で栽培してみたいと考える方も多いのではないでしょうか。パッションフルーツを種から栽培するのはなかなか難易度が高いとされています。この記事では、パッションフルーツの種から育てるための具体的な工程について説明します。

    2023.10.31

  • 不思議な植物・マザーリーフの失敗しにくい育て方を詳しくご紹介!

    幸運を呼ぶとされるマザーリーフの育て方は園芸初心者でも育てやすく、大きくなるためインテリアにもおすすめの植物です。

    2025.02.18

  • 冬野菜の育て方!初心者でも栽培可能な冬野菜をご紹介。

    秋から冬にかけては、小松菜や春菊、ネギなどの葉野菜の他、ダイコンやニンジンなどの根菜もの栽培・収穫を楽しめます。今回は、北海道や東北地方など寒冷地でも失敗なく育てやすいだけでなく、家庭菜園初心者の方も可能な冬野菜の育て方をご紹介します。

    2019.01.02