放置でも増殖!?子宝草の育て方

放置でも増殖!?子宝草の育て方

2024.08.27

みなさんは子宝草(コダカラソウ)という植物をご存知でしょうか? 子宝草とは、ぷっくりとした肉厚な葉っぱが可愛らしい植物で、日本では「カランコエ」という名称で古くから流通している多肉植物です。 多肉植物の特性を持つため水切れに強く、日差しにも強く、さらに耐えられる温度の幅も非常に広いため、園芸初心者の方の入門品種としても大人気。 また、とても繁殖力が強いため、簡単に増殖させることができる点が魅力的で、名前の由来ともなっています。 むしろ、園芸好きの間では「増えすぎ注意」とまで言われています。 そんな子宝草はどのような植物なのでしょうか。 また、どのように管理をすれば繁殖させることができるのでしょうか。 本記事では魅力たっぷりな「子宝草」を徹底的に解説いたします。

子宝草とは

子宝草とは

子宝草(コダカラソウ)とは多肉植物の一種であり、日本では比較的昔から「カランコエ」として流通していました。
園芸店で見かける機会も多く、かなり普及している植物であると言えるでしょう。
ぷっくりとした肉厚な葉っぱが4方向に伸びていく可愛らしい姿をしていますが、その一番の特徴はなんと言ってもその繁殖力の強さです。
名前の由来もこの繁殖力の強さからきていると言われており、誤解を恐れず言ってしまえば「置いておくだけで増える」レベルの繁殖力を誇ります。

そんな子宝草の概要を下記にまとめました。

和名:子宝草(コダカラソウ) / 子宝弁慶草(コダカラベンケイソウ)
別名:カランコエ
学名:Kalanchoe CLONEKOE
分類:ベンケイソウ科カランコエ属
自生地:「胡蝶の舞」と「シコロ弁慶」を交配させた園芸品種
温度:0℃〜35℃程度まで耐えられる

概要は以上となります。

多肉質な葉に水分を蓄えて置けるため水切れに対して非常に強く、上記の通り温度変化への耐性についてはほぼ最強クラスと言っても過言ではないでしょう。
その育てやすさから園芸初心者の方に非常に人気で、オススメとして名前が挙がる機会も多い植物です。

強いて言えば、乾燥に強いぶん蒸れに対しては弱い点と、直射日光に強い反面、光量が足りないと徒長しやすいため注意しましょう。
この弱点を鑑みても抜群に育てやすい植物です。

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子宝草の育て方

子宝草の育て方

前項にて解説した通り抜群の育てやすさを誇る子宝草ですが、育てるときのポイントが2つありますのでそれぞれ解説いたします。

湿気対策

子宝草は乾燥に強い代わりに湿気には弱いという性質を持っています。
そのため、鉢植えの場合は株自体の大きさに対して大きすぎない鉢に植えるようにしましょう。
なぜかというと、大きな鉢は成長に伴って植え替えをする必要がなく一見便利そうに思えますが、これは落とし穴です。
鉢が大きいということは、その分鉢の中に土をたくさん入れることができ、同時にたくさんの水を蓄えることができます。つまり、株が健康的に吸収できる水分量より多くなってしまい、鉢の中に水が滞留して蒸れてしまうことで結果的に枯れてしまう原因になりやすいのです。

また、鉢に入れる用土は無機質のものを使用した方が水捌けが良いため、推奨されます。
これも蒸れを防止するためのコツです。

そして鉢の置き場所は風通しの良い窓際や屋外を選んであげましょう。

光量の確保

子宝草は強い太陽光を好む植物であるため陽性植物であるといえます。
そのため光量不足は徒長や不健康な状態の原因となってしまうため注意が必要です。

陽性植物の健康な生育に必要と言われる日照時間は6時間〜と言われています。
そのため、基本的には直射日光が当たる場所においてあげた方が管理はしやすいでしょう。

また、屋外に置くことで蒸れを防ぐことにも繋がります。

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子宝草を増やすには

子宝草を増やすには

子宝草を増やしたい場合、特別な技術は必要ありません。
葉っぱから出てくる子株を活用する方法が一般的で非常に簡単です。

株がある程度成熟してくると葉っぱの先に子株が発生します。
発生した子株は葉っぱの先についたまま発根し、自然に落下し土に根を張っていきます。
土に落ちた段階で回収して別の鉢に植えても良いですし、そのまま放っておいても成長してくれます。

子宝草を増やすにあたりポイントがあるとすれば肥料分です。

肥料分について

通常、子宝草は肥料分を必要としません。
しかし、例えば液肥や活力剤などで成長をサポートすればその分子株が良く増えるようになります。
子株によって増え、群生した子宝草は非常に見応えがありますよ。

肥料にせよ活力剤にせよ、希釈具合など詳細な使い方は製品によりますので割愛します。
ただ、使い方や使用すること自体に不安があるようであれば、私は「活力剤」をオススメしています。

なぜかというと、肥料は規定量を厳密に守る必要があるのに対して、活力剤は比較的おおらかに使用できるためです。
特に小さな苗は肥料焼けが致命的なダメージになることもあり得るため、私は活力剤をメインに使用しています。
特に植物栽培の初心者さんや、肥料の使い方がよくわからない方には心強い味方となってくれるでしょう。

参考までに私が使用している活力剤のリンクを下記に貼り付けておきます。
ぜひご参照くださいませ。

株式会社フローラ 「HB-101」

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まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。
本記事では「放置でも増殖!?子宝草の育て方」をテーマにご紹介いたしました。
非常に可愛らしく、丈夫な人気品種である子宝草。
簡単に繁殖させることができるため入門種としてぴったりです。
みなさんもぜひ子宝草の栽培に挑戦してみてくださいね。

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