家庭菜園で作る!枝豆の育て方をご紹介します
2019.10.08
枝豆は、日本人にとって馴染み深い、夏の風物詩とも言える野菜です。ビールのおつまみとして食べる方も多いと思います。病気になることもほとんどなく、収穫の時期を逃さないよう気をつければ家庭菜園でも簡単に育てることができます。枝豆の育て方のコツや手入れの仕方などについて、くわしく見ていきましょう。
枝豆を育てる時期
枝豆を育てるのに適している気温は25度~28度です。植え付けの時期は4月上旬~6月中旬がベスト。枝豆は高温に強い野菜ですが、低温や霜に弱く13度以下になると実がつかない空のさやが増えてしまいます。枝豆の花が咲いてから40日~50日ほどで収穫ができます。
枝豆の苗の選び方と植え付けのコツ
家庭菜園で育てる場合、ホームセンターなどで枝豆の苗を購入するときは、下記の点を参考にしてください。
・茎が太くしっかりしている
・本葉が1.5枚程度のもの
・葉の色が濃い
種からも育てることができますが、初心者の方は枝豆の苗を買って育てるのがおすすめです。
プランターでの育て方
植え付けのコツですが、はじめにプランターでの育て方をご紹介します。プランターは、横幅が60cm程度あれば2~3個の苗を植え付けることができます。土は市販の元肥入り野菜用培養土で問題ありません。プランターで育てる場合は水はけをよくするために、鉢底石を敷いてから野菜用培養土を入れます。苗を植える前にはポットにたっぷり水を与えておきましょう。苗は20cm~25cmの間隔で植え付け、水をたっぷり与えてください。
畑での育て方
次に畑の育て方をご紹介します。まず土作りですが、日本の土は酸性よりになる傾向がありますが、野菜は中性を好むことが多いです。そこで、苗植えの2周間前を目安に苦土石灰(石灰にマグネシウムを混ぜたもの)を混ぜ、土を中和させます。その後、堆肥や元肥を混ぜ込み、よく耕してください。枝豆は他の野菜ほど多くの肥料を必要としないため、窒素分などの肥料は控えめにしましょう。畝(うね)は幅80cm・高さ20cm程度のものを作ります。苗の間隔は30cm程度あけ、植え付けたら水をたっぷり与えてください。
枝豆の水やりと追肥のコツ
枝豆の育て方のポイントは水やりです。枝豆は浅く根をはるため、乾燥に弱いことから土が乾いたらこまめに水をあげましょう。特に、花が咲き始めたら、さやの付きや実入りが良くなるように、水不足には十分に気をつけてください。また、株元に土を寄せると根が増えて、水分をよく吸って育ちます。
植え付けの2週間後から、2週間に1回、追肥を行いましょう。1株あたり一握りを目安に土に混ぜて下さい。
枝豆の害虫対策
鳥や害虫の被害がある場合は、苗を植えたすぐ後にアーチ状の支柱を立てて、寒冷紗(かんれいしゃ、植物を覆う網目状の薄い布)や防虫ネットをトンネル掛けします。収穫まで掛けっぱなしにしておくと、害虫対策に効果的です。枝豆が大きくなったら支柱を使って支えるか、2株を麻ひもで結んで倒れないようにしてあげてもよいでしょう。
枝豆のお世話
摘心という芽を摘み取る作業を行うことで、より枝豆の実のつきが良くなります。本葉が5~6本生えてきたら、その上にある芽を取ってしまいます。手で簡単に摘み取ることができるので、摘心をして実をたくさんならせましょう。
枝豆の収穫
さやを押すと中の実が飛び出すような頃が収穫のタイミングです。枝豆は上の方のさやから実が入るため、下の方のさやに半分以上実が入ったら根元から引き抜きます。実が固くなる前に収穫しておき、すぐに塩ゆですると、甘みが強い状態で食べられます。
枝豆の育て方に迷ったら!植物活力液HB-101
病気になりにくい枝豆ですが、植物なので必ずということはありません。私の場合、ある程度大きくなって植え替えた後、葉がケロイド状に焼けた様になっていることがありました。その時とても効いたのが、植物活力液HB-101です。HB-101は杉や檜(ヒノキ)、松、オオバコなどから抽出したエキス成分により植物の活性化を促す活力剤。植物の栄養素に欠かせない微量要素も含んでいるので植物の成長や土壌微生物の活性化を促すとされています。減農薬栽培や有機栽培にも最適で、病気になりかけた枝豆も見事に復活しました。
まとめ
枝豆は、水やりと収穫のタイミングに気をつければ、プランターでも育てることのできる家庭菜園にピッタリの野菜です。摘心など育て方を知ってお世話をすれば、1株にたくさんの実をつけるので、夏のあいだ毎日食卓に並ぶくらいの枝豆が収穫できますよ。ぜひ、とれたての美味しさをご家庭で味わってみてください。