重要なのは元肥!家庭菜園で育てやすい果物をご紹介

重要なのは元肥!家庭菜園で育てやすい果物をご紹介

2021.07.20

植物を育てる時に重要な栄養素を土に混ぜた元肥。家庭菜園で育てやすい果物を育てる時も元肥は重要なものです。今回は、元肥は何故植物を育てる時に重要なのか?という疑問を詳しくご説明するとともに、家庭菜園で育てやすい果物もご紹介します。果物を育てようと考えている方は、最初にしっかりと施すべき元肥と初心者でも育てやすい果物を同時に知ることが出来ますよ!

家庭菜園で重要な元肥とは?

家庭菜園で重要な元肥とは?

どんな植物を育てるにも必要不可欠な「元肥」。家庭菜園で育てやすい果物を栽培したい時も例外ではありません。そもそも「元肥」とは、家庭菜園で野菜を育てる時の土に初めから加えられている肥料の事を指します。後から追加する「追肥」のように即効性のある肥料ではなく、もっとゆっくりと栄養が土に染み出てくる遅効性の肥料が使われています。

しかし、元肥も与えすぎると育てやすい果物も育ち過ぎて、葉だけが生い茂ったり急激に成長しすぎて弱い株になったりする事があります。逆に元肥が少なすぎると植物の成長スピードが遅くなってしまい健康に育ちません。いくら家庭菜園でも育てやすい果物と言っても、健康に育ってもらうためには、日光、水、そして元肥を始めとする肥料が非常に重要なんです。

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「NPK」って何?

「肥料の3要素」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?野菜や果物も含め、植物の成長に必要な栄養素は全部で16種類必要です。その中でも、「肥料の3要素」と言うのは、家庭菜園で育てやすい果物を栽培する時にも、最も多量に必要で不足しやすい重要な3つの栄養素の事を指します。

1. 健康的な葉や茎の成長を促進させる葉肥「N=窒素」
2. 開花や花、実の成長を促進させる実肥「P=リン酸」
3. 茎や根を丈夫にし、暑さと寒さ、病害虫に対する抵抗性を増す根肥「K=カリウム」

それぞれ植物の生育に必要不可欠な栄養素であり、バランスよく元肥に取り入れることで健康で実成も良い樹に育てることが出来ます。さらに家庭菜園で元肥に加えておくべき需要な栄養素であるカルシウム、マグネシウムを加えると「肥料の5要素」と呼ばれます。

家庭菜園で育てやすい果物は?

植物の成長に必要不可欠な元肥は、家庭菜園で育てやすい果物にも必須なのはお判りいただけたでしょうか?ここでは、元肥の重要さを踏まえて、家庭菜園でも育てやすい果物をご紹介いたします。家庭菜園初心者でも育てやすい人気の果物なので、ぜひ参考にして見てくださいね!

育てやすい果物1.ゆず

育てやすい果物1.ゆず

柑橘系という事で鳥の被害も受けにくいことから、家庭菜園でも育てやすい果物であるゆず。和食を引き立てるだけはなく、皮や果肉はジャムに加工が出来ますし、冬至の日はゆず湯を楽しむことが出来ます。余った皮は冷凍保存できますので、冬の間中ゆずを楽しむことも可能です

ゆずは、対暑性に優れ、柑橘系の中では耐寒性が高い果物なので、マイナス9℃を下回らない地域なら、どこでも育てやすい果物です。日光を好む果物なので、家庭菜園で育てる時には日当たりの良い場所で栽培するようにしましょう。特に罹りやすい病気はありませんが、カイガラムシなどの防除はしっかりとしてください。春に施す元肥は、夏のものよりも多めに上げることで成長を促すようにしてあげましょう。

育てやすい果物2.柿

育てやすい果物2.柿

日本の庭で植わっているのを最も目にするであろう果物である柿は、家庭菜園で育てやすい代表的な果物です。大きくなるため、剪定と病害虫に注意が必要ではありますが、耐寒性に強いので雪が降るような寒い地域でも育てやすい果物と言えます。

柿には、形が紡錘型の「渋柿」と四角い形の「甘柿」があります。さらに「甘柿」にも「完全甘柿」と「不完全甘柿」という種類があり、1本で甘い実を結実させたいのであれば「完全甘柿」の品種である「富有」や「早生次郎」などを栽培しましょう。元肥は、化学肥料を最小限に抑えて、出来るだけ堆肥を始めとした有機肥料を中心に施しましょう。家庭菜園でも育てやすい果物ではありますが、日光を好む果物ですので日当たりの良い場所で栽培をするようにしてくださいね!

育てやすい果物3.キウイフルーツ

育てやすい果物3.キウイフルーツ

家庭菜園で育てやすい果物でもあるキウイフルーツ。育てやすい果物だと言われる理由は、薬剤などの散布をする必要がほとんどないためです。キウイフルーツは、ツル性の植物なのできちんと剪定する必要はありますが、剪定、誘因以外にそれほど手間もかからないため、家庭菜園でも育てやすい果物なんです。

キウイフルーツを植える時の元肥は、化学肥料を最小限に堆肥を始めとした有機肥料を施すことが大切です。また、家庭菜園でも育てやすいキウイフルーツですが、木に雌雄があります。結実させるためには、雌木と雄木の両方が必要です。また、収穫した実は、追熟が必要です。バナナやリンゴと一緒に袋に入れると、バナナから出る「エチレン」と言う物質が塾生を早めてくれる効果があります。

育てやすい果物4.ラズベリー

育てやすい果物4.ラズベリー

家庭菜園でも育てやすい果物だと評判のラズベリーは、茎に棘があるので収穫時には注意が必要ですが、甘酸っぱい実が美味しい果物です。樹高が低くため収穫しやすいのが特徴で、実は生で食べられるだけではなく、ジャムやお菓子に加工が出来ます。代表的な赤だけではなく、黒、紫のラズベリーもおすすめです。

耐寒性が高く、初心者でも育てやすい果物であるラズベリーは、日光を好むので日当たりが良いところで栽培をしてください。元肥は、堆肥を始めとした有機質肥料か即効性化成肥料を施します。品種によっては、秋に実が成った後その翌年の夏にも結実する「二季成り」もあるので、より多くの期間実を楽しむことが出来ます。

育てやすい果物5.ブドウ

育てやすい果物5.ブドウ

紀元前4000年ほど前から食されてきた果物ブドウも、家庭菜園で育てやすい果物の1つです。暑さ寒さに耐性があり、日本の気候でも育てやすい果物に分類されるブドウは、1本の木でも実が成る自家結実性という特徴を持っています。家庭菜園で育てる場合は、欧州の種類よりも米国種の方が育てやすいですよ。

暖かく風の通しの良い場所を好むブドウは、長雨が当たるような場所をあまり好みません。家庭菜園でも育てやすい果物ではありますがツルが伸びるので、棚、もしくは垣根仕立てにする必要があります。成長すればそれなりに大きくなるので、地植えにするのであれば慎重に場所を選んでください。

元肥、追肥ともに化学肥料を用いる必要がありますが、出来るだけ堆肥などの有機肥料を与えるようにしましょう。ブドウは家庭菜園で育てやすい果物と同時に、病気にかかりやすい果物です。薬剤による防除と病気の元となる落ち葉や枯れた巻きひげなどは早めに除去するなど、日頃から手間をかける必要があります。

家庭菜園で育てやすい果物を楽しもう!

家庭菜園で育てやすい果物を楽しもう!

家庭菜園で育てやすい果物を栽培することで、自家製の果樹園を楽しむことが出来ます。元肥を始めとした管理をきちんとすれば、健康で美味しい果物が楽しめますよ!コンパクトに剪定をすれば、プランターでも育てられるので、ぜひ家庭菜園でも育てやすい果物を栽培してみてください。

まとめ

植物の成長にとって重要な役割を担う最初の元肥。家庭菜園で育てやすい果物を栽培する時も、美味しくて甘い実をつけるために元肥は、しっかりと施すようにしましょう。重要な元肥に力を入れることで、すくすくと立派な木に成長してくれます。

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