家庭菜園で果物を育てたいあなたへ!育てやすい果物紹介します♪

家庭菜園で果物を育てたいあなたへ!育てやすい果物紹介します♪

2021.04.27

自分で育てて自分で料理に使える家庭菜園は楽しいですよね!野菜もいいですが、ジューシーで甘い「果物」栽培にもチャレンジしてみたい人も多いのでは?でも育てるのなら、できるだけ失敗の少ない「育てやすい果物」から始めたいですよね。 この記事では、家庭菜園で果物を育ててみたい人のために、育てやすい果物おすすめ3選をご紹介します!家庭菜園で果物を育てる上でのポイントもあわせて解説していきますよ。

家庭菜園で育てやすい果物3選

家庭菜園で育てやすい果物3選

家庭菜園で育てやすい果物の条件とは、以下の3つがそろっていることです。

1. 比較的病害虫に強い果物であること
2. 実付きがよく、たくさん収穫できる果物であること
3. 特別なお世話が不要で育てやすい果物であること

この3つの条件がそろっていれば「家庭菜園で育てやすい果物」と言うことができます。果物の栽培が初めてであっても、育てやすい果物を選べば大きく失敗する可能性は少なくなります。

「家庭菜園で育てやすい果物」の条件がそろっている代表的な植物は、次の通りです。

● 柑橘類・・・レモン、柚、温州みかん
● ベリー系・・・いちご、ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリー
● 果樹系・・・柿、いちじく、びわ、アルプス乙女(姫りんご)、実ウメ
● 南国フルーツ系・・・キウイ、パッションフルーツ、ポポー

今回はこれらの果物の中でも、より家庭菜園で育てやすい果物を厳選して栽培方法を紹介していきます。以下のポイントを考えて3種類を選びました。
● 大きくなりすぎない、小さな家庭菜園でも育てやすい果物
● 無農薬の家庭菜園でも育てやすい果物
● たくさん収穫できて、食用や料理の材料に使いやすい果物

それでは家庭菜園で育てやすい果物3つについて、育て方を見ていきましょう。

顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に
顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に

家庭菜園で育てやすい果物ナンバー1 いちご

家庭菜園で育てやすい果物ナンバー1 いちご

家庭菜園で育てやすい果物1つ目は「いちご」です。甘酸っぱくて高級感があるいちごですが、実は家庭菜園でも育てやすい果物のひとつなんですよ。

家庭菜園で育てる際のポイントは、腐葉土や堆肥などの有機物が豊富な土壌に植え付けること。地植え・鉢植えいずれでも育てることができます。

過度な乾燥には弱いため、夏の暑さや乾燥には注意しましょう。日よけやマルチングで暑さ対策をしてあげると安心です。

家庭菜園で育てやすい果物ナンバー2 レモン

家庭菜園で育てやすい果物ナンバー2 レモン

果物としてだけでなく、料理の材料としても大活躍なレモン。病害虫に強く無農薬で収穫を迎えられる、家庭菜園で育てやすい果物です。株を成長させれば、まさに鈴なり状態に実がなるレモン。家庭菜園に一本植えておくと、スーパーでレモンを買うことがほとんどなくなりますよ。

レモンは暖かい気候を好む植物。家庭菜園内では日当たりのよい場所を確保してください。冬の気温が氷点下になる地域では、鉢植えで育てた方が失敗しにくいでしょう。冬前に室内に取り込んでください。

育てやすい果物で、秋から冬の長い期間収穫できます。熟した実はつど収穫することで、他の実にも栄養が回り次々と収穫できるようになりますよ。

家庭菜園で育てやすい果物ナンバー3 ブルーベリー

家庭菜園で育てやすい果物ナンバー3 ブルーベリー

初心者におすすめの果樹にもあげられる「ブルーベリー」。非常に育てやすい果物で、家庭菜園のラインナップに加えるのにぴったりです。

育てる際の注意点はふたつ。「同系統で違う品種の苗木を選び、2本育てること」と「酸性の用土に植え付けること」

品種の違う2本の苗木を育てる理由は、1本の苗木では結実しないケースが多いから。酸性用土にする理由は、ブルーベリーが酸性用土を好む果樹だからです。

酸性用土を準備するには「ブルーベリー専用用土」を用いるのが最も簡単。もし自分で土のブレンドをしたい場合は、ph調整されていない「ピートモス」を配合して土を酸性に傾けるとよいでしょう。

家庭菜園で果物の栽培を成功させるポイントとは?

家庭菜園で果物の栽培を成功させるポイントとは?

家庭菜園で果物を育てるときは、次の3つのポイントを意識しましょう。

1. 果実を鳥害・虫害から守ること
2. 適切に剪定を行い、養分を実に集中させること
3. 植物の種類にあった環境で育てること

育てやすい果物でも、育てる環境や育て方によって栽培難易度は上下します。できるだけトラブル無く家庭菜園を楽しむためのポイントを、順番に解説していきます。
家庭菜園で育てやすい果物であっても要注意!果実は鳥や虫に狙われやすい
今回紹介した「育てやすい果物3選」は、いずれも病害虫に強く育てやすい果物ばかり。しかし害虫などに強いとはいえ、熟した「果実」は例外。気がついたら家庭菜園の果物が鳥に全部食べられていた…なんてこともよくあります。

ポイントは、果実が膨らんできたら株にネットをかけること。鳥害・虫害を抑えてくれます。これだけで大きな効果がありますが、アリなどの小さな虫による果実の食害もあるため油断は禁物。家庭菜園の果物に実がなり出したら、いつも以上にこまめな観察を意識しましょう。
剪定は株にも果実にもいいことがたくさん!株の観察をかねて定期的な剪定を
大きく育てたいからと、枝を伸ばしっぱなしにするのはNG。混み合った枝やランナー(地を這うように伸びるいちごの茎)は、定期的に剪定しましょう。剪定を行うと、次の様な効果があります。

● 風通しがよくなり、病害虫リスクが減る。
● 果実に栄養が集中し、実が大きく甘くなる。
● 株の観察ができる。病害虫などの異変に気づきやすくなる。

果物を育てやすくするには、環境を整えることが大切

果物を育てやすくするには、環境を整えることが大切
植物にはそれぞれ育ちやすい環境があります。できるかぎり植物が好む環境に近づけて育ててあげるのが、トラブル無く果物を育てるポイントです。

夏場と冬場の対策は特に重要。植物の持つ耐暑性・耐寒性を考慮して、環境を整えてあげましょう。

<夏の暑さ対策>
● 寒冷紗で日よけをする。
● 鉢上げして、風通しのよい半日陰に移動させる。
● 株元にマルチングをして、土の水分の蒸発を防ぐ。
● 定期的に葉水を与え、過剰な乾燥を防ぐ。

<冬の寒さ対策>
● 敷き藁などで株元をおおい、寒さ対策をする。
● 支柱を立ててビニールなどでおおい、簡易的なビニールハウスを作る。
● 鉢上げして室内に移動させる。

まとめ

紹介した「家庭菜園で育てやすい果物」は、手軽かつ実付きがよいものばかり。育てる楽しさと収穫する楽しさ両方を味わえ、一石二鳥のお得感があります。

育てやすい果物から栽培を始め、どんどんフルーツ栽培の魅力にはまってしまう人も多いものです。ぜひ自宅の家庭菜園で、育てやすい果物からチャレンジしてみてくださいね。

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