ワイヤープランツの切り戻し正しく出来てる?必見!種類ごとの切り戻し方法

ワイヤープランツの切り戻し正しく出来てる?必見!種類ごとの切り戻し方法

2021.01.12

ツヤツヤとした緑の葉と、針金が垂れ下がるような個性的なフォルムで観葉植物として人気のワイヤープランツ。 可愛いだけでなく、育て方も簡単で初心者ガーデナーにうってつけの植物です。 しかし、育て方が簡単だからこそ、どんどん成長してしまい姿かたちが乱れがちに…。 せっかくの可愛いフォルムを維持して育てるには、ワイヤープランツの「切り戻し」作業が欠かせません。 この記事では、ワイヤープランツの栽培方法の基本をおさらいし、切り戻しの方法について説明していきます。 ワイヤープランツの斑入り品種の切り戻しで注意すべきポイントについてもまとめました。

ワイヤープランツ栽培の基本

ワイヤープランツは、ニュージーランド原産の植物。育つ場所をあまり選ばず、初心者でも管理が簡単です。

垂れ下がるように育つため他の植物と合わせると動きが出て魅力的。
ワイヤープランツ単体の見た目も美しいので、観葉植物としても人気です。

生育が旺盛で、剪定せずに枝を伸ばし続けると4,5メートルほどにもなってしまいます。そのため、形よく管理するには切り戻しが必須です。

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育てる場所

ワイヤープランツは日当たりを好みますが、半日陰でも育てられる植物。
家の中の日当たりの良い場所で管理することも、外で育てることもできます。

高温多湿と極端な寒さは苦手としています。
ワイヤープランツを外で育てる場合は真夏は半日陰に移動させ、真冬は土が凍結しない場所で管理しましょう。

ワイヤープランツの切り戻し方法

ワイヤープランツの切り戻し方法

ワイヤープランツは生育旺盛で、どんどんつる状の枝が伸びていきます。
定期的に切り戻して形を整えましょう。

なぜ切り戻しをするの?

ワイヤープランツを含めた多くの植物では、切り戻し(剪定)をすることで健全な株を維持することができます。

なぜなら、切り戻しには古くなっていた部分を更新して株を若返らせる効果があるから。

さらに、切り戻した部分から枝分かれを促すため、株を大きくできます。

最初は「植物を切る」ということに抵抗があるかもしれませんが、植物のためになることなので心配いりません。
よほど極端な切り戻しをしたり、切り戻しの時期を間違えなければまず枯れることはありませんよ。

ワイヤープランツの切り戻しを行う時期

ワイヤープランツが切り戻しに適している時期は、真夏・真冬以外のいつでも。
真夏と真冬は新芽が伸びにくい季節ですので、切り戻しを控えたほうが無難です。

ただし、室内栽培の場合は1年中の切り戻しに耐えるケースがほとんど。明らかに生育が落ちている時期以外を狙って切り戻しをしましょう。
基本的には、伸びすぎて気になった段階で切り戻しをしても大丈夫な植物です。

切り戻しをするタイミング

ワイヤープランツが次の状態に当てはまったら、切り戻しのタイミングです。

● 枝の下葉が枯れ落ちる
● 枝が伸びすぎて形が崩れてきた
● 雨が続く時期の前
● 隣の植物に重なるように伸びてきた

ワイヤープランツは、蒸れに弱い植物。風通しを良くする意味でも切り戻しは必要です。
特に、下葉が枯れてきたのは切り戻しが必要なサイン。

伸びっぱなしを放っておかずに、切り戻しのタイミングを逃さないようにしましょう。

ワイヤープランツを切り戻してみよう

必要な道具は、剪定バサミのみ。剪定バサミがない場合は、よく切れる普通のハサミでも可能です。
まずはワイヤープランツの中でこんな枝を見つけましょう。

● 先端が枯れ落ちている
● 葉が落ちている
● 葉の色が悪くなっている
● 長く伸びすぎている
● 枝同士がからまっている

上記のような枝を見つけたら、葉が色よく生えている部分を残してバッサリと切り落とします。
ワイヤープランツは、もとの枝の長さの半分ほどまで切り戻しできます。地植えなどでかなり樹形が乱れている場合はそれ以上に切り戻しても大丈夫ですよ。

普段から、髪の毛を切るように先端を切りそろえておくのもおすすめ。
そこから枝分かれして株が大きくなっていくので、ふんわりと株が大きく成長して見栄えが良くなります。

斑入りの品種を切り戻すときのポイント

斑入りの品種を切り戻すときのポイント

ワイヤープランツには、斑入り品種である「スポットライト」があります。

基本的な切り戻し方法は普通種のワイヤープランツと同様ですが、斑入り葉ワイヤープランツには独自の注意点があります。

それは、「先祖返り」した葉を見つけたら早めに切り戻すこと。

斑入り葉を持つワイヤープランツから緑の葉が出てきた枝があれば、緑の葉の根本で切り戻します。
すると、新芽は斑入り葉に戻って生えてくる可能性が高くなるのです。

先祖返りとは、斑入り葉の植物から「斑なし」の葉が出てきてしまうことです。
斑入り葉は突然変異や品種改良で作られたものですので、自然な緑の葉の方が性質が強くなっています。
斑なしの葉が出てきたのをそのままにしておくと、株全体が斑なしの葉だけになってしまうこともあるのです。

まとめ

ワイヤープランツは初心者におすすめの育てやすい植物。
かわいい形が最大の魅力ですので、しっかりと切り戻しを行い十分にそのよさを引き立てたいですね。
健全な株の育成のためにも切り戻しは大切。気軽にチョキチョキ切ってしまったほうが、ワイヤープランツにとっても幸せなのです。
定期的な切り戻しで、魅力たっぷりのワイヤープランツを長く美しく楽しみましょう!

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