鉢植えの植え替え方法

鉢植えの植え替え方法

2020.05.26

ガーデニングをする上で大切な作業のひとつが植え替え。
鉢植えは限られたスペースでガーデニングを楽しむ際にとても便利ですし、アスファルトの上や玄関先を華やかにしてくれます。
しかし、地植えと違って長く植物を楽しむには植え替えをする必要があります
またポットで苗を買ってきた場合にも、植え替えてあげる必要がありますよね。
植え替えの際の正しい植え替え方法をご存知でしょうか。
ここでは、鉢植えの植え替え方法を解説します。
植え替えのポイントをマスターして、ガーデニングを楽しみましょう。

なぜ鉢植えの植え替えが必要なの?

なぜ鉢植えの植え替えが必要なの?

鉢植えの植え替えはなぜ必要なのでしょうか?
ここでは、鉢植えの植え替えを行う理由を解説します。

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根の育成環境の改善

鉢植えの植え替えをする理由の一番は、根の生育環境を改善させるためです。
長く同じ鉢植えに入れたままにしておくと、根がどんどん育って鉢植えがパンパンになってしまいます。
水分を十分に吸収することができずに栄養が行き渡らずトラブルの原因になってしまいます。
また、夏場の蒸れの原因になり、根腐れを起こすこともあります。

新しい土に入れ替える

新しい土に入れ替えるのも、鉢植えを植え替える目的のひとつ。
鉢植えは毎日のように水やりが必要です。
土が乾いたら水やりをする、ということの繰り返しで徐々に土の団粒構造が崩れて排水性や通気性が悪くなっていきます。
ずっと同じ土を使用していては根の育成が悪くなるので、新しい土に入れ替える必要があるのです。

植物と鉢のバランスの改善

植物はどんどん成長しますので、植木鉢の大きさとのアンバランスが生じてきます
見た目はもちろんですが、根の生育が悪くなるなど植物の成長にも支障をきたします。
また、バランスが悪いと風で倒れやすくなったりなど危険を伴うこともあります。

鉢植えの植え替え時期は?

鉢植えの植え替え時期は?

鉢植えの植え替えは、やみくもにやっては植物にダメージを与えてしまいます。
ここでは、植え替え時期は?どう見分けたら良いの?という点について解説します。

鉢植えの植え替えサイン

次のような状態になったら鉢植えの植え替えサインです。
鉢植えの植え替え時期は、植物のサインを見逃さないようにしましょう

・鉢植えの水やりの際、土に水が染み込んでいかない
・鉢底の穴から根が出てきている
・葉が黄色く変色している、枯れている
・土の乾きが早くなったと感じる

鉢植えの植え替え時期

鉢植えの植え替えを行う際には、時期が大切です。
植物にとって、根はとても繊細な部分。
この根を触る鉢植えの植え替えは春か秋に行うようにしましょう。
植え替えに適している気温は15度以上です。
それ以外の時期は、気温によるダメージを受けてしまいます。
無理をせずに、時期が来るまで鉢植えの植え替えを待ちましょう。

鉢植えの植え替え方法は?

鉢植えの植え替え方法は?

鉢植えの具体的な植え替え方法を解説します。
正しい植え替え方法をチェックしてみてください。

用意するもの

鉢植えを植え替える際には次のものを用意します。
・鉢
・ジョウロ
・スコップ
・根切りバサミ
・鉢底用の土、または軽石
・培養土

根をほぐす

鉢植えから丁寧に植物を抜き取ります。
枯れた根や古い土を手でほぐして取り除きます。
固くてほぐせない時は、根切りバサミを使って絡まった根をカットしていきます。
1/3程度ほぐして取り除けばOKです。

植え込む

新しい鉢に植え込みます。
排水を良くするために鉢底の土や軽石を2~3㎝入れます。
鉢底に大きな穴が空いていれば、鉢底用のネットを敷きます。
その上に土を3㎝程度入れます。
植物が傾かないように丁寧に入れ、根の隙間に培養土を入れていきます。
鉢の縁から3~4㎝残して土を入れていきます。

水をやる

植え込みが終わったら、水やりをします。
素早く水が引いていくのが確認できれば問題ありません。
土が沈んでしまった分は新しく土を足してあげましょう。

鉢植えの植え替えの注意点は?

鉢植えの植え替えの注意点は?

鉢植えの植え替えの際には、注意点があります。
順に見ていきましょう。

ひとまわり大きな鉢を選ぶ

ひとまわり大きな鉢を選ぶのが鉢植えの植え替えの際のポイントです。
それまでと同じ大きさの鉢では根と植物のバランスが取れません。
ひとまわり大きな鉢を選び植え付けることで鉢植えのバランスが取れ、よく育ちます。

下葉を取り除く

鉢植えの植え替えの際、根を切ったり整理した場合には下葉を取り除きます。
根を切ったり整理すると、水を吸い上げる力が劣ります。
今まで付いていた葉の量に十分な水分を吸い上げることができなくなるため、葉の分量を減らす必要があります。
1/3~1/4ほど古い下葉を選定しておきましょう
株の成長に負担がかからず、植え替え後も元気に育ってくれるでしょう。

植え替え後の肥料はNG

鉢植えの植え替え後にすぐ肥料を与えるのはNGです。
植物にとって鉢植えの植え替え後は、いわば手術後のような状態です。
まだ弱っている状態の時に栄養を与えすぎることになってしまい、かえって状態を悪化させてしまいます。
根がしっかり張り、順調に生育していることを確認できるまでは肥料は与えないようにしましょう。

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植物の葉や花の色を鮮やかに、元気に育てることができます。

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まとめ

まとめ

鉢植えの植え替え方法とそのポイントを解説しました。
植え替えは、ガーデニングに欠かせない技術です。
植物は生き物ですから、成長します。
その成長に沿って環境を整えてあげることで大きく元気な花をさかせ、葉も青々と育ってくれますよ。
植え替えのテクニックをマスターして、ガーデニングをもっと楽しみましょう!

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