美味しいブルーベリーの育て方とは?上手に育てるポイントをご紹介!

2025.02.11
アントシアニンやビタミンC、カリウムなどが豊富に含まれているブルーベリーは、地植えや鉢植えで育てることができます。適した育て方をすることで年々すくすくと大きくなり、より多くの実を収穫できるようになります。初心者向けの果樹ではありますが、水やりの頻度や受粉などの注意点を知っておくことも大切です。 今回は、ブルーベリーの育て方についてご紹介します。
ハイブッシュ系とラビットアイ系の見分け方と違い
100種類を超えるとされるブルーベリーには、ハイブッシュ系とラビットアイ系の2つの系統があります。ハイブッシュ系のノーザンハイブッシュは寒さに強い反面暑さに弱く、サザンハイブッシュは暑さに強く寒さには弱い傾向があります。
ラビットアイ系は、実がウサギの目のように赤色に染まってから熟し始めることが特徴です。成長は旺盛である一方、寒さには弱い傾向があるため寒冷地域で育てることは不向きと言えます。
ブルーベリーの育て方のポイント
ブルーベリーを育てる時は、育て方のポイントを意識することでたくさんのブルーベリーの実を収穫できるようになります。日当たりが良い場所を好むブルーベリーですが、樹高が高くなるため育てる場所には注意が必要です。
ここでは、ブルーベリーの育て方のポイントについて詳しく解説します。
土作り
ブルーベリーは、ブルーベリー専用に栄養素が配合された土を使った育て方が簡単です。地植え・鉢植えともに、そのまま使うことができる培養土で育てると初心者でも手軽に植え替え作業をすることができます。
ブルーベリーは酸性質な土を好むため、pHを4.5から5.2に調整する必要があります。土作りをする場合は、掘り起こした土に多めのピートモスを混ぜ込み、腐葉土を加えて通気性と水はけの良い土にしましょう。土がアルカリ寄りになる石灰は混ぜ込まなくて大丈夫です。
水やりの頻度
ブルーベリーは土の表面が乾いてから水やりを行う育て方をしましょう。春や初夏は1日1回程度、秋は2日に1回程度でOKです。真夏は乾燥しやすいため、1日2回水やりが必要な場合があります。冬は、ブルーベリーが休眠状態であるため乾燥気味にします。
ブルーベリーをプランターで育てる場合、地植えよりも乾燥しやすいためこまめに水切れをしていないかどうか注意する育て方をすることが大切です。
肥料の与え方
ブルーベリーは、生育期と収穫後のお礼肥として肥料を与える育て方をすることがおすすめです。ブルーベリー専用の肥料や緩効性肥料、有機肥料などがあります。元肥を施したブルーベリーなら、芽出し肥として3月から6月にかけてと収穫後の礼肥として9月から10月にかけて追肥を行います。株から少し離れた場所に肥料を撒き、軽く土と馴染ませましょう。
美味しいブルーベリーを育てたい人におすすめの肥料が、株式会社フローラのHB-101の顆粒タイプです。小粒で土と馴染みやすく、弱った植物も復活させることができるほど栄養も豊富!植物由来であるため、安心して使うことができます。ブルーベリーに肥料を与えすぎると葉が変色したり株が弱ったりする原因になります。株の様子を見て肥料を撒くことが大切です。
HB-101の詳細については、ぜひ公式サイトをチェックしましょう!
植物の土づくり、土壌改良に「顆粒HB-101」
130g 1,000円
300g 2,000円
1kg 6,000円
受粉
ハイブッシュ系もラビットアイ系も、受粉がしやすい育て方をすることで実付きが良くなります。ブルーベリーを育てる時は、ハイブッシュ系であってもラビットアイ系であっても同じ系統の別品種を側に植えて育てることがおすすめです。
ミツバチなどが受粉をすることで実を結びますが、必要に応じて綿棒などで軽く触れる人工授粉を行う育て方をしても良いでしょう。
収穫時期
ブルーベリーの収穫時期は、種類によって異なるため注意が必要です。一般的にハイブッシュ系は6月中旬から7月下旬、ラビットアイ系は7月中旬から9月中旬が収穫時期とされています。気候が温かいと熟しやすくなるハイブッシュ系は、気候によっては5月下旬から収穫できる場合もあるようです。
熟した実は、濃い紫や青紫色に変化し、軽く引っ張るだけで簡単に取ることができます。実によって熟すスピードが異なるため、こまめに様子を見るようにし、収穫は涼しい時間帯で清潔な手で行いましょう。ブルーベリーは追熟しないため、収穫後はすぐに冷蔵庫や冷凍庫で保管し早めに食べることがおすすめです。
注意したい病害虫
比較的病害虫に耐性があり育てやすいブルーベリーですが、灰色かび病や炭そ病になることがあります。湿気がたまらないように適度に枝を剪定することで通気性を良くする育て方を実践することで防ぐことができます。また、カイガラムシやアブラムシ、コガネムシがつきやすいため、こまめにチェックをして見つけ次第駆除することが大切です。
収穫時期が近付いてきて実が熟し始めると、カラスなどの鳥が食べにやってきます。放置しておくとほとんど食べられてしまうこともあるため、防鳥ネットの設置をすることがおすすめです。
まとめ
ブルーベリーは園芸初心者でも育てやすく、甘酸っぱい実はヨーグルトやアイスに添えたり、ジャムやタルトなどを作って楽しむことができます。栄養も豊富であるため、健康や美容への効果も期待できます。
ブルーベリーを育てる時は、収穫前に水やりを控えめにすることでより甘酸っぱい実を収穫しやすくすることができます。適した育て方をすることで毎年収穫をすることができるため、ガーデニングが楽しくなるでしょう。