育てている植物の元気がない?考えられる4つの原因

育てている植物の元気がない?考えられる4つの原因

2021.04.13

育てていた植物がしおれてきて元気がない!原因が分からないとどうしようもなく、焦ってしまいますね。 良くあるのが「水不足かも!?」と慌てて水やりをすることですが、ちょっと待って!植物の元気がないのには、いくつかの理由が考えられるのです。理由によっては、水やりが逆効果になることもあるんですよ! この記事では、植物の元気がない原因についてトラブル別に詳細を解説。対処法も紹介するので、育てている植物の元気がない原因の特定と対策に役立ててくださいね。

植物の元気がない原因その1 根のトラブル

植物の元気がない原因その1 根のトラブル

植物の元気がない原因としても最も考えられるのが「根のトラブル」。根のトラブルが発生すると、植物には次のような症状が表れます。

●水や肥料をあげても元気にならない。
●葉の色が悪くなる。(葉先が黒ずむ、黄色くなる)
●新芽の色が茶色い。
●茎にしわができる。
●土から嫌な匂いがする。

根のトラブルは、植物にとって死活問題。上記の症状が出て植物の元気がない場合、なるべく早めに対処しましょう。
根のトラブルが起こると、植物は元気がない見た目になります。しおれるので「水不足で元気がない」と考えがちですが、症状をしっかりと観察して判断することが大事。水不足と判断してしまって過度に水やりすると、根腐れを起こし更に症状が悪化させてしまうのです。

根のトラブルによって植物に元気がない理由は、大きく分けて次の2つです。

●根詰まり
●根腐れ・根焼け

それぞれ原因と対策について解説していきます。

根詰まりで元気がない時の原因と対策

<原因>
●サイズの小さい鉢で育てていた場合
●植え替えを行わずに同じ鉢を使い続けた場合

<対策>
鉢栽培の場合、植物の種類にもよりますが最低でも2、3年に一度は植え替えが必要です。植え替えする時は、元の鉢よりも一回り大きい物を用意して植え替えを行いましょう。

根腐れ・根焼けで元気がない時の原因と対策

<原因>
●土が乾かないうちに何度も水やりをする。
●適切な量を超えて、過剰に肥料を与える。

<対策>
水やりは「表土が乾いてからたっぷりと」行うことを徹底します。常に土がジメジメしている状態では、根の呼吸ができず根腐れにつながります。

肥料も多ければ良いというものではありません。与えすぎは根が傷んだり、雑菌が繁殖する原因になりますよ。肥料の説明に記載されている容量を、必ず守って使用するようにしましょう。

顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に
顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に

植物の元気がない原因その2 環境のトラブル

植物の元気がない原因その2 環境のトラブル

次に考えられる元気がない原因は「育てる環境が植物に合っていないこと」です。以下の症状が見られる時は、環境によるトラブルで植物の元気がない可能性があります。

●季節の変わり目になると元気がない。
●「長雨」や「晴れ」が続いた後にしおれる。
●毎年夏や冬が越せない。
●花が咲かない。
●生長スピードが遅い。
●葉やけを起こしてしまう。

環境によるトラブルは、育てる場所を変えることであっさりと解決することも。地植えから鉢植えに変更したり、反対に鉢植えから地植えにすることで調子が良くなるケースもあります。

植物の元気がない「環境によるトラブル」の要因として考えられるのは、次の2つです。

●耐寒性・耐暑性が合っていない。
●植物の好む日当たりになっていない。

それぞれ原因と対策について解説していきます。

耐寒性・耐暑性が理由で元気がない時の原因と対策

<原因>
●耐寒性の弱い植物を、生育気温より低い温度で育てている。
●耐暑性の弱い植物を、暑い環境で育てている。

<対策>
まずは、種や苗を購入する際に「耐寒性」の表記を確認しましょう。育てる地域の環境と合う植物を育てることが、トラブルを避けるポイントです。
耐寒性や耐暑性についての記載がない場合は、ガーデニングショップの店員さんに確認するのが最も確実です。

耐寒性が弱い植物を育てる時は、冬越し対策を実施します。冬は鉢上げして室内に入れたり、寒冷紗をかけて防寒対策をすると良いでしょう。

耐暑性が弱い植物の夏越し対策は、半日陰に移したり寒冷紗をかけたりすることで日よけをします。また土の乾燥を防止するため、株元にマルチングを施すのも効果的です。

日当たりの理由で元気がない時の原因と対策

<原因>
●日向が好きな植物を、日陰で育てている。
●日陰が好きな植物(陰生植物)を、日向で育てている。

<対策>
耐寒性・耐暑性と同様、種や苗の購入時に「育てる場所」の記載を確認した上で、適した場所に植え付けます。

日向が好きな植物の栽培で日向が確保できない場合は、日陰の中でも日当たりの良い場所を選んで植え付けます。午前中は日が差す場所であれば、より生育が改善されるでしょう。

陰生植物を育てる際に日陰が確保できない場合は、日よけが必要です。寒冷紗などで日陰を作ることで、葉やけを防ぐことができます。陰生植物は乾燥にも弱いため、土が乾燥する前に水やりしてください。

植物の元気がない原因その3 病害虫のトラブル

植物の元気がない原因その3 病害虫のトラブル

根のトラブルや環境によるトラブルが重なると、病害虫トラブルのリスクも高まります。

病害虫トラブルの症状や原因は多岐にわたるため、以下に代表的なものを一覧にしました。
該当の症状があり植物の元気がない場合は、病害虫に冒されている可能性が高いです。早いうちに、原因に応じた対策が必要となります。

症状 考えられる病害虫 主な対策
葉に白い斑点がある
  • ・ハダニ
  • ・カイガラムシ
  • ・うどんこ病
    • ・(ハダニ、カイガラムシ)ブラシで落とす。
    • ・対応する薬剤を使用する。
    葉に黒い斑点がある
    • ・すす病
    • ・さび病
    • ・黒星病
    ・対応する薬剤を使用する。
    葉にかじられたあとがある
    • ・アオムシやイモムシ
    • ・ナメクジ
    • ・バッタ
    • ・コガネムシ
    • ・捕殺する。
    • ・対応する薬剤を使用する。
    株全体が枯れてくる
    • ・コガネムシの幼虫
    • ・センチュウ類
    • ・立枯病
    • ・白絹病
    • ・(コガネムシの幼虫)捕殺する。
    • ・(コガネムシの幼虫)対応する薬剤を使用する。
    • ・(センチュウ、立枯病、白絹病)土壌消毒する。

    病害虫トラブルは、育てる環境を改善してこまめに手入れすることで発生を予防するのが最も効果的です。以下の方法を試してみてください。

    ●同じ科の植物の連作は避ける。
    ●風通しがの良い場所で栽培する。
    ●株が混み合う前に剪定する。
    ●様々な種類の植物をバランス良く育てる。

    植物の元気がない原因その4 栄養不足

    植物の元気がない原因その4 栄養不足

    根・環境・病害虫全てに該当しない場合、栄養不足で元気がないことが考えられます。栄養不足で元気がない時の症状は、以下の通りです。

    ●植物の全体的な色が悪い。
    ●生長スピードが遅い。
    ●花が咲かない。花つきが悪い。
    ●実が大きくならない。

    これらの症状が出た場合は、適切なタイミングで追肥を行います。また、天然成分でできた植物活力剤である「HB-101」を使用するのも効果的。週に1回程度、規定量に希釈した「HB-101」を土に与えることで、植物自体の免疫力を強くする働きがあります。

    まとめ

    かわいがっている植物の元気がない時には、育てる環境や水やりの仕方について今一度考えてみると解決の糸口が見えてきます。株の様子や葉の裏表、色に変わったところがないかなど、とにかく「観察」することが大切です。

    この記事で紹介した方法を実践し、トラブル知らずのガーデニングを目指しましょう!

    天然植物活力液HB-101

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