初心者でもできる!花の基本的な育て方と 注意点を分かりやすく解説
2019.01.26
ガーデニング初心者にとって、花を一から育てることは難しいことと思うことでしょう。花を育てるためには何を準備したらいいのか、どのような手入れが必要なのか分からないため、花はもっぱら切り花で楽しんでいるという方も多いかもしれません。そこで、この記事ではガーデニング初心者の方でもできる、鉢やプランターに苗を植える花の育て方と注意点についてご紹介していきます。庭やベランダで花を育ててみたいけれど、どのように育てたらいいか分からないとお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
初心者でもできる基本的な花の育て方
ガーデニング初心者の方でもできる、基本的な花の育て方をご紹介していきます。
【花の苗を選ぶ】
初心者の方でもきれいな花を育てていくためには、まずはいい花の苗を選ぶことです。花の苗が弱っていたり、害虫がついていたりすると、育てることが難しくなります。いい苗を選ぶ際のポイントは、葉の数が多く、茎がぐらつかずしっかりしているものを選びましょう。
【花を育てる場所を選ぶ】
次に、花を育てる場所も大切なポイントです。花を育てる場所は、庭やベランダの日当たりがよく、風通しのいい場所を選びましょう。特に、一日の日照時間が4~5時間の場所がおすすめです。
【土づくりを行う】
花を元気に育てるためには、土づくりも重要なポイントとなります。土の状態が悪いと、根が弱って花が育たなくなります。
花が育ちやすい土とは、保水性がありつつも水はけがよく、保肥性もある土です。
また、花に合わせた酸度の土であることも必要です。そのため、花を育てる際には鉢植えに使う土の土づくりを行いましょう。
土づくりの方法は、市販の腐葉土や堆肥、赤玉土を配合し、酸度が高い土の場合は消石灰を混ぜて酸度を調整します。鉢やプランターに花を植え付ける際の基本的な土の配合割合は、赤玉土7割、腐葉土3割です。
【花を植え付ける鉢を選ぶ】
花を植え付けるための鉢を準備します。
花を植え付ける鉢の適したサイズは、花の苗が入ったポットよりも一周りサイズの大きい鉢です。
鉢のサイズが小さいと根がうまく張れずに花が育ちにくくなりますし、反対に鉢のサイズが大き過ぎると、土が水や栄養を吸収してしまうので、花に栄養が行き届かず育ちにくくなります。
花を植え付ける鉢は、適したサイズのものを選ぶようにしましょう。
【花を植え付ける】
花を植え付ける前に、鉢の底に底石を敷き詰め、通気性をよくします。そして、その上から土づくりで配合した土を入れます。
花の苗をポットから取り出す際には、苗の状態をよくチェックしておきましょう。根が腐っていないか、また害虫や弱っている部分があれば、先に取り除いておきます。
最後に、苗を鉢に植え付けた後はたっぷりの水をあげましょう。
【追肥を行う】
花がきれいに育つためには、栄養が必要です。そのため、定期的に追肥を行い、花に栄養を与えましょう。
追肥を行うタイミングは、葉が弱ってきたり変色してきた時や、咲く花が小さくなった時です。
肥料の種類は、液体タイプや固形タイプなどがあります。花の種類、目的に合わせて肥料を選びましょう。
【花の切り戻しや花がら摘みを行う】
花を植え付けた後、花が生長してきたら、花のお手入れもきちんと行いましょう。
花の茎が伸び過ぎてしまうと栄養をさらに必要としますし、見た目にも不格好となりますので、「切り戻し」を行いましょう。切り戻しのタイミングは、花の数が少なくなってきたら行います。花の形を整えるように、全体的に茎の部分を切り戻して大丈夫です。
また、花が枯れてきたら「花がら摘み」を行いましょう。花がら摘みとは、枯れてしぼんだ花を摘み取ることです。枯れた花をそのままにしておくとどんどん栄養を吸収してしまい、次の花が育ちにくくなります。
また病気にもなりやすくなるので、枯れた花はそのままにせず、定期的に花がら摘みを行いましょう。
初心者が花を育てる際に注意すべきこととは
ガーデニング初心者が花を育てる際に注意すべき点を紹介していきます。
水のやり過ぎに注意
筆者も花を育てる時には、ついつい可愛い花に水をあげたくなります。
しかし、花に水をやり過ぎると根腐れを起こして花が枯れてしまう場合があります。そのため、一つ目の注意点としては水やりのタイミングは間違わないようにするということです。
水やりのベストなタイミングとは、土の表面が乾燥した時です。土の表面が乾いていたら、たっぷりの水をあげましょう。
土に乾燥と湿気のメリハリを与えることで、イキイキとした花を育てることができます。
肥料のやり過ぎに注意
二つ目の注意点としては、水やりと同じで、良かれと思って肥料をやり過ぎると、根が「肥料焼け」を起こして腐ってしまう場合があります。
人間も同じで、食べ物の食べ過ぎは体に悪いですよね。
花も栄養を摂り過ぎると逆に元気をなくしてしまいますので、水やりと同様、栄養の与え過ぎには注意しておきたいですね。
肥料には液体タイプと固形タイプなどがありますが、液体タイプは水で希釈して散布するので、希釈する割合を間違えないようにしましょう。固形タイプも、パッケージに記載されている適量を撒くようにします。
また、固形タイプは肥料が凝縮されており、茎に直接触れると茎が栄養を吸収し過ぎてしまうので、茎に触れないよう注意しておきましょう。
まとめ
ガーデニング初心者の方でも簡単にできる、花の育て方について解説してきました。
筆者もはじめてガーデニングで花を育てる際、難しいことばかり考えてしまい、なかなか腰を上げることができませんでした。
しかし、この記事を読んでいただいて、思っていたよりも、花を育てることは難しいことではないとみなさんも思われたかもしれません。
基本的な花の育て方や注意点を守りながら自分の好きな花を育て、ぜひガーデニングを楽しんでみてくださいね。