バラを種から育てる魅力とそのコツ

バラを種から育てる魅力とそのコツ

2023.09.26

バラはその美しさと香りから、多くの人々を魅了して止まない花です。 バラには数千種もの品種があり、それぞれに違った色、形、香りがあります。深い赤から淡いピンク、鮮やかな黄色、そして純白まで、色のバリエーションは非常に豊かです。また、花びらの形も一重から八重、スパイラル状からフリル状までさまざま。その豊かな品種の中から、好きなものを選び育てるのは、まるで宝探しのような感覚です。そして、種から育てるバラは、市販の鉢植えのバラとは一味違った感動を生み出すのです。バラの特性から、種から育てるその過程自体が一つの創造活動とも言えるものになるでしょう。自分の力で育て上げることの喜び、そしてそこから生まれる自分だけのオリジナルバラは、他のどの花とも違う特別な魅力をもっています。

バラを種から育てる魅力

バラを種から育てる魅力
バラはその美しさと香りから、多くの人々を魅了して止まない花です。
通常販売されているバラの苗は、台木(ノイバラが使用されることが多い)に親木となるバラの枝や芽を継ぎ作られた接木、いわばクローンです。なぜそのように作られるかというと、一つは成長速度の違い、もう一つは、種から育てたバラは、親木と全く同じ特徴を持つ花を咲かせない場合があるからです。世界に数千種類存在するバラから、種を育て収穫し、そのタネをまいて育てることで、唯一無二のバラを育てることができることから、種から育てるバラは、その過程自体が一つの創造活動とも言えるでしょう。自分の力で育て上げることの喜び、そしてそこから生まれる自分だけのオリジナルバラは、他のどの花とも違う特別な魅力をもっています。

バラの品種の豊かさ

バラには数千種もの品種があり、それぞれに違った色、形、香りがあります。深い赤から淡いピンク、鮮やかな黄色、そして純白まで、色のバリエーションは非常に豊かです。また、花びらの形も一重から八重、スパイラル状からフリル状まで、さまざまです。その豊かな品種の中から、好きなものを選び育てるのは、まるで宝探しのような感覚です。そして、種から育てるバラは、市販の鉢植えのバラとは一味違った感動を生み出すのです。

種からバラを育てるには、手間と時間がかかりますが、その分だけ得られる喜びは大きいでしょう。種が芽を出し、成長する様子を見守るのは、まるで子育てのよう。バラの新芽が小さな花びらを開く瞬間は、感動的な体験であり、その喜びは筆舌に尽くせません。また、育てていくプロセスの中で、自然の生命力や命の尊さを感じることができます。また、バラの育種家の苦労を体感・知ることで、いま世に生み出され、販売されているバラにも一層愛情が増すことでしょう。

バラを種から育てるコツ

バラを種から育てるコツ

バラの種のとり方

好きな品種のバラの花粉を種ができやすい品種のバラの花につけ(受粉させ)、そのまま花が終わり、実が赤やオレンジに熟すまで育てたのち、バラの実を収穫します。ローズヒップが楽しめる品種などは、花後そのままにしておくだけで実が育つものもありますので、まずはその実を使ってチャレンジしてみるのも手軽にチャレンジできて良いですね。
バラの実を収穫したら清潔なカッターなどで実を割り、中から種を取り出します。
種のまわりには発芽抑制成分が含まれているので、取り出した種を綺麗に洗います。
その種を土にまき、適切な管理をして発芽させます。種まきについてのポイントは後述するポイントを参考に行うと良いでしょう。

バラの種まきの適季と播種時期

バラを種から育てるのはとても難易度が高いと言われていますが、管理やタイミングのコツを知ることで発芽率を高めていくことができます。それぞれのポイントとタイミングを理解し、正しく育てるために知らなければならないことをお伝えします。

まず、バラの適季と播種時期について紹介します。バラの種まきの適季は、春または秋が最適です。しかし、南部の温暖な地域では冬でも可能です。また、種のまき時期は適季の少し前、つまり冬終わりから春の初めか、夏の終わりから秋の初めが最適です。なお、一般的には春播きが多いようです。理由は、春にまくことで秋までに十分な大きさに育ち、冬越しをすることが可能になるからです。さらに播種のタイミングも重要であり、日の出や日の入りが急に早くなったり遅くなったりする時期を避け、日照時間が安定して長い時期に行うことが求められます。

また、種の発芽には、発芽前に冬の冷たい気候に晒されることが必要です。
秋に種を土に蒔いて、冬を経てそのまま春の発芽を待つか、それ以外のタイミングに実を収穫した場合は、綺麗に洗った種を冷蔵庫で2週間〜3週間ほど保管し、その後種を土に蒔くと良いでしょう。冷蔵庫に保管する場合は、種が乾かないよう濡らしたキッチンペーパーなどで保湿をすると良いでしょう。

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バラの種まきのポイント

バラの種まきのポイント
種まきの方法とポイントについて紹介します。バラの種まきには、まず適したプランターまたはポットを用意します。その上に播種用の土を敷き、バラの種をまきます。
土は水はけがよく、肥料分の含まれない清潔な土を用意すると良いでしょう。播種後は、軽く土で覆い、最後に水やりを行います。バラの種は地面の下でも十分に光を受けられるよう、埋める深さは1cm程度が最適です。また、バラの種は乾燥に弱いので、まく前には十分に水分を吸わせておくことが重要です。さらに育てる初期段階では、乾燥を避けるために定期的な水やりが必要です。しかし、過湿は病気の原因となりますので、乾きすぎない程度にちょうど良い水やりの管理が必要です。

発芽後の管理

バラを種から育て、無事発芽した場合の管理についてお伝えします。
双葉が出て、本葉が展開してきます。つい早く植え替えをしてあげたくなってしまいますが、幼い苗へ根にダメージを与えることで、せっかく発芽したバラが枯れてしまっては悲しいですよね。いくつか本葉が展開するまでは植え替えをグッと我慢して成長を待ちましょう。

本葉がいくつか展開して苗がしっかりしてきたら、根を痛めないように注意しながらひとまわり大きな植木鉢に植え替え支柱をさします。この時いきなり大きな鉢に植えてしまうと根腐れの原因になります。生育に合わせてじっくり鉢の大きさを大きくしていきましょう。
この時もまだ肥料のない、水はけの良い土を使用すると良いでしょう。そして2回目の鉢増しをするぐらいのタイミング以降から、肥料分のある土を植え付けに使用したり、追肥や液肥などを成長の様子や季節に合わせて行うと良いでしょう。

バラの肥料のおすすめ

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顆粒HB-101植物の土づくり・土壌改良に

バラを種から育て、無事発芽した苗が大きくなってきたら、季節に合わせ肥料を追肥したり、液体肥料で生育をサポートしたりしてあげると良いでしょう。HB101は、液体タイプと土に混ぜ込むだけで使える顆粒タイプの2種類があり、用途や目的に合わせて使用できる植物活力剤です。テレビ・新聞などでもお馴染みで、世界中の8000万人の農家・園芸家に愛用されているため安心して使用することができ、おすすめです。

まとめ

栽培には時間がかかりますが、好きな品種の新しいバラが芽を出し、花を咲かせるプロセスを見守ることは大変な喜びとなります。そして、育てたバラの花から、自分だけの新たな種を取り出し、それをまた土にまき、丹精込めて育てていくと、自分だけのオリジナルバラが誕生するのです。バラを種から育てるのはとても難易度が高いと言われていますが、管理やタイミングのコツを知ることで発芽率を高めていくことができます。それぞれのポイントとタイミングを理解することで、唯一無二のバラに出会うことができたら、園芸がまた新たな楽しみとなることでしょう。

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