自慢の庭に縦に伸びる木を植えよう!美しくて人気のある庭木12選
2022.05.03
家に木があったら素敵ですよね。風が木々にこすれる音や季節になると咲かせる花を見ると、とても平和で癒されます。家族の家だという証明にシンボルツリーを植える方も増えてきました。今回は、そんな庭木におすすめの樹をご紹介。手入れも少ないので、手軽に植えられますよ!
庭木の選び方
家に1本、縦に伸びる木があると自然を感じられて和みます。最近ではシンボルツリーとして庭に木を植える人も増えています。人気が高まっている庭木ですが、選び方をきちんと把握していないと失敗してしまう可能性があるんです。
ガーデニングで使う植物や花と違って庭木は、かなり大きくなります。縦に伸びる木を植える際何に気を付けなければいけないのか、今の庭に植えられるのかをしっかり把握しましょう。庭が小さいと大きくなった木が邪魔になったり圧迫感を与えてしまったりするので注意してくださいね。
庭木の植え方の注意
庭木は大きくなると、庭師に手入れをお願いしなければいけなくなります。最初から大きい木を植えたいのなら庭師への依頼が必須。小さい苗なら、自分で植えることが可能です。まずは、植えたい場所にどんな庭木を植えたいのかを想像してみましょう。
植えたい場所の土は、粘土質はNGです。水はけを良くするために周囲1m、深さ50㎝程を掘り、赤玉土(小粒)7:腐葉土3を混ぜた土を施します。ビニールポッドを取り去った苗を浅めに植えたら、土を少し盛り上がるようにして植えていきましょう。一段高くすることで、庭木が大きくなるにしたがって特別な場所を演出することが出来ます。
また、縦に伸びる木には「きき枝」があります。たくさん生えている枝の中で、全体のポイントとなっている枝のことです。きき枝を重視して植えることで、庭木全体が安定します。地植えなので頻繁な水やりは不要ですが、土が乾燥したらたっぷりと水やりをしましょう。
①金木犀(キンモクセイ)
キンモクセイは、キンモク科モクセイ属の常緑樹です。花言葉は、「謙虚」「気高い人」。オレンジ色の小さな花が秋になると咲く庭木です。縦に伸びる木の中では昔から愛されている種類で、植えているお宅をよく見かけます。開花季節である9月中旬~10月中旬になると、キンモクセイ特有の甘い香りを楽しむことが出来ます。
耐暑性はありますが、寒さには弱い特徴を持ちます。樹高は5~6m。防風林としても植えられます。花は小さく掃除をする際に大変なので、植える時は、掃除がしやすい場所がおすすめです。
②サルスベリ
サルスベリは、ミソハギ科サルスベリ属の落葉中高木です。花言葉は、「雄弁」「愛嬌」「あなたを信じる」など。猛暑の夏でも長く可愛らしい花を咲かせることから「百日紅(ヒャクジツコウ)」とも呼ばれる庭木です。木登りの達人である猿も滑りそうなツルツルとした樹皮が特徴で、ピンク、白、濃い赤紫、紫から花色を選べます。開花時期は、7月~10月。
街路樹としても植えられていることが多いサルスベリですが、本来はかなりの大木になる木です。樹高は最大で約10m。丈夫なため初心者にも人気のある庭木です。日当たりが良く風通しの良い場所を好みます。
③サンシュユ
サンシュユは、ミズキ科ミズキ属の落葉樹です。ハルコガネの別名の通り、鮮やかな黄色の小花が美しい木です。見ごろになると、30個ほど集まった直系2~3cmほどの花序が木全体に咲き誇ります。サンユシュの花言葉は、「持続」「耐久」。開花時期は、3月~4月。樹高は最大で8mになります。
花が咲き終わると、グミの実に似た真っ赤な実をつけます。食用なので、ヨーグルトなどに混ぜると食べやすいでしょう。耐暑性には強く、東北地方などではない限り安心して育てられます。肥沃で日当たりの良い場所を好む庭木です。
④ライラック
ライラックは、モクセイ科ハシドイ属の落葉樹です。ヨーロッパ原産の庭木で、和名はムラサキハシドイ、フランス語ではリラ(Lilas)とも呼ばれます。ライラック色と呼ばれる鮮やかな紫色の花が美しい庭木です。紫色が有名ですが、花色が多く紫色以外に無地色、ピンク、白などがあります。花の咲き方も一重や八重があり、豊富なバリエーションが魅力の庭木です。花言葉は、「思い出」「友情」。開花時期は、4月~6月。樹高は、最大で3mになります。
冷涼な場所、特に夏の夜の気温が下がるような土地を好みます。東北や高原地帯などがおすすめの縦に伸びる木です。ライラックは、本来4つに割れた花びらを持つ木ですが、稀に5つに割れた花弁を持つ「ハッピーライラック」が咲きます。誰にも見つけたことを教えずに飲み込むと、生涯愛する人と幸せに過ごせるという言い伝えがあります。
⑤オリーブ
オリーブは、モクセイ科オリーブ属の常緑樹です。キンモクセイに似た白や黄色の花を咲かせます。花言葉は、「平和」「知恵」。平和の象徴としても有名な木です。銀緑色の美しい葉っぱが人気で、洋風の家の庭にぴったり。食用オリーブの実をつけるので、収穫出来れば手軽に料理などに活用出来るでしょう。渋いので、そのまま食べるのはおすすめ出来ません。開花時期は、5月~6月。
地植えにして放置すれば、樹高が10m以上成長します。庭木としてコンパクトにしたいのなら、剪定は必須です。暑さにとても強く、日当たりと風通しが良い環境を好みます。反面加湿に弱いので、水はけのよい土を用意しましょう。
⑥アジサイ
アジサイは、アジサイ科アジサイ属の落葉樹です。一見花に見えるガクも美しい庭木です。梅雨に季節になると、ガクの中心に可愛らしい花を咲かせます。花言葉は、「移り気」「無常」。青、ピンクを始め、多様な花色、花の形のものが販売されています。開花時期は、5月~7月です。
丈夫で育てやすいため、ガーデニング初心者でも安心して育てることが出来ます。アジサイは、土の色でもガクの色を変化させる不思議な花です。酸性が強ければ青、アルカリ性が強ければ赤に変化します。樹高は1~2m。アジサイの品種の中には、中毒を起こす毒が含まれているものがあります。特に花を飾る際には、花瓶の水をペットが飲まないように注意してください。
⑦シマトネリコ
シマトネリコは、モクセイ科トネリコ属の常緑樹です。オリーブと同じくシンボルツリーとして人気の縦に伸びる木で、丈夫で育てやすい特徴を持ちます。反面成長がとても早く、樹高が10m以上になります。こまめな剪定がとても重要です。
密集した葉っぱも美しいですが、可愛らしい白い花を咲かせます。花言葉は、「偉大」「服従」「高潔」など。開花時期は、6月~7月。耐暑性に強く、最低気温-3℃くらいまでの地域なら耐えられます。日当たりが良いにこしたことはありませんが、ある程度の日陰でも育つでしょう。縦に伸びる木の中でもとても大きくなる種類です。その分根も大きくなるので、水道管などの近くには植えないようにしましょう。
⑧夏椿(シャラ)
夏椿は、ツバキ科ナツツバキ属の落葉樹です。シャラの別名を持ち、古くから聖なる木として寺院などに植えられてきました。6月頃に花芯が黄色のツバキに似た花を咲かせます。花色は白。花言葉は、「愛らしさ」「はかない美しさ」。
庭木としての人気が高い夏椿ですが、樹高が10~15mにまで成長します。花が咲き終わった9月~10月にかけて赤い実が見られます。熟すと先が割れるので、種を取ることが出来るでしょう。乾燥に弱く、西日が強い場所は向きません。半日陰の場所に植えましょう。
⑨梅もどき
梅もどきは、モチノキ科モチノキ属の落葉樹です。樹形や葉の形は梅に似ています。5月~7月にかけて小さな紫色の花を咲かせます。花言葉は、「知恵」「明朗」「深い愛情」。庭木や生垣として人気の梅もどきは、色鮮やかな真っ赤な実が特徴です。ただ雌雄異株なので、真っ赤な実をつけるのは雌株のみ。
害虫を寄せ付けず、耐暑・耐寒にも優れているので初心者でも育てやすい庭木です。樹高は、最大で3m。水はけがよい土を好みます。日なたや午前中にだけ日光が差す場所が良いでしょう。真夏の暑さも平気ですが、夏場も影になる場所を好みます。
⑩紅葉
紅葉の中でも特に庭木として人気なのが、イロハモミジ。ムクロジ科カエデ属の落葉樹です。日本で最もよく見かける紅葉の代表種でもあります。4月~5月の開花時期になると赤い花を咲かせます。花言葉は、「大切な思い出」「美しい変化」。気温や日当たりによって紅葉が楽しめる紅葉は、庭で季節を感じられると人気の庭木です。
夏の日差しにもある程度は耐える丈夫さを持ち、土地に応じた樹形も楽しめるでしょう。肥沃な土地なら毎年楽しませてくれる紅葉ですが、樹高が最大で7mになります。剪定はもちろん、落ち葉の掃除もこまめにしましょう。
⑪ムベ
ムベは、アケビ科ムベ属の常緑のつる性の樹です。ガクが花弁状になった小花が5輪前後に固まって花を咲かせます。花言葉は、「愛嬌」。開花時期は、4月下旬~5月にかけて。白やクリーム色の花の中心には紫の紅紫色の筋が入っています。
生垣としても植えられるムベはフェンスなどに這わせて、目隠しとして用いられます。日当たりが良い湿り気のある場所を好む庭木です。丈夫な庭木のため、初心者でも育てやすいでしょう。秋になると、実が熟すので食べることが出来ます。アケビのように実が熟して裂けることはありません。
⑫ハナミズキ
一青窈さんの歌でもなじみ深いハナミズキは、ミズキ科ミズキ属の落葉樹です。開花時期は、桜の開花が終わった4月~5月。花は、ピンク、赤、白です。花言葉は、「華やかな恋」「わたしの想いを受けいれてください」。実が成りますが、食用向きではありません。各地の街路樹などで植えられるほど人気がある庭木です。市や区の指定花としても知られています。
日当たりの良い場所を好む木で、花付きも良くなります。耐暑・耐寒はやや弱いですが、初心者でも育てやすい庭木です。水はけの良い土を好みます。樹高は最大で8m。かなり縦に伸びる木なので、コンパクトにしたいのなら剪定でコントールしなければなりません。
庭木にも使える活力剤HB-101
庭木を植える際、出来るだけ長く楽しみたいですよね。美しい花が咲く種類なら、毎年開花する時期が楽しみになるはずです。庭木の花付きや成長を助けたいのなら活力剤がおすすめ。植物の種類問わず使えるHB-101なら、庭木でも安心して与えることが出来ます。
顆粒タイプで土に混ぜ込めますし、液体タイプを薄めて水やりの際に与えるのもおすすめです。定期的に与えることで、毎年美しい花と葉っぱを楽しめるでしょう。庭木もうどんこ病などにかかることがあります。HB-101は、杉やヒノキなど天然の防虫効果のある成分を100%使っているので抵抗力もつきます。大切なシンボルツリーでもある庭木の健やかな成長を助けられるでしょう。
庭木も健やかに育つHB-101
液体タイプ:35cc~1ℓ 1,000円~19,000円
顆粒タイプ:130g~1kg 1,300円~6,000円
まとめ
キンモクセイやサルスベリなど、お馴染みの庭木も手入れが少なく済むおすすめの庭木です。植えっぱなしでも基本的に育ちますが、かなり縦に伸びる木が多いので剪定は定期的に行いましょう。植える場所もよく考えなければ、家が日陰になってしまったり大きくなって思った以上に邪魔に感じたりしてしまいます。せっかく植えるのですから、木にとっても人にとっても良い場所に植えてくださいね!